マツダの中核車種であるアクセラ。初代は2003年にデビューしており、現行型(3代目)は2013年6月発表(日本での発売は11月)。ミドルサイズのハッチバック車としてクルマ好きに特に高い評価を受けており、スバルのインプレッサと合わせて「普通だけどいいクルマ」として愛されています。
そんなアクセラのフルチェンジ情報が入ってきました。以下、これまでの情報と合わせてお伝えします。
文:ベストカー編集部
ベストカー2018年2月10日号「2019年の超大物SCOOP!」より
■東京モーターショーの主役だったあのクルマがモデル
デカイいハスラーってだけじゃない!! スズキらしさ全開で攻める新型クロスビー
マツダ・アクセラのフルモデルチェンジは2019年秋に予定されている。
デザインの基本テイストは昨秋の東京モーターショー2017マツダブースのメイン車種として出品された、「魁(カイ)コンセプト」で示されたスタイルとなり、魂動デザインの第2世代への進化がポイントとなる。
昨秋の東京モーターショーマツダブースに出品された「魁(カイ)コンセプト」
あるマツダ関係者からの証言によると、新型アクセラの基本フォルムは5ドアハッチバックとなるが、そのスタイルは「すべての要素が内側に向かって凝縮される」という「魁コンセプト」で示されたデザインコンセプトに基づいたもので、ギュッと凝縮されたような、カタマリ感のある力強いフォルムが特徴という。
次期アクセラの本誌予想CG
また、プラットフォームも新開発され、SKYACTIVシャシーもさらなる進化を遂げることとなる。
そしてなんといっても注目なのが、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの長所をともに備えた、ともいうべき新型エンジンSKYACTIV-XことSPCCIエンジン。
内燃機関の熱効率をさらに引き上げることを目標に開発されたこのエンジンは、ガソリンエンジンで15~16という高い圧縮比を実現し、圧縮着火により36.8対1という空燃比での超リーンバーンを可能とする高熱効率エンジンだ。
現段階では超リーンバーン領域での運転が非常に限定された領域で、まだまだ改良していく途上ではあるが、すでに試作エンジンをジャーナリストに向けて試乗させており、ドライバビリティの高さを示しており、開発は順調に進んでいることが伺える。
大幅な燃費向上とトルクアップの両立が期待できるSKYACTIV-X。課題はあれど、すでに試乗できる段階で、次期アクセラのプラットフォームに搭載されている
次期型アクセラは新開発エンジンに進化した魂動デザイン、さらに新開発プラットフォームの採用など、マツダの技術を詰め込んだオールニューで新時代のミドルクラスカーの新基準となる意欲作だろう。
マツダの世界戦略車として、販売を支える中核車種のアクセラ。「内燃機関の期待の星」として期待したい。
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