■スペーシアの販売動向に異変? 人気の軽ハイトワゴン市場とは
日本独自の規格となる軽自動車ですが、なかでも「軽ハイトワゴン」と呼ばれる背の高いタイプのモデルが人気です。とくに、ホンダ「N-BOX」の販売台数は2017年9月のフルモデルチェンジ以来、25か月連続で首位を継続しています。
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そんな王者N-BOXを追っかけているスズキ「スペーシア」の販売動向に異変が起きているといいますが、何があったのでしょうか。
2018年の年間販売台数では、首位のN-BOXが24万1870台で前年比110.7%。2位のスペーシアは15万2104台/145.2%となっています。
スペーシアは、販売台数でこそN-BOXに大差をつけられていますが、前年比では145%以上を記録。これは、2017年12月に現行モデルへのフルモデルチェンジをおこなっていることが理由として挙げられます。
その後、2018年の軽自動車市場では、ホンダ「N-VAN」、ダイハツ「ミラトコット」、スズキ「ジムニー」などの新型モデルが登場していますが、前述の軽ハイトワゴンに属するモデルは出ていません。
さらに、同年12月にはスペーシアの派生モデルとしてアウトドア好きなユーザー向けの「スペーシアギア」を追加で発売し、王者N-BOXへの追撃と他社軽ハイトワゴンへの牽制をしています。
スペーシアギア追加後の販売動向について、スズキは次のように話します。
「スペーシアギアは、日常使いだけでなく、アウトドア、レジャーでの使い勝手にも優れたユーティリティ性や新設定色を含めた、幅広いカラーバリエーションもポイントとなります。
スペーシアギアが発売された直後の販売構成比率では『標準車約4割、カスタム約4割、ギア約2割』という形ですが、ギアの販売目標(2000台/月)を大きく上回る台数でした」
※ ※ ※
実際、2019年1月から5月までは首位のN-BOXこそ抜けないものの、スペーシアは2位を維持しています。しかし、同年6月には3月に新型モデルが登場した日産「デイズ」が2位に浮上しています。
その後、N-BOXとスペーシアのライバルとなるダイハツ「タント」が同年7月に登場した結果、7月から9月にはスペーシアは4位まで後退しました。
しかし、消費税が10%に変わった10月では国内市場が全体的に低迷しているなか、スペーシアはデイズやタントに比べて大きく台数が減少していません。
10月の販売状況について、スズキアリーナの販売店スタッフは次のように話します。
「スペーシアは、登場から1年半ほどが経過しています。全体の約8割を占める標準とカスタムは、増税後ということもあり、多少の値引きや特典などキャンペーンなどをおこなった成果が出ているのかもしれません。
他社の新型モデルはその分、発売直後ということもあり値引きなどがあまり無かったのではないかと思われます。ただし、12月や年明けの1月などは各社でさまざまなキャンペーンがおこなわれるので、弊社も標準、カスタム、ギアの良さをアピールしていかなければなりません」
■アウトドア仕様? スペーシア ギアとeKクロスの違いとは
最近は、アウトドアや車中泊といったものがブームなこともあり、アクティブなユーザー向けのモデルが各社から発売されています。
なかでも、前出のスペーシアギアと2019年3月に発売された三菱「eKクロス」はどちらもアクティブなニーズに合わせたモデルですが、両車にはどのような違いがあるのでしょうか。
スペーシアシリーズには、これまで遊び心ある可愛らしいデザインが好評のスペーシアとスタイリッシュでクールな迫力あるデザインの上級モデルであるスペーシアカスタムがラインナップされていました。
追加されたスペーシアギアの開発コンセプトは、『広い室内空間とアクティブスタイルを融合した“SUVな軽ハイトワゴン”』として、スライドドアの高い利便性を活かしたアクティブな仕様です。
外観デザインには、力強さやプロテクター感を表現した前後バンパー、スズキ軽SUVをイメージさせる、丸目のLEDヘッドライト、タフさを生み出すガーニッシュと14インチアルミホイールを装着。
内装デザインは、遊び心を盛り込んだ個性的な空間をイメージし、撥水加工シートや防汚タイプのラゲッジスペース、自転車を積む際のスロープ機構などを採用しています。
グレード構成は、自然吸気エンジン(NA仕様)の「HYBRID XZ」とターボエンジンの「HYBRID XZ ターボ」という2種設定となり、どちらもCVT仕様で2WD/4WDの選択が可能です。
スペーシアギアの特徴について、前出のスズキは次のように話します。
「ギアのデザイン面については、アウトドアテイストあふれるタフでアクティブな印象のエクステリアやタフな雰囲気に遊び心を盛り込んだ個性的なインテリアが特徴です」
※ ※ ※
一方のeKクロスは、三菱独自のSUVテイストを持つクロスオーバーモデルです。
SUVらしい力強さをハイトワゴンに掛け合わせた(クロスさせた)ことから命名され、同社のオールラウンドミニバンとなる「デリカD:5」同様に三菱のデザインコンセプト『ダイナミックシールド』が採用され、アクティブで存在感あるデザインを表現しています。なお、スペーシアギアとは異なり、後部座席のドアはヒンジ式となります。
内装デザインは、「快適な空間」「スマートな使い勝手」をコンセプトにおしゃれさと実用性を追求し、スマホやティッシュケースなどを収納するスペースを多彩に用意。
センターに位置するオートエアコンパネルは、高い視認性を実現したタッチパネル式で、風量調整スイッチと表示部をコンパクトに一体化していたことで、デザイン性も向上しています。
パワートレインには、新しいハイブリッドシステムを採用し、エンジンとモーターの連携によって、燃費向上を図るとともに、力強く滑らかな走りを実現。
また、路面に応じた走りを可能とする「フルタイム4WD(4WD車)」、雪道やぬかるみでも不安定なく運転できる「グリップコントロール(全車標準)」など、あらゆる路面状況においての走破性が高くなっています。
eKクロスについて、三菱は次のように話します。
「ekクロスは、日産と三菱が共同開発し、日産からはデイズ、三菱からはeKワゴン/eKクロスという車名で販売されています。先代モデルは、三菱が開発を中心におこなっていましたが今回は日産が中心です。
また、新型eKクロスは『行動範囲を広げたい人に向けた、三菱らしいモデル』といえ、近年のアウトドアユーザーなどに合うモデルです」
※ ※ ※
最近は、軽自動車のみならずコンパクトカーやミニバンでもアウトドア好きやSUV好きに寄せたモデルが続々と登場しています。
クルマが単なる移動手段というだけでなく、「遊びの道具」のひとつとして捉える時代が来ているのかもしれません。
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みんなのコメント
ek Xはハイトワゴン。高速道路でも横風の影響が少ない。リアはヒンジドア。二人乗り中心。
みんなが呆れてコメント無し。