レッドブル・リンクで行なわれているF1第9戦オーストリアGP。7月3日(土)にその予選が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが2戦連続でポールポジションを獲得した。
フェルスタッペンは予選Q3ではランド・ノリス(マクラーレン)を0.048秒差で下して、今季4度目のポールポジション獲得。しかし予選Q3での走りには不満が残っている様子だ。
■F1オーストリア予選:フェルスタッペン、”刺客”ノリスを僅差で下し3連続PP。角田裕毅は自己ベスト7番手
予選最後のアタック終了後、フェルスタッペンはエンジニアとの無線交信で「最初に出るなんて、もう二度としないようにしよう」と発言。さらにその後「後で話し合おう」と続けていた。
フェルスタッペンは予選Q3の2度目のアタックで、車列の先頭に位置していた。そのため他車のスリップストリームを利用することができなかったのだ。
予選終了後のインタビューでフェルスタッペンは、PPを獲得できたことは嬉しいが、その“獲り方”には満足できていないと語った。
「かなり良くなかったと思う」
PP獲得ラップについて訊かれたフェルスタッペンは、そう答えた。
「もちろんPPに立てることは嬉しい。だけどPPの獲り方はそうじゃない。だからちょっと考えないとね」
「でもここでの2戦連続PPは凄く良いことだ。決勝も上手くいくと良いと思ってる」
Q3でのラップについては、1回目のアタックではタイヤをロックアップさせてしまったこと、2回目ではスリップストリームを欠いたことに苛立っていたと説明する。
「Q1とQ2は凄く良かったと思う。すべてがスムーズに行って、ラップも十分に良いものだった」とフェルスタッペンは言う。
「でもQ3の最初のラップで、ターン3でロックアップしてしまった。これは良くなかった。それに2回目の出走では僕が一番前だったことで(スリップストリームを得られず)、ストレートで多くのタイムを失ってしまった。だからターン3が問題なかったとしても、ラップタイムを改善できなかったんだ」
「タイムはPPに十分なものだった。だけど僕はQ3でもっと良い走りをしたかった」
前戦シュタイアーマルクGPではメルセデス勢を突き放して優勝したフェルスタッペン。今回もPPを獲得し、レッドブル・リンク2連勝の機運も高まっている。
ただ彼は前戦よりもタイヤセットが1段階柔らかくなっているため、その点がポイントになってくると語っている。
「タイヤコンパウンドは先週よりも柔らかくなっている。だからレースではそこのマネジメントは難しくなるだろう」
「でもそれはそれとして、自分たちのレースに集中していくだけだ。当然勝つためにトライしていく。でも決して簡単なものじゃない」
なおオーストリアGP予選では、チームメイトのセルジオ・ペレスが3番手を獲得。2番手となった第2戦エミリア・ロマーニャGP以来、最高の結果となった。
「バランスを追求してきて、マシンをすべてのエリアで細かく調べてきた。そして1回1回の走行を通して少しずつ良くしてきた」と、ペレス。
「簡単なことじゃなかったし、想像されているよりもハードなものだった。だけど、こうして良いラップを刻んで、良いスタートポジションを手に入れられた」
「予選よりもレースで良いマシンを手にしていると信じている」
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