この記事をまとめると
■せっかく憧れのクルマを手に入れたなら、愛車に似合うファッションを楽しみたい
乗るたびに惚れ直す! けっして高額じゃないのに内装がオシャレすぎる軽&コンパクトカー5選
■しかしメーカーのロゴが堂々と入ったアイテムなどはオタクっぽく見えてしまうことも
■この記事ではおしゃれなコーディネートのしかたを解説する
運転のしやすさも考慮すると良い
せっかく憧れのクルマを手に入れたなら、そのクルマに似合うファッションでドライブ、お出かけを楽しみたいものだ。しかしながら、愛車への愛が強すぎて、クルマのメーカーのロゴが堂々と入った、一目でそれと分かるようなファッションだと、いかにもなオタクっぽい雰囲気が出てしまう。ファッションは自由だから、それはそれで満足できるのなら構わないが、オシャレな人、と言い難い面もある。
昔、昔、筆者がフェアレディZ(ダットサンスポーツカークラブの会員だったほどZに惚れていた時代)やBMW3シリーズに乗っていたころ、ダットサンやBMWのロゴ入りTシャツを自慢気に着ていられたのは、若気の至り、昭和という時代が許してくれたから!? それでも当時はこれしかないクルマとのコーディネイト、ファッションだと思っていたんですけどね。
では今の時代、どうクルマとファッションのコーディネイトをすればオシャレに、カッコ良く見えるのか?
ハイブランドで身を固めればいいわけでは決してなく、まずは運転するのに相応しいコーディネイトを基本とすべきだろう。冬の寒い季節であればダウンコートは不可欠だが、ロング丈、ミドル丈だと、裾をお尻に敷くようになり、着たまま運転したとすれば、お尻が滑りやすくなり、シート本来のサポート性が得られなくなるからNGとしたい。よって、アウターを着たまま運転するという前提では、お尻まわりがすっきりするショート丈のブルゾン、ダウンブルゾンが適役だ。
ここでひとつ注意点を。アウターにフードが付いている場合、そこがダウン入りのように分厚くなっていると、ヘッドレストと干渉し、頭が疲れる運転姿勢になりがち。薄手のフードパーカーなら問題はないが、分厚いフード付きのダウンブルゾンは、ショート丈であってもできれば脱いで運転すべきだろう。
そしてトップス、ボトムともにシワになりにくい素材を選ぶというのもドライビングファッションのポイントだと思っている。クルマを運転していると、シャツの背中やパンツがシワになりやすい。颯爽とクルマから下りたとき、衣服がシワシワだと、あまりカッコ良くないではないか(個人の意見です)。シワを気にして運転に集中できない、なんてことも、オシャレさんならありがちではないだろうか(ベンチレーション機能付きのシートは夏、汗をかくような季節でも、衣服がシワになりにくいです)。
ただし、シワになりにくいからと言って、ポリエステルなどツルツルした素材のトップス、ボトムは運転に不向き。シートの上で滑りやすいため、安全運転に欠かせない、運転疲労の低減にもつながる正しい運転姿勢が崩れてしまいがちだからだ。
ボディカラーと合わせた色味をさりげなくプラス!
ちなみに、オシャレ上級者のモデルさんやスタイリストさんが選ぶクルマ、というよりボディカラーは、モノトーンを基本としていることが多いようだ。理由はどんな色の服でも似合い、コーディネイトしやすいからとか。もちろん、クルマにはさまざまなボディカラーがあり、レッド、ブルーなど、そのクルマのキャラクターにどんぴしゃに合えば、鮮やかなボディカラーを選ぶのもいい。また、自身のファッション傾向に合うクルマ、ボディカラーを選ぶ、というクルマ選び、コーディネイトの方法もあるだろう。
その場合、やはりクルマとドライバーは一体……と考えるならば、ボディカラーとさりげなくコーディネートした色味のファッションでキメるとオシャレではないか。
以前、トヨタRAV4のアドベンチャーグレードの撮影でクルマの横に立つことが事前にわかっていたため、ボディカラーのアッシュグレーメタリック×グレイッシュブルーの2トーンカラーと合わせ、ハットをグレー、ポロシャツをブルー、パンツをホワイト、スニーカーをブルーでコーディネイトしたことがあるのだが(愛犬のドッグウエアまでグレー×ブルー)、手前味噌ながら、なかなかのマッチングだったと思っている(勝手な思い込みですが)。
また、スバル・レヴォーグのサファイアブルー・パールとのコーディネイトでは、ブルーのキャップにホワイト×ブルーのスター柄ニット、そしてブルー×グレーのチェックパンツを組み合わせてみた。ホワイト地にブルーメタリックのスター柄があしらわれたニットのチョイスは、もちろんスバルのエンブレムの六連星を意識してのことだが、もちろん、スバルとはまったく関係のないブランドのアイテムである。
もし、クルマ愛が強すぎて、どうしても純正アクセサリー、アパレルのアイテムを身に着けたい、というなら、小物で勝負すればオタク感はかなり薄れる、どころかカッコいい。チョイスすべきは時計やネクタイ、サングラス、財布、キーケースあたりである。
上級者であれば、例えばポルシェ乗りだとして、ポルシェのロゴが入ったアパレルよりも、時計やネクタイを、ポルシェ・モータースポーツのオフィシャルパートナーであるショパールのアイテムを選ぶほうが、分かる人だけに分かるカッコ良さ、センスの良さがある(実際にそんなポルシェオーナーもいると聞く)。もっとも、過去にショパールがポルシェとコラボして発表したクロノグラフの「PORSCHE 919 EDITION IN STEEL」は141万円もしたのだけれど……。
あるいは、ハイブランドと自動車メーカーとコラボした、メルセデスベンツ×アルマーニ、ミニ×ポール・スミス、マセラティ×エルメネジルド ゼニアといった特別仕様車があったように、それと同じクルマとファッションの組み合わせも、これまた分かる人には分かる究極のオシャレであり、クルマとファッションの粋すぎるコーディネイトではある。
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