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アストンマーチンがチーム株式を一部売却。少数株主となった投資企業「ローレンス・ストロールとの長期的パートナーシップの始まり」

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アストンマーチンがチーム株式を一部売却。少数株主となった投資企業「ローレンス・ストロールとの長期的パートナーシップの始まり」

 アストンマーチンF1チームはF1ラスベガスGPを前に、チームの株式を一部売却したことを明らかにした。

 詳細な数字などは明らかにされていないものの、アストンマーチンはプライベート・エクイティ(未公開株式投資)企業のアークトス・パートナーズが「チームの持ち株会社であるAMRホールディングスGP株式会社の少数株主となった」ことを報告した。この取引は2023年末までに正式に完了する予定だ。

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 『ファイナンシャル・タイムズ』によると、チームの評価額は10億ポンド(約1,870億円)にのぼるという。最近ではアルピーヌがF1チームの株式24%を、俳優ライアン・レイノルズらを含むコンソーシアムに売却した。

 アークトス・パートナーズは、アストンマーチンに「スポーツ業界の深い知識と、継続的な成長をサポートするための強固なネットワーク」を提供するという。同社は8月、フランスのサッカーリーグ、リーグアンのパリ・サンジェルマンの少数株式確保にも動いていると報じられていた。

 アストンマーチンのチームオーナーであるローレンス・ストロールは次のように述べた。

「アークトス・パートナーズをアストンマーチンF1チームの新たなパートナー、そして少数株主として迎えることができ、大変うれしく思う」

「複数の一流スポーツ・フランチャイズに投資しているアークトスは、業界の深い知識をもたらしてくれる。アストンマーチンがこのような一流のポートフォリオに加わることになり、感激している」

「チームは今シーズン、8回の表彰台を獲得して過去最大のポイントを獲得するなど、大きな成功を収めているが、我々の野心はもっと大きなものだ」

「我々が世界クラスのF1チームを作り上げようとしている中、アークトスはこのプロジェクトの可能性と価値を高く評価している。彼らは我々の超高級ブランドに対するビジョンを共有しており、F1とその将来性に対して非常に熱い思いを持っている」

「我々はインフラ、人材、プロセスに投資しており、今はそれらをアークトスの専門知識と戦略的な経験によって強化する絶好の機会だ」

「我々は共にこのチームを前進させ、明るく成功した未来を築いていく」

 アストンマーチンの将来に関しては、様々な憶測が飛び交っている。特に、2018年に当時フォースインディアと呼ばれていたこのチームを購入したストロールが、チームの完全売却を模索しているのかどうかについては注目の的となっている。

 ただアークトス・パートナーズは、今回の株式取得が「ストロールとの長期的パートナーシップの始まり」だとしている。同社のマネージングパートナーのドク・オコーナーは次のようにコメントした。

「我々はアストンマーチンとのコラボレーションを楽しみにしており、この機会をローレンスと組織全体との長期的なパートナーシップの始まりと捉えている」

「この投資は、北米とヨーロッパの一流スポーツブランドの支援に重点を置く当社の戦略に合致するものだ」

「我々は独自の定量調査とデータ・サイエンス・プラットフォームから得られる業界知識を含め、(チームの)リーチとブランドを強化するための広範なリソースを提供する」

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