現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「深海」「サーキット」「めまい」! 由来もさまざまな「青」が印象的なクルマ5選

ここから本文です

「深海」「サーキット」「めまい」! 由来もさまざまな「青」が印象的なクルマ5選

掲載 更新 23
「深海」「サーキット」「めまい」! 由来もさまざまな「青」が印象的なクルマ5選

 クルマ業界を代表する鮮やかな「青」が大集合!

例年よりかなり早く突入した地域があるかと思えば、関東などお預けを食っている地域もありますが、いずれにしても日本人が年に一度は通らなければいけないジメジメ期、それが梅雨ですね。どんよりした空とムシムシした湿気にイヤになりますが、そんな時は、街を駆け抜ける青空のようなボディカラーを見つけて、しばし心だけでもカラッとしてみてはいかがでしょうか。空色はもちろん、海のようなブルー、宝石のようなブルーなど、今回はずっと眺めていたくなる美しく個性的な「青」が魅力的なクルマたちをご紹介したいと思います。

じつは塗料は基本同じ! 高級車のボディカラーが色褪せない理由とは

 1)スバル WRブルー

 まず1台目は、2020年度の衝突安全テストで最高得点をマークし、日本で最も安全なクルマに贈られる「ファイブスター賞」を受賞した、スバル・レヴォーグ。このトップグレードとなる「STI Sport」だけに設定されているのが、「WRブルー」という青色です。

由来を知らなくても綺麗なボディカラーですが、スバルがWRCで大活躍していた時代を知っている人にとっては、特別に思い入れのある色でもあります。世界中の過酷なコースを疾走するマシンのために開発された初代「WRブルー」は、砂や石畳、雪など、それこそラリーの主戦場となった自然の色を背景にしたときに、より美しく強く映える色として開発されたのです。

 のちに、SUPER GTやニュルブルクリンク24時間レースなど、サーキットで戦うようになるにつれて、「WRブルー」の色味も少しずつ変化しつつも、スバルのスポーティイメージを象徴する色として、受け継がれてきました。新型レヴォーグの「WRブルー・パール」は隠し味的に赤を仕込んだり、華やかさもある美しいブルーとなっています。

 2)日産 AUTECHブルー

 続いて2台目は、湘南・茅ヶ崎に拠点を構え、日産の純正カスタマイズモデルを生み出しているAUTECH(オーテック)が大切にしている「AUTECHブルー」です。

 最新モデルでは日産ノートに採用されていますね。もともと社内では「湘南ブルー」と呼ばれていて、湘南の空と海、そしてこの地域特有の夜光虫が放つ青白い光の3つに、AUTECHのヒストリー、ヘリテージ、地域性の意味を込めているといいます。

 全モデルにまったく同じ色味を使うのではなく、AUTECHブルーと認識できる範囲で、そのモデルのデザインやキャラクターなどに合わせて、もっとも上質に美しく見えるようにデザイナーが調整してこだわっているという、特別なブルーとなっています。

 3)アルピーヌ ブルーアビス

 3台目は、1960年代~1970年代にWRCで大活躍し、もはや伝説となっていたラリーカーで、2018年に待望の復活を果たしたアルピーヌA110。フロントマスクの特徴だった丸目4灯のヘッドライトや、ヒップラインに向けてなだらかに傾斜するラインなど、旧モデルを思わせるデザインにときめきます。

 そしてブルーのボディカラーも、旧モデルからの特徴のひとつでしたが、新型には深い深い海をイメージした「ブルーアビス」が採用されました。スポーティかつ気品溢れるフレンチエレガンスの真骨頂といったブルーで、実はこのブルーアビス、フランスを代表するハイブランドであるエルメスも、代表作のバーキンなどにラインアップしている色なのです。

 眺めていると、地中海のグランブルーが目の前に広がる妄想にふけってしまいそうですね。アルピーヌA110のブルーアビスは、30台限定色となっています。

 4)BMW ミサノブルー

 4台目は、エンブレムにもブルーが使われており、昔からブルーのイメージが強いブランドでもあるBMWの、現行モデルに採用されているとても鮮やかな「ミサノブルー」。

 見ているだけで、どこか素敵な海辺へとバカンスにでも出かけたくなるような色にも感じますが、じつはこのネーミングの由来はイタリア北東部・ロマーニャ州にある「ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ」。モータースポーツがお好きな人なら、Moto GPのサンマリノGPが開催されるサーキットと聞くとわかるかもしれませんね。このサーキットは、「イタリアのマイアミ」と称されるビーチリゾート、リミニにほど近く、吸い込まれるようなアドリア海のブルーと、古き良き石造りの街並みのコントラストがとても美しいのです。そんな名前がついたブルーだと思うだけで、ちょっと心がウキウキしてきそうですね。

 5)プジョー ヴァーティゴ・ブルー

 さてラストの5台目は、販売店の名称が「ブルーライオン」となっていたくらい、同じくブルーにこだわりのあるブランド、プジョーの208に新色として登場した、「ヴァーティゴ・ブルー」。

 つやつやとして宝石のような鮮やかなブルーなのですが、ヴァーティゴというのが日本語にすると「めまい」や「回転性めまい」という意味で、ダイビングで海に潜っている時にグルグルと目が回るような状態になることを指したりもするようです。そこから、「目の眩むようなブルー」という意味合いが込められているといいます。新世代プジョーは文字が浮かび上がって見える、未来的な「3D i-cockpit」が特徴でもありますが、その画面もブルーがベースになっていて、ブルー好きな人にはたまらない空間ではないでしょうか。

 というわけで、古来から青というのは稀少性が高い色だったようですが、技術のブレイクスルーによって、今では多種多様なブルーが開発され、目を楽しませてくれるようになりました。梅雨の時期こそ、ぜひブルーのクルマたちに注目してみてください。好みのブルーに出会ったら、心には青空が広がるかもしれませんね。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス

みんなのコメント

23件
  • 最近きれいな青が流行ってて青好きの俺は嬉しい
    個人的にはマクラーレンが採用してるような明るい青が好みです
    買えないけどね
  • ブルーのボディ色は、初代ロードスターのブリキのおもちゃのようなブルーが一番印象的だったな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.8638.0万円

中古車を検索
レヴォーグの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

310.2576.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

59.8638.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村