この記事をまとめると
■2023年1月より車検証のサイズと記載事項に変更があった
ものすごくちっちゃくなった! 車検証の電子化で「ユーザーメリット」はないどころか「デメリット」のほうが大きい!?
■車検シールにも変更が入ったが現場にはその内容が周知されていなかった
■貼り付ける場所がフロントガラスの中央上部から右上に変更となり7月3日より実施される
2023年は車検に関する変更が多い年に!
ネットでもニュースになっているように、車検界隈がここのところ騒がしい。まずは車検証が電子化されて、A6サイズ(文庫本ぐらい)で今までよりもふたまわり以上小さくなって記載事項も減った。効率化や省力化、保管する省スペース化に貢献と思いきや、車検の満了日の記載はなし。そのほか、個人情報に関するものは基本的に記載されていなくて、各種情報は用紙に埋め込まれたICチップに入っている。
内容を読むためには専用のスマホアプリが必要。たしかに、これがスムースに使える人なら便利かもしれないが、高齢者などは使いこなせない可能性が高いのはこの手のお約束だったりする。そこで、すべての運輸支局ではないからもしれないが、現状では「自動車検査記録事項」としてスマホで読み取れる内容を書面にしたものを車検証に付けて対応している。
そもそも、それでは意味がない感じなのと、スマホの読み取りに不具合が出たり、いわゆる車検場に置いてある読み取り端末や発行機が故障したりなどもあったりするかもしれないので、決してスムースに事が運ぶとは言えない状況だ。ちなみに新車検証はA4に車検シール(ステッカー)と一緒になって1枚で出てくる。
そして、この車検シールも混乱している。車検シールとは、フロントガラスの裏、上部に貼ってあるもので、これを新しいデザインのものへと変更しつつ、貼る場所も上の端へと移動されることば昨年に発表されていた。時期は2023年1月で、「車検証と一緒に一新されるんだな」と思っていたプロも当然多かった。ちなみに刷新の理由はいろいろとあるが、「無車検車の発見」や「視界に入りやすいから」などが理由なよう。
この新車検シールについては、当初の2023年1月からいきなり2023年の夏(7月3日~)に延期と発表されたから、現場はまた混乱。しかもサイズとデザインは変更されていて、貼る位置だけが元どおりというよくわからない状況だからなおさら。そもそも発表されたのは2022年の12月上旬ごろらしい。らしいというのは、大々的に発表されたのではなく、一部関係者が伝えた程度だったから。そもそも車検に関係する人や業者は膨大なため、突然の周知ができなかったのは当たり前だ。
現場と国での齟齬が原因?
どうしてこうなったのかというと、正式発表されていないので各種情報から判断するしかないが、「シールのサイズを変えるなら、場所も変えて端にするとドライバーの視界に入りやすくなって、車検切れに気が付きやすくなるのではないか」という意見が出ていた程度で、「あくまでも検討中」という段階のままで、正式決定ではないから。これから決めるとなると、結果的に夏に延期というのもつじつまが合う感じだ。
もっと言うと、なぜ2022年の6月に国土交通省が発表をして、2023年1月から実施するとなっていたのか。じつは発表をよく見るとパブリックコメントを受け付けて、2023年1月の実施を目指すとしているだけ。こう書かれると、読むほうは「実施される」と思うし、国土交通省としてはあくまでも「目指す」と言っているだけ。そのため、「夏に延期」というのも公式に発表されなかったわけだ。
車検ステッカーの位置をずらすのに物理的な問題はほぼなく、検査関係の法律を改正するだけだから、ここまで騒ぎになれば夏に延期して実施されるのは確実だろう。ちなみに知らずに、端に貼ってしまったという例がすでに出ている模様。本来なら指定位置に貼らないと50万円以下の罰金が科せられるが、さすがに今回は貼ってあればいいとのことだ。
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