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イマドキ標準採用車がないからこそ目立つ! カスタムの王道「オーバーフェンダー」の歴史と中身

ボディワイド化のための定番カスタムだが……

 性能を求めて装着タイヤを太くした場合、ボディからはみ出てしまうことがある。規制緩和で、条件によっては一部分がフェンダーから1センチ未満であれば理論上合法にはなっているが、大きくはみ出す場合は、今も昔も違法になる。つまり車検は通らない。

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 そこで対策としてあるのが、純正メーカーであればデザインから変更して、ブリスターフェンダーにしてしまうということ。ブリスターとは膨らんだという意味で、第二世代のGT-Rのように標準ボディに対して、フェンダー部分を大きく張り出したものに変更することで、変更前なら飛び出しそうな部分をカバーすることになる。インプレッサなども同様で、板金で叩いて作れなくはないが、基本根本からの変更(新規登録)となるため、自動車メーカーでないと採用できない手法と言っていい。

メーカーも採用していたビス留めオーバーフェンダー

 ブリスターフェンダーではなく、簡単に対応できるのがオーバーフェンダーで、汎用品が売られているし、その昔は自動車メーカーも採用していた方法だ。

 ハコスカやケンメリのGT-R、フェアレディ240ZGTE、27のレビン&トレノ、ギャランGTO&FTO、チェリーX1-Rなど、けっこうなモデルで採用されていて、見た目も無骨でかなりレーシーな雰囲気となって、ノーマルにはない別格感が漂ってくる。

 構造的には、樹脂や金属でできたアーチ状のパーツをフェンダーにリベット留めするだけというシンプルなもの。ハコスカのレース車両を真似たワークスフェンダーになると巨大すぎてリベットではなく、直に溶接されることはあったが、基本的にリベット止めだったし、その無骨な感じがまた良かったのだ。

 なぜ自動車メーカーがワイドトレッド化という走りの性能を根本から変えるものに対して、そんなシンプルな方法で対応していたのか。それはというと、ブリスターフェンダーをあるグレードのためだけに用意して組み付けるのは生産上困難だったしコスト的にも合わなかった、ということもあるだろう。そもそもボディ全体のデザインを大きく変えなくてはならないというリスクも出てくる。

禁止の時代もあったが カスタム真意は廃れない

 そんなリベット留めのオーバーフェンダーだが、1974年に保安基準が改定されて、禁止となってしまい、消滅。同時期に日本に輸入されたBMW2002ターボは、リベット留めのオーバーフェンダーだったが、保安基準対策でリベット部分を埋めて販売された。つまりツルツルになってしまったわけだが、そもそも大振りでワークスフェンダーみたいだったので、これはこれでかっこ良かった。ちなみに並行物はリベットとなるので、正規物と見分けるポイントとなっている。

 現在はリベット留めでも溶接でもOKで、両面テープでもしっかりと固定できていれば問題ないし、そもそも片側で1センチ以内の薄いオーバーフェンダーであれば構造変更なしで装着が可能になっている。

 ただ、自動車メーカーが採用するとなると、デザイン性向上が著しい昨今のボディには似合わない可能性が高くて、違和感が出るのは確実だろう。

 オーバーフェンダーは昭和の遺物的な装備と言っていいだろうから、ユーザーのイメージ力に委ねられているカスタムと言えるだろう。

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