あなたの街では、パトロール巡回している警察官が乗っている原付のことを何と呼びますか? 一般的には「原付/原チャリ」などと呼ばれたりもしますが、地域によっては別称で呼んでいたりするのではないでしょうか。じつは、警察官がパトロールのために乗っている原付には、地域によってさまざまな呼び方があるようです。
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ごきたん/ばばたん/缶付きなど、地域別のオモシロ名称
警察の乗り物といえば、車はパトカー、バイクは白バイですよね。でも、忘れちゃいけないのが、警察官が乗っている“原付”です。
調べてみると、警察官が乗っている原付は地域によってさまざまな別称で呼ばれていることがわかりました。
◆ごきたん(関西地方)
おもに黒のホンダ ベンリィ(CD90/CD125)を指して、街中を走るゴキブリのようだと揶揄したとされています。類似するものとして「ゴキバイ」や「ゴッキー」もあります。
◆ばばたん(関西地方)
関西弁で「ばば」といえば「ウ◯コ」を指すことは有名なお話。なお、「ばばたん」は和歌山の方言でロータリーミッションのバイクのことを指し、関東の一部ではクワガタのメスを指します。ほかにも大阪の北摂あたりでは「バッタン」や「バタバタ」なんて呼ぶそうです。
◆缶付き(山梨県)
警察官のバイクといえば、後部の荷台にスチール製のボックスを載せていますよね。山梨方面ではそのボックスを見て“缶”が載っているから「缶付き」と呼ぶそうです。ちなみに、スチール製のボックスには、交通切符が入ったバッグのほか、受け持ち管内の個人宅を巡回する際の連絡簿などが収納されています。
◆トツバイ(愛知県ほか)
“とっつあんのバイク”や“突撃してくるバイク”といった意味合いで「トツバイ」と呼ぶ地方もあるようです。
◆じったん/ジッタン(福岡県/奈良県ほか)
“ジジイの単車”という意味で「じったん」と呼んでいる地方もいくつかある様子。街中の警察官というよりは、田舎の駐在さんをイメージしてしまいますよね……
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