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英スポーツカーブランド復活? MG、新型コンバーチブル一部公開 電動2シーター発表間近

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英スポーツカーブランド復活? MG、新型コンバーチブル一部公開 電動2シーター発表間近

待望のスポーツモデル 電動のコンバーチブルに

英国にルーツを持つ自動車ブランド、MGは、手頃な価格のスポーツカーとして2024年までに発売予定の新型EV「サイバースター」の予告動画を公開した。

【画像】MG TFの復活?スポーツカーブランド再興【MGサイバースターとMG TFを写真で比較】 全26枚

ソーシャルメディアに投稿された動画では、流麗なロングノーズのシルエット、電動格納式キャンバスルーフ、ヨーク型ステアリングホイール、ツートンカラーのスポーツシート、特徴的なLEDヘッドライトが披露されている。

また、「ダックテール」と呼ばれる小型のリアスポイラーや、ユニオンジャックをモチーフにしたリアライトなど、英国でのルーツにちなんだデザインがいくつか見受けられる。MGは1900年代初頭に英国で設立され、現在は中国のSAIC傘下に収まっている。

今年初め、MGは「MG C EV」という名称を商標登録した。この名称は、1960年代後半に発売され、ブランドを代表するMG Bの直6エンジンを搭載した、あまり知られていないモデルにちなんだもの。

サイバースターは、2021年にコンセプトとして公開された電動スポーツカー。コンセプト公開後、5000件を超える反響を受け、市販化にゴーサインが出されたとのこと。

量産を見据えた現実的なデザイン

今回の公式動画と、最近申請されたデザイン特許から、スタイリングがどれだけ変化したかが確認できる。

シルエットは、初期のコンセプトから承継しつつも、大部分に手が加えられている。グローバルなホモロゲーション規定に準拠したデザインに一新されたのだ。例えば、車高は以前より高くなり、ホイールはより小さく、より太いタイヤが装着され、ヘッドライトはカバーが外され、フロントグリルのパネルはおそらくセンサー類を収納する装飾品に変更されている。

2シーターであることに変わりはないが、コンセプトのオープンコックピットではなく格納式ルーフを採用し、ヘッドレストからトランクリッドの後縁まで走るストリームライナーもなくなっている。

特許申請画像では、ほぼ無修正の姿をさらしているが、パワートレイン、価格、性能などについては、まだほとんどわかっていない。

コンセプトでは、特注のEVプラットフォームをベースに開発され、800kmの航続距離と0-100km/h加速3.0秒以下を実現すると言われている。若い購買層にフォーカスしたMGの新ブランド「サイバー」の先鋒として、手頃な価格のエントリーモデルになると予想される。

発売されれば、EVではまだ極めて珍しい2シーターのコンバーチブルということになる。直接的なライバルは少ないが、マツダ・ロードスターなど、内燃機関スポーツカーと競合する可能性もある。

販売台数よりブランドPRへの貢献に期待

ラインナップにサイバースターが加わることについて、英国MGのコマーシャル・ディレクター、ガイ・ピグナキスはAUTOCARに対し、「スポーツカーの問題は、誰もが好きなのに、買う人が少ないということです」と語っている。

しかし、MGの世界的な販売台数から、「スポーツカーに投資する余裕があり、長期的な展望を持つことができる」とし、スポーツカーの導入は「大規模なPRとマーケティング効果をもたらすでしょう」と述べた。

MGは、かつてのようなスポーツカーブランドというイメージは薄れたものの、SAICの下で成長を続けており、生まれ故郷の英国においても驚異的な伸びを記録している。昨年の英国での販売台数は、2020年の1万8415台から3万600台へと66%増加した。

新型EVハッチバックのMG 4も、今年末までに発売される予定。SAICの新しいモジュール式スケーラブル・プラットフォームをベースとするEVファミリーの最初の1台で、同じコンポーネントがサイバースターにも使用される可能性が高い。

英国仕様のMG 4は、最高出力169psまたは204psのシングルモーター/後輪駆動モデルが発売され、後に449psのデュアルモーター/四輪駆動の最上位モデルも導入される。

MG 4には51kWhと64kWhのバッテリーを搭載可能だが、パッケージングの制約と、航続距離の要求がそれほど厳しくないことから、サイバースターは前者の比較的小型なバッテリーを搭載する可能性がある。いずれにせよ、航続距離は320kmを余裕で超えると予想される。

また、2024年までにもう1つの新型EVが登場する予定で、これについては詳細は発表されていないが、世界的に人気のあるSUVモデルになる可能性が高い。

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みんなのコメント

14件
  • MGと言っても、MGのリソースは何もない。今はブランド名だけを引き継いだ中国車だろ。
  • 中華MGは昔の英国スポーツカーのイメージで売りたいんだろうが、今のMGブランドの車の酷さは有名だよ。アジアのいくつかの国にディーラーがあるが買う人は少ない。現行のガソリン車の評価がこのままならEVも誰も買わないだろうな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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