もくじ
ー 積算16938km 空気圧低下アラーム
ー 積算18073km タイヤ交換実施
ー ディーラーには満足
ー 気に入っている点/気に入らない点
ー テスト車について
ー テストの記録
回顧録 ポルシェ911ターボ vs ノーブルM600 価格差2倍の実力は?
積算16938km 空気圧低下アラーム
先週、タイヤの空気圧低下を示す警告灯が点灯したものの、ピレリPゼロ・コルサの空気圧に異常はなかった。
4本すべてに少しエアーを入れると警告灯は消え、当初は右リアのスローパンクチャーを疑っていたが、実際にはセンサー異常が原因だった。
それが分かったのは、摩耗したタイヤを交換しようと訪れたアルファ・ロメオのディーラー、HWMでのことであり、ここは単に最寄りのアルファディーラーというだけでなく、世界最古のアストン マーティンのディーラーであり、かつてはレーシングカーの製作も行っていた。
積算18073km タイヤ交換実施
以前からHWMでメンテナンスを受けてみたいと考えており、今回のタイヤ交換は、サリー州ハーシャムにある彼らのサービスセンターを訪れる絶好の機会となった。
その歴史から、HWM訪問は興味深いものになるだろうと思っていたが、果たしてその期待が裏切られることはなかった。
ジュリアの作業が進むなか、見学することができたサービスセンターには、多くの顧客から預かったそれぞれの愛車とともに、いまも彼らが所有している1950年代製のHWMフォーミュラ2が保管されていた。アルファのオーナーであれば、愛車の整備が行われているあいだに、希望すればこのセンター内を歩き廻ることもできる。
しかし、公道しか走っていないにもかかわらず、わずか6400kmでタイヤ交換が必要というのは驚異的な摩耗度だが、クアドリフォリオが履くのは、専用設計のハイグリップ・ハイパフォーマンスタイヤであるピレリPゼロ・コルサであり、通常グレードとはまったくの別物であることは頭に入れておく必要がある。さもなければ、少なくともタイヤが温まった状態で、このクルマの実力を発揮させることはできない。
さらに、テスト開始時点でこの車両の走行距離は1万1300kmに達しており、少なくとも、その年の前半、1度はタイヤを交換したいただろうことを考えると、今回のタイヤは9700kmか1万1300kmを走破していたはずだ。もちろん、それでも激しいタイヤ摩耗だが、通常の走り方をしているクアドリフォリオであれば、多くがもっとタイヤをもたせることができるはずだ。
ディーラーには満足
リアに比べてフロントタイヤの状態が酷く、特にショルダー部の摩耗が激しかったのは、このクルマの驚異的なフロントグリップとクイックなステアリングの代償だろう。
タイヤ交換にかかった費用は1276ポンド(18万4000円)だったが、少しインターネットで調べてみたところ、ブラック・サークルズといったタイヤ専門店であれば、100ポンド(1万4000円)以上は安くなるようだ。
新品タイヤがなかなかリムにキチンとはまらなかったために、交換作業自体も予想より時間が掛かり、センサー故障も当日発見することはできなかったが、HWM訪問は総じて素晴らしい体験となった。HWMで新車を購入すれば、そのアフターサービスにはこれ以上ない満足を感じるに違いない。
Pゼロ・コルサのパフォーマンスを引き出すには、タイヤ温度を上げてグリップを高める必要があり、冷間時やウェットコンディションは得意ではない。もちろん、それでも高いグリップレベルではあるものの、タイヤ温度が低い状態では、リアタイヤが滑り出すのを抑えるために、電子制御が間断なく介入し、乗り心地も非常に硬く感じられ、横方向からの突き上げにもリアは敏感に反応する。
このジュリアで毎年恒例の英国ベストドライバーズ選手権に参加することになるが、そうすると選手権終了後には直ぐにまた新しいタイヤが必要になるだろう。時期的には冬用タイヤを試すには絶好の機会であり、気温の低下とともに、ジュリアはより快適な乗り心地を見せてくれるかも知れない。
普段はあまり気にしないが、ジュリアであれば冬用タイヤが乗り心地の改善に繋がる可能性がある。
幸い、冬用タイヤのピレリ・ソットゼロにはこのクルマの19インチホイールにぴったりのサイズが用意されており、ジュリアの素晴らしいルックスを損ねることは避けられそうだ。
気に入っている点/気に入らない点
気に入っている点
AEB(衝突被害軽減ブレーキ)警報前方に障害物を検出した際の警報音は、まるでイタリア製エアホーンの様に愛らしい。この音を聞くと、ビックリする替わりに思わず笑みがこぼれる。
気に入らない点
フューエルゲージ
タンク内残量が1/4で早くもランプが点灯し、残りの走行可能距離表示まで消えてしまう。
テスト車について
モデル名:アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ
新車価格:6万1300ポンド(884万円)
テスト車の価格:7万3805ポンド(1064万円)
テストの記録
燃費:7.6km/ℓ
故障:エンジンのリンプモード、敏感過ぎるアラーム、タイヤセンサー故障
支出:タイヤ交換(4本) 1276ポンド(18万4000円)(取付工賃込み)
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