【ソリオを追い詰めろ！】ダイハツ・トール改良新型 スマアシ/ACC強化 シート形状も変更 9/15発売

トール/カスタム　マイナーチェンジ

コンパクト・ハイトワゴン市場の勢力図を塗り替えたのが、2016年11月にダイハツが送り出した「トール」の登場だ。

スズキ・ソリオの1人勝ちだったこのマーケットに、トヨタ・ルーミー/タンク、スバル・ジャスティというOEMモデルとともに導入され、これらの兄弟車を含めて累計で約70万台を販売している。

新型コロナウイルスの感染拡大に揺れた2020年の1～6月でも、ダイハツ・トールは1万156台を販売。トヨタ・ルーミー/タンクと合わせて、7.6万台を売っている。

同じ期間のソリオの販売台数が1万9464台だから、トール勢が優勢に闘っているわけだ。

そして、発売から4年目を迎えるこの秋に、トールがマイナーモデルチェンジを迎えることが分かった。

改良のポイントは3点だ。まずは、安全・安心機能の進化。

ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」に、新しいステレオカメラが搭載された。

TAFTと同じカメラによって、衝突警報・衝突回避支援ブレーキが、夜間歩行者検知、追従二輪車検知に対応。検知距離/対応速度も向上している。

また、下記の新機能を追加して、商品力を高めた。
・全車速追従機能付きACC（カスタムに標準装備）
・ブレーキ制御付き誤発進抑制機能（前・後方）
・路側逸脱警報機能
・ふらつき警報
・標識認識機能（進入禁止/一時停止/最高速度）
・ADB（アダプティブドライビングビーム）
・サイドビューランプ

改良新型はインテリアにも変更が加わっている。

内装　シート形状を変更

マイナーチェンジの2番目のポイントは、使い勝手の向上。主に内装まわりの変更であるが、見逃せないのはシートの改良。

前席はクッション長を延長・メイン幅を拡大、しっかりとしたサイドサポートにしたうえ、後席は厚みを少し増やしている。

なにしろトールの購入者には、軽自動車から乗り換えたユーザー、ミニバンからダウンサイズをしたドライバーが多い。

座り心地が「軽」と同じであって欲しくないという声に応えて、シート骨格は同じながら、パッド形状を変えることで大幅な変更を実現した。

これに加えて、電動パーキングブレーキの採用（ダイハツ小型車初）、9インチ・ディスプレイオーディオの新設定を行っている。

細かなところでは、センタークラスターへのUSBポート設置、近づくだけでドアロックを解除するウェルカムオープン機能、助手席側ダッシュボード上部のトレイをティッシュBOXサイズに拡大するなど、実用性を高めている。

アナザースタイルパッケージ登場

3番目は、外観のデザインとインテリアの質感アップ。

フロントフェイスは、バンパー＆グリルを新意匠とし、力強い顔立ちにしたほか、標準型はLEDヘッドランプ（G以上に標準）を設定。カスタムは、ヘッドランプ自体が新デザインに変わっている。

また、インテリアは、標準型・カスタムともにトーンを落とし統一感・質感を向上させた。

外装色は、ターコイズブルーマイカメタリック、コンパーノレッドなどの新カラーリングを設定。

OEMモデルには存在せず、ダイハツ・トールだけのデザインの選択肢としては、「アナザースタイルパッケージ（プレミアム）」が登場。

メッキパーツやエアロによって改良型に個性をプラスすることができるメーカーOPとディーラーOPの2種類を用意。前者は、ハーフレザー調の専用シート表皮などがパックとなっている。

改良型トールの価格は下記のとおりだ。

ダイハツ・トール

X（NA）：155万6500円～173万2500円
G（NA）：174万3500円～191万9500円
Gターボ：186万4500円

ダイハツ・トール・カスタム

カスタムG（NA）：191万4000～209万円
カスタムGターボ：204万6000円

Comments

刺激的なタイトルだね。