ボディタイプ別売れ筋ミニバン編のトップ5は「トヨタ アルファード」を筆頭に常連メンバーが上位に顔を揃えたが、日産 セレナが外れ、かわりに「トヨタ ノア」が5位に食い込んだ。年度末の需要期後の反動で全車、前月から大きく台数を減らした。
4月のミニバン市場は計4万0194台が登録され、登録車の合計に対するシェアは23.1%と、前月から1.8ポイントの低下。ボディタイプ別でのシェアはハッチバック/コンパクト、SUV/クロスオーバーに続き、登録車のなかで3番目に大きな市場となっている。
吹き荒れる車種整理の波 人気車「ヴェルファイア」は本当になくなるのか?
首位は「トヨタ アルファード」が守った。登録台数は前月比45.8%減の7576台と大きく減少したが、それでも2位に2000台近い差をつけ、強さを見せつけた。5月11日には装備充実などの一部改良を受けるとともに、兄弟車「ヴェルファイア」の販売は特別仕様車のみに縮小する。今後、アルファードのさらなる登録増が見込まれる。
2位「トヨタ ヴォクシー」は前月比43.5%減の5593台を登録しポジションを守った。5位に入った兄弟車の「ノア」に「エスクァイア」も加えた3兄弟の合計は1万台を超え、このクラスでもトヨタミニバンの人気は根強い。
3位は前月に引き続き「ホンダ フリード」が獲得し、トヨタ勢に一矢報いる格好となった。登録は前月比44.4%減の5426台でヴォクシーまであとわずかという状態が続く。現行モデルは2016年6月の登場から5年近く経過しているが、根強い人気ぶりだ。
4位は前月からワンランクアップの「トヨタ シエンタ」となった。4581台の登録台数は前月比47.2%減とトップ5で最大の減少幅だが、前月4位の「日産 セレナ」が7割近く台数を減らしたため昇格を果たしている。最近ではシエンタのタクシーも見かける機会が増え、その分野でも存在感を発揮している。
5位は前月6位の「トヨタ ノア」。登録台数は前月比42.0%減の3701台で、5ヶ月ぶりにランキング圏内への復帰となった。コワモテのヴォクシーに対しソフトなイメージのノアという立ち位置が台数の差に出ているが、トヨタの全車種併売戦略で今後車種が整理される可能性もありそうだ。
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みんなのコメント
ミニバンの人気は凄い。
末期を過ぎ去って商品力を失っている日産は
この先ミニバンをどうするつもりなのか。