90年代に注目を浴びたBMWルック
1990年代のドレスアップといえば、ヨーロッパ車をモチーフにした内外装のコーディネイトで間違いない。なかでも人気があったのがフォルクスワーゲンとBMWをモチーフにしたものだった。そこで今回はBMWをモチーフにしたエクステリアのカスタマイズを、1995年と1997年発行のワゴニストから抜粋して紹介しよう。
90年代に流行した初代ホンダ「オデッセイ」の定番カスタムは「ヨーロピアン・レーシー」だった! バックスキンで仕上げた内装とは?
BMWルックの核になるのはやっぱりフェイス!
まずひとつサンプル例として紹介するのは、初代スバル・レガシィだ。オリジナルで製作したキドニーグリルをセットし、オペル・アストラ用の4灯ヘッドライトを移植した。サイズ的に足りない部分はFRPで塞ぎ、自然に埋め込まれているかのように演出。ホンダ・シビックシャトル用のヘッドライトウォッシャーをセットして、BMWらしいフェイスに仕立てた。
ほかにBMW用のホワイトサイドマーカーなども流用。キャラクターを左右しない部分にはフォルクスワーゲン用のパーツも使っており、例えばリヤガーニッシュはゴルフ用を加工し、テールランプはオーストラリア仕様となる輸出仕様パーツを装着。一見するとコレがレガシィだとはまったく思えないほどの完成度だ。一気に輸入車ちっくに進化している。
市販品をベースにキドニーグリルを自作
そしてもう一台、市販品をベースにキドニーグリルを作り上げた車両を紹介しよう。こちらのベース車両は日産アベニールだ。
市販のフロントグリルをベースに、丹念にヤスリ掛けをし、上下のフレームをスリムに。さらにフラットな雰囲気を出すために、できる限り厚みをなくす加工が施されている。また純正グリルのバーを、市販品グリルの真ん中へ縦にセット。パテ埋めして、キドニーグリルっぽさを演出した。
クルマも当時のBMWのアイデンティティであった丸目4灯+キドニーグリルのセオリーを守っていることがよく分かる。
* * *
90年代は国産のステーションワゴンが全盛だった時代。その発端は欧州におけるステーションワゴンの人気に由来している。それゆえ、欧州ステーションワゴンをベースにチューニングを手掛けるサプライヤーも多かったのは間違いない。このような事情からも、さまざまなサンプル例が輸入車情報誌や海外の雑誌などを通して紹介された。
国産車でも当時はまだまだ数少なかったミニバンより、ステーションワゴンの方がラインアップが多かった。つまり、車高やボディタイプから見ても親和性のある欧州ステーションワゴンからドレスアップをトレースしやすい環境にあったという時代背景がある。
90年代後半に一斉を風靡したBMWやVWのルック仕様だが、2000年代前半には、こうしたヨーロピアンスタイルは数少なくなってしまった。しかし、令和のいま見返してみると、カスタムにかける当時のオーナーの熱量が半端なかったことがよく伝わってくる。
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