デニス・オンジュ(Red Bull KTM Tech 3)は、MotoGPアメリカズGPのMoto3クラス決勝レースで多重クラッシュを引き起こしたとして、2レース出場停止処分を受けることになった。
オンジュは決勝レースの終盤、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのバックストレートで、Indonesian Racing Gresini Moto3のジェレミー・アルコバの直前を横切るように走った。これでオンジュのリヤタイヤと、アルコバのフロントタイヤが接触。アルコバはこれで転倒してしまう。その後方にいたアンドレア・ミーニョ(Rivacold Snipers Team)とペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)は、転がったアルコバのマシンに激突。ふたりは宙を飛ぶような形となり、激しくクラッシュしてしまった。
■Moto3アメリカズ決勝:赤旗中断により混乱のレース。ゲバラ初優勝果たす。アコスタ、ポイント差詰められる
ただ幸いにも、クラッシュに巻き込まれた3人はいずれも大事には至らず、事故現場を後にしている。
レースはこの事故により赤旗中断。そのまま終了されることになった。
このレースでは、 8周目の時点でもフィリップ・サラック(CarXpert PruestelGP)の事故により赤旗中断。オンジュの動きに起因する事故は、レース再開から2周後に発生した。そのためレースの最終結果は、最初の赤旗が出された時の順位が採用されている。
事故を引き起こしたオンジュは、次戦エミリア・ロマーニャGPと、アルガルヴェGPの出場停止処分を受けることになった。
スチュワードは以下のように声明を発表している。
「10月3日11時46分、レッドブル・グランプリ・オブ・ジ・アメリカズのMoto3レース後半で、あなた(オンジュ)はターン11とターン12の間にあるコースの直線部分で、別のライダーのラインを横切り、クラッシュを引き起こしたことが判明した」
「これは、全てのチーム/競技者に電子メールで送られた特定の指示に違反しており、他の競技者を危険に晒す無責任なライディングと見做される」
「従ってこれは、FIM世界選手権グランプリ規則の第1.2.1.2条に違反している」
「上記の理由とこの重大な事件を故意に引き起こしたため、FIM MotoGPスチュワード・パネルは、2021年エミリア・ロマーニャGPと2021年アルガルヴェGPへの参加を禁止することとした」
スチュワードによれば、オンジュの所属チームであるテック3からは、控訴状は提出されていないという。
先週末にはヘレスで行なわれたワールド・スーパースポーツ300のレースで、マーベリック・ビニャーレスの従兄弟であるディーン・ベルタ・ビニャーレスが15歳という若さで亡くなったばかりであり、安全の問題が特に声高に叫ばれている最中に、今回の事故が起きてしまったということになる。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
次世代マシンの軽量化、フェルスタッペンにとっては“お話にならない”目標? 「100kg減は少なくとも欲しい」
一体どこが抜け出すんだ!? 2024年ル・マン24時間は開始1時間を過ぎても依然接近戦……11番手発進トヨタ8号車もトップ争いに加わる
F1ドライバー最低年齢、条件付きで引き下げ“17歳”もOKへ。メルセデス育成のアントネッリ、夏休み前のデビューあるか?
ヤマハオフィシャルチーム2024年の鈴鹿8耐参戦体制発表「YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team」が初表彰台と EWC の連覇を目指し参戦
あなたは全員言える? 2024年ル・マン24時間レースに参戦する元F1ドライバー18人を一挙紹介
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?