新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、スーパーGTの第2戦富士と第3戦鈴鹿の開催延期が決定

　スーパーGTを運営するGTアソシエイションと富士スピードウェイは30日、5月3日～4日に開催予定だった2020スーパーGT第2戦の開催延期を発表した。また鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドも、5月30～31日に開催予定だったスーパーGT第3戦を延期することを決めた。

　3月29日現在、世界での感染者数が70万人を超え、今も感染拡大が続く新型コロナウイルス。F1をはじめ世界中のモータースポーツも中止や延期の対応がとられているが、スーパーGTでは岡山公式テスト（3月14日～15日）を無観客で実施するも富士公式テスト（3月28日～29日）に関しては開催中止の決断を下した。さらに4月11日～12日の開幕戦岡山も延期が決定しているほか、第2戦富士や第3戦鈴鹿のチケット販売も一部制限がかけられるなど、“万が一”に備えた対応が進められていた。

　しかし、新型コロナウイルスに関する状況は悪くなる一方で、東京都を中心とした首都圏では3月28日～29日にかけて外出自粛要請が出されるなど、対策が強化されている。これらの状況も鑑み、シーズン中で一番の観客動員数を誇る第2戦の開催延期が決まった。またこれと同時に、第3戦の延期も明らかにされた。