現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > MotorMagazine編集部員がホントに600km走って感じたホンネとは?最新6気筒&4気筒モデル、極楽インプレッションスペシャル

ここから本文です

MotorMagazine編集部員がホントに600km走って感じたホンネとは?最新6気筒&4気筒モデル、極楽インプレッションスペシャル

掲載
MotorMagazine編集部員がホントに600km走って感じたホンネとは?最新6気筒&4気筒モデル、極楽インプレッションスペシャル

いまの時代に、スポーツイメージを強く打ち出しているクルマに乗るのは挑戦的で夢のある選択だと言える。楽しそうなことなら、自分からチャレンジしてみよう。MotorMagazine編集部のスタッフが最新のスポーツモデル6台に試乗、それぞれが担当のクルマに感じたホンネの印象を大いに語る。(Motor Magazine2023年10月号より)

アルピーヌ A110 S「時にコンフォート、時にスポーツカー」
クルマは長距離を走り、一緒に過ごす時間が長くなればなるほど真の顔が見えてくると思っている。アルピーヌ A110 Sはずっと長旅がしたいと思っていた1台である。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

そもそも2022年末にフランスのディエップ工場を訪れ、ほぼ手作りでていねいに組み立てられる実際の生産現場を見てから、改めて価格を確認したとき、「安すぎないか?」と思ったほどである。

東京から西浦まで走り、さらにサーキットでもハンドルを握ったが、素晴らしいパフォーマンスに脱帽し、この思いをさらに強くした。A110 Sは、時にはコンフォートカーであり、時にはスポーツカーであった。

ちなみにポルシェ 718ケイマンGTS4.0もロングドライブは苦にならない、否、実に楽しい。( 千葉知充)

ポルシェ 718ケイマン GTS 4.0「街乗りでも最高に気持ち良い」
この企画を聞いた時、思わず開始前からワクワクしていた。しかも6台中唯一の自然吸気エンジンを搭載するポルシェ 718ケイマンGTS4.0を担当する。これは役得だよなと思いつつ、しっかりとその魅力を堪能してきた。

搭載する4Lのフラット6はアクセルペダルを踏んだ瞬間から気持ち良く、7000rpmまで回さなくても、ポルシェらしく各操作に対するシンクロ率の高さが街乗りでも運転を楽しませてくれる。

このエンジンとこの感覚だけでも選ぶ価値があると思うのだが、大型化した911に比べて扱いやすいサイズ感と軽量なボディ、それでいて前後にある広い荷室スペースなど2シーターながら実用性が高いのも718ケイマンを選ぶ理由だと感じた。(中村圭吾)

メルセデスAMG C43 4マティック「穏やかにも激しくも走れる万能車」
運転席に座った第一印象は乗り慣れた「いつものメルセデス」だ。しかも一般道や首都高での走りはAMGモデルとは思えぬ穏やかさで拍子抜けした。しかし、新東名で走行モードを「S」や「S+」に変えるとキャラクターが豹変。

直4ターボとは思えぬエンジンサウンドを響かせながら、「普通のCクラスセダン」とは明らかに異なる勢いで加速していく。日常向きの普通のセダンと、高性能なスポーツセダンという二面性を楽しめる。

ちなみに今回の取材では、ゆとりある後席はスタッフの移動や待機に、広い荷室は撮影機材などを運ぶのに重宝したほか、高速主体の走行だとカタログ値以上の燃費も出るなどGTセダンとしての性能の高さにも惹かれた。(小泉優太)

フォルクスワーゲン ゴルフR「現役ゴルフ乗りにこそ乗ってほしい」
ゴルフRには驚かされた。ベースがゴルフであると聞くと、特別感より生活感を想像してしまう。けれど高速道路の合流で、ひとたびアクセルペダルを深く踏むと怒涛の加速を見せ、ちょっと怖くなってペダルから足を離すとバブリング音を響かせる。その特別感に実に驚いたその時には、ゴルフであることを忘れてしまう。

一方でオプションのDCCは乗り心地に極めて良い影響を及ぼし、路面の継ぎ目やオウトツを綺麗にいなす。そして取材道具や撮影機材をたっぷり積むことができる点はさすがゴルフだ。

Rの名を持つゴルフのトップモデルは、ゴルフの秀でた日常使いでの魅力をそのままに走りの特別感を存分に味わうことのできる、驚きの1台だった。( 川内優作)

ロータス エミーラ V6「意のままに機械を操る、という愉悦」
実車を目の当たりにした時、そのスタイリングにスポーツカーというよりスーパーカーという印象を受けた。車内に乗り込むと真っ赤なエンジンスタートボタンカバーが特別感を演出。

マットシルバーのシフトノブの下はメッシュ状になってシフトリンケージが見える。メカニカルな要素を視覚から感じさせてくれる。

6台中唯一のMTモデルのエミーラ。ちょっと緊張しながらやや重めのクラッチペダルを繋ぎ発進させた。クラッチのアシスト機能は搭載していないけど、やはりクルマを操る楽しさを持っている。

エンジンは気持ちよく吹き上がってくれるけれど、もう少し官能的なサウンドにして欲しい。でも、ロータス最後の内燃機関モデルは、ちゃんと特別感を味わうことができた。(根本貴正)

BMW M4 コンペティション クーペ「格の違いを見せつけるオールマイティ」
最新型M4コンペティションは、カーブドディスプレイの採用でインパネまわりのデザインが大きく変わるとともに、駆動方式も4WDのみとなった。

FRで登場した最初の印象と比べると、全体的にしっとりとした乗り味と感じた。今回の6台では、オールマイティさという意味でC43とゴルフRに並ぶ優等生だが、力強さや速さ、ドライビングの楽しさという点ではやはり格が違う位置づけだ。

ミッドシップの3車では、エミーラの仕上がりの良さには正直驚かされた。丁寧な操作に正直に応えてくれるので、自然と真剣に運転するようになる。ケイマンGTS4.0の方が気楽である。

ドライビングファンの価値観でもっとも感銘を受けたのはA110 S。これは凄い1台だ。(香高和仁)

[ アルバム : MotorMagazine編集部の最新6気筒&4気筒モデル×600km印象 はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

ホンダ「ADV160」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
ホンダ「ADV160」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
いやこれは凄いわ……[EV]の歴史に残る一台が韓国から出ている件
いやこれは凄いわ……[EV]の歴史に残る一台が韓国から出ている件
ベストカーWeb
軽自動車ってのが凄すぎる…! 世界に誇れる自動車と言えば[スズキ ジムニー]でしょ! 
軽自動車ってのが凄すぎる…! 世界に誇れる自動車と言えば[スズキ ジムニー]でしょ! 
ベストカーWeb
レッドブル&HRC密着:突貫工事でリヤウイングを修正。マシン性能を出し切っての予選5番手にフェルスタッペンも満足
レッドブル&HRC密着:突貫工事でリヤウイングを修正。マシン性能を出し切っての予選5番手にフェルスタッペンも満足
AUTOSPORT web
ポールのラッセル「壁に接触、望みが消えたかと思った」マシンの速さについては「理由が分からない」/F1第22戦
ポールのラッセル「壁に接触、望みが消えたかと思った」マシンの速さについては「理由が分からない」/F1第22戦
AUTOSPORT web
次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
次期デリカD5はこうなってほしい!! 唯一無二の価値を持つSUVミニバンへの期待
ベストカーWeb
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村