パナソニックのカーナビブランド・ストラーダは今年で15周年。その記念すべき第1弾モデルとして2003年にデビューしたのが、「CN-DV150D」と「CN-DV250D」だ。独自の機能を満載した意欲的な製品だった。
SDメモリーカードでDVDナビの弱点を克服
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2003年、製品ごとに異なっていたパナソニックのカーナビブランド名を統一する形で生まれたのが「ストラーダ」。その第1弾モデルとして登場したのがDVDナビの「CN-DV150D(当時価格:18万円)」、「CN-DV250D(当時価格:20万円)」の2モデルだ。それぞれのモデルにはバックカメラ付属タイプ(各3万円高)もラインアップされていた。
CN-DV150Dはカーナビの標準スタイルだった1DINサイズの本体と7型オンダッシュ型モニターの組み合わせ。CN-DV250Dは7型モニター内蔵の1DINインダッシュタイプ。いずれも1DINサイズ(横幅178mmx高さ50mm )の市販オーディオや純正オーディオと組み合わせることを想定したもので、現在のようなAV一体型ではない。
当時の一般的なDVDナビでは地図DVDドライブとDVDビデオのドライブは共用。そのためナビを使用する際にはDVDビデオを再生することができず、DVDビデオを再生しているときはナビを使用できなかった。だが、このモデルでは独自に開発した「SD覚えてルート」を搭載。DVD地図ソフトのデータの一部だけを付属の128MB・SDメモリーカードに一時的にダウンロードすることで、DVDビデオとナビの同時使用を実現したのだ。しかも地図スクロールやVICS表示、ルート再探索もできるなどナビ機能の使用制限がほとんど無かった。DVDナビの弱点を補う画期的なシステムといえた。
また、渋滞回避に便利な抜け道ルート探索や高速料金を画面に表示できるETC車載器との連携、5.1ch再生が可能なデジタルサラウンドプロセッサのオプション設定など、上級機譲りの機能も数多く備えていた。
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