現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型プリウスが鉄腕アトムの聖地「高田馬場」にて世界初公開! 2リッター&1.8リッターハイブリッドとPHVで展開

ここから本文です

新型プリウスが鉄腕アトムの聖地「高田馬場」にて世界初公開! 2リッター&1.8リッターハイブリッドとPHVで展開

掲載 21
新型プリウスが鉄腕アトムの聖地「高田馬場」にて世界初公開! 2リッター&1.8リッターハイブリッドとPHVで展開

 この記事をまとめると

■5代目となる新型プリウスが発表された

【試乗】4輪操舵もいい! コンフォート性も高い! 「さすがクラウン」と思わせる新型の走りを徹底リポート

■1.8リッターハイブリッド、2リッターハイブリッド、2リッターPHEVが用意される

■燃費などの細かい詳細は未定だが、冬頃の販売を目指して現在調整中とのこと

 低燃費なのは当たり前! プリウスが目指したはさらにその先だ

 2022年11月16日、ついにトヨタが新型プリウスを発表した。

 世界初公開の場に選ばれたのは、東京・高田馬場。高田馬場といえば、鉄腕アトムの街として知られている。思い出せば、初代プリウスのキャッチコピーは「21世紀に間に合いました」。鉄腕アトムをはじめとした、手塚アニメのキャラクターがその誕生を祝うといった演出が思い出される。

 まさに、プリウスのフルモデルチェンジを初公開するには最高の場所といえる。グローバルにハイブリッドカーのシンボルとなったプリウスの発表にはこれ以上の地はない。

 では、新型プリウスとはどのようなクルマなのか。

 発表会場のステージに登場した5代目プリウスは、たしかにプリウスらしい空力性能の良さを感じさせるフォルムだった。

 ボディスタイルを一言でいえば、”ロー&ワイド”。

 ボディサイズは全長4600mm 全幅1780mm 全高1430mm ホイールベースは2750mmと発表された。現行プリウスとの比較でいえば、全長が25mm長くなって、全幅はプラス20mm、ホイールベースは50mmの長くなっているのに、全高は40mmダウンということになる。まさにスポーツ方向を意識したスタイリングだ。

 イメージカラーとなる新色は、まさにステージ上でお披露目されたアッシュとマスタードの2色。メタリックやパールといった表現を使わないネーミングも新世代を感じさせる。このよう新しいボディカラーはスポーティと洗練さをキーワードに生み出されたものだという。

 結論からいえば、新型プリウスは燃費最優先のハイプリッドカーではなく、愛されるクルマを目指している。

 パワートレインは、従来モデルから進化した1.8リッターのハイブリッド、グローバルな新世代メカニズムを採用した2リッターハイブリッド、そして2リッターのプラグインハイブリットを設定するという。

 ゼロエミッションが世界的なトレンドのなか、あえてプリウスがハイブリッドカーとして進化した背景とはどこにあるのだろうか。

 目指したのは「愛車として愛せる1台」

 トヨタも電気自動車(BEV)を商品ポートフォリオにおいて重視しているのは言わずもがなだからだ。しかし、だからこそプリウスがラインアップに必要であり、BEVに比べて圧倒的に手頃な価格で、CO2排出量を削減できるソリューションとしても欠かせない存在だという。

 あらためて発表会で語られた、新型プリウスの開発キーワードは、コモディティとラブだったという。コモディティというのは道具として徹底的に機能を高めることであり、豊田章男社長からは次期プリウスはタクシー専用車として開発したらどうか、というある種振り切った提案もあったという。

 しかし、プリウスの開発陣はコモディティよりもラブを選んだ。妥協のないハイブリッドカーを作ることで、愛されるクルマを生み出そうというわけだ。

 そのため、新型プリウスは燃費スペシャルなクルマではなくなった。

 基本となるプラットフォームは従来モデルをブラッシュアップした第二世代。足もとは19インチもしくは17インチタイヤとなり、フロントの足まわりはサブフレームの構造やボディを見直すことで剛性アップをはかつている。

 ワクワクを感じる走りの原動力はパフォーマンスアップしたハイブリッドシステムにもある。

 プラグインハイブリッドのシステム最高出力は164kW(223馬力)、2リッターハイブリッドは144kW(193馬力)、1.8リッターハイブリッドは103kW(140馬力)となっている。空気抵抗係数の発表はないが、明らかに低重心かつ低抵抗な車体で、これほどの最高出力があれば、スポーツドライビングを楽しめる相棒としてふさわしいことは確実だ。

 さらに空力を操縦安定性に利用する思想を盛り込んでいる。直進性だけでなく、接地性も高めるボディとすることで、ハンドリングにも貢献する空力ボディとなっているということだ。

 インテリアは、新世代トヨタに共通する「アイランドアーキテクチャ」に基づいたデザイン。電気自動車のbZ4Xと共通の7インチフルデジタルメーターや、上級グレードに採用される12.3インチディスプレイオーディオが機能的なデジタル世代のクルマであることを感じさせる。

 とはいえ、プリウスにスポーティな愛車としての価値を求めるユーザーばかりではないだろう。コモディティが勝つか、愛車を求めるマインドが勝つか。はたして未来は、どちらに転ぶのだろうか。

こんな記事も読まれています

一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
一般車両侵入でSS12中止のラリージャパン、主催者に約800万円の罰金! 執行猶予付き1600万円の追加罰金も
motorsport.com 日本版
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
日本に世界が注目!? 公道激走バトルの「ラリー」開催! 3年目の「ラリージャパン」どんな感じ? トヨタ会長が語る
くるまのニュース
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
新型3列シート電動SUV『アイオニック9』正式発表、充電中は4人が広々休憩も…ロサンゼルスモーターショー2024
レスポンス
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
転倒時にバイクを守る! エンジンガードは装着した方がいいのか?
バイクのニュース
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
全国に「警察軽トラ」配備へ なぜ? 警察庁初の取り組み、理由は? ダイハツ製61台を24年度中に導入! 各都道府県警察で運用
くるまのニュース
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
『ランクル40 / 70』にもピッタリ! トーヨータイヤ『OPEN COUNTRY A/T III』がラインアップ拡充
レスポンス
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース

みんなのコメント

21件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索
プリウスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0789.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村