ひと足さきにグレード構成などが明かされた北米仕様をチェック!
グレードは3種類
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12月14日、トヨタの北米法人は、新型「プリウス」の詳細を明かした。
新型プリウスのグレード構成は「LE」、「XLE」、「Limited」の3種類。いずれもFWD(前輪駆動)にくわえ、2モーター・システムのAWD(全輪駆動)も選べる。
いずれのグレードも標準のボディカラーは「カッティングエッジ(シルバー系)」と「ガーディアングレー」、「ミッドナイトブラックメタリック」、「リザーバーブルー」の4色。オプションで「スーパーソニックレッド」と「ウィンドチルパール」の2色を用意する。
エントリーグレードのLEは、ダークグレーの17インチ・アルミホイール、8インチのディスプレイオーディオ「トヨタ・オーディオ・マルチメディア・タッチスクリーン」、6カ所のUSB Type-Cポート、電子パーキングブレーキ (EPB)、人工皮革「SofTex」を使ったステアリング・ホイール、リアクロストラフィックアラート (RCTA) 付きのブラインドスポットモニター(BSM)などを標準装備。シートカラーは、ブラックないしはグレーとなる。
XLEはLEの装備にくわえ、シート地がSofTexにアップデート。運転席は電動調整式でヒーター機能も付く。さらにレインセンサーやスマートキー、ワイヤレス充電器なども標準装備。アルミホイールは17インチから19インチにサイズアップ。オプションには、12.3 インチの高解像度タッチスクリーン・ディスプレイや固定式ガラスルーフなどがある。
最上級のLimitedには、JBL製のプレミアムオーディオシステム(8スピーカー)やフロントシートのヒーター&ベンチレーション機能、ステアリング・ヒーター、電動開閉式テールゲートなども備わる。オプションには「パノラミックビューモニター」、「デジタルリアビューミラー」、リア・シートのヒーター機能、最新の駐車支援機能「アドバンストパーク」などが選べる。
“遊び心”にも注目!新型プリウスのインテリアでは、新デザインのメーターが目をひく。インパネ上部のマルチメディア・タッチスクリーンは標準が8インチで、オプションで12.3インチを用意。手の届きやすい位置に取り付けられている。
「インテリジェント・アシスタント」は、“Hey Toyota”などの簡単なフレーズでシステムが起動し、音量や車内の温度調整を声で変更できる。最新のクラウド・ナビゲーションを選ぶと、クラウドを利用し、利用可能な最新の地図、交通情報、経路情報を常にダウンロードする。
内外装の各所に、プリウスの名称や「HYBRID REBORN」といったフレーズを忍ばせたという。デザイン・チームの“遊び心”によるもの。
エクステリアは空力に優れており、Cd値は0.27を実現した。フロントグリルシャッター機能によって空気の流入を最適化し、エンジンの冷却性能と空力性能に貢献する。足まわりではブレーキローターを11インチとし、先代より1インチ増やした。
ハイブリッド・システムは、2.0リッター直列4気筒ガソリン・エンジン「M20A-FXS」にモーターを組み合わせる。システム総出力は194psに達し、FWDモデルの0~60マイル(約96km/h)は7.2秒! 先代の9.8秒から26%も向上した。
燃費を向上させるためブレーキ・システムには電子制御ブレーキ・システム(ECB)を採用。回生ブレーキ・システムと油圧ブレーキ・システムの動作を調整し、最適な停止力を提供する。これにより回生ブレーキ・システムから可能な限り多くの電気エネルギーを回収するそうだ。ブレーキ・ホールド機能も標準化され、信号待ちや渋滞時のドライバーの負担を軽減する。
ドライブモードは3種類から選べる。標準の「NORMAL」に対し、「ECO」は出力を制限し、ハイブリッド・システムの効率が向上。そして「SPORT」を選ぶと加速性能などが高まる。
運転支援機能は最新の「Toyota Safety Sense 3.0」を搭載。新たにリスクを先読みして運転操作をサポートする「プロアクティブ・ドライビング・アシスト」も選べるようになった。先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁なペダルの踏み替え操作を軽減したりする機能で、最新の「クラウン」や「ノア」なども採用する。
ステアリングアシスト付きレーンデパーチャーアラートは、車線認識を強化。「フルスピード・レンジ・ダイナミック・レーダー・クルーズ・コントロール」(ACC)は、先行車との車間距離設定を3段階から4段階に増やした。さらに車両検出機能が強化されたことで、複数の先行車両や隣接車両を把握、とくにドライバーが車線を変更したとき、よりスムーズで自然な速度調整をおこなう。
新型プリウスの価格はLEの2万7450ドル(約372万円)から。AWD仕様は1400ドル高(約19万円)となる。
※1ドル、135円で計算(編集部調べ)
文・稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント
とにかく国内の詳細が知りたい。
北米仕様と日本仕様と異なるから。