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欧州LOVEな愛車遍歴も目白押し!憧れのメルセデス・ベンツE280を手に入れた2児のパパにインタビュー!!

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欧州LOVEな愛車遍歴も目白押し!憧れのメルセデス・ベンツE280を手に入れた2児のパパにインタビュー!!

年が明けたと思ったら、あっという間に1月末ですね…遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ヘビー・デューティーな血筋を受け継ぐ「ランドローバー・ディフェンダー」オーナーの堀俊也さんにインタビュー

さて、クルマ趣味のみなさまの中には、ご家族から白~い目で見られてしまっている方も少なくないはず。
今回は、そんな立場の方にとっては喉から手が出るほど羨ましい(?!)、松本 真樹さん(44才)のカーライフをご紹介。



松本さんの現在の愛車は、昨年納車されたという1994年式メルセデス・ベンツ E280(S124)。



S124購入のきっかけから、過去の愛車たち、ご家族の反応などなど…。
奥さまとお子さまたちにもご登場いただいて、松本家のクルマ事情をインタビューしてまいりました!



■実は片想い歴約10年!念願のS124を手に入れたきっかけは?

10年ほど前、当時ポルシェ911(930)に乗っていた松本さん。



その点検の際に借りた代車が、メルセデス・ベンツ E320ステーションワゴン(S124)でした。



「乗ってみたら乗り心地がすごい良くて『なんだこのクルマは』ってなって、こういうクルマがあるんだなぁと知って感動しました。それ以来、いつかS124に乗りたいと思っていました」



(930…?!と聞いた時点でもう根掘り葉掘り聞きだす気満々ですが、松本さんの垂涎級愛車クロニクルは後述)



けれど、そのころの松本さんにとっては少々予算オーバーであり、かつ万が一故障でもすれば部品代も安くはない…と、乗り換えるにはいたらなかったそう。



それに、他にも乗ってみたいクルマは多数。



あくまで“いつか“乗りたいという憧れだけを持ち続けていたところ…ようやく邂逅のタイミングが訪れたのです!



「去年の4月ぐらいに、初めてお会いした仕事の取引先の方がE280(S124)に乗っていて、『僕、S124憧れているんですよぉ』とお話したところ、ちょうど売却を考えているとのことだったので、そこからトントン拍子でお譲りいただきました」



欲しかったモノを、必死になって探していなかったからこそタイミングに恵まれる…。



こういう出逢いって、クルマに限らず誰しも1度は経験したことがあるのではないでしょうか?
ちなみにこの納車は、ルノー カングーからの乗り換えです。



カングー時代は、下のお子さまはまだベビーカーが必須だったので、利便性の面でもピッタリだったでしょう。
でも今ではチャイルドシートに座れるようになり、ステーションワゴンでも楽にお出かけできますから、そういった面でもグッドタイミングなめぐり合いとなりました!



■上質だけどカジュアルシーンにもマッチ!S124の魅力あれこれ

今回、ロケ地は東京都下にある広い公園だったのですが、幸いお天気もよく、お子さまたちも元気に駆け回ることができました。
ファミリーで外遊びとなると今では大抵の方がミニバンな中、アッパーミドルなステーションワゴンは逆に新鮮さすら覚えます。



さっそく松本さんのS124を、隅々まで拝見させていただきましょう!



いつも降りたあと、振り返るたびに「カッコイイなぁっ」とホレボレしてしまう…、と話してくれた松本さん。
まず一番のお気に入りはルックスですが、運転のしやすさも歴代所有者ナンバー1だといいます。



「長時間運転しても疲れませんし、見切りの良さもとても考えられて作られていると思います。ハンドルも素直に答えてくれるし、四隅もよく見えてわかりやすいです」



と、ここでマニアックネタ登場!



「見る人が見ればわかる、ちょっとおもしろいかなっていうのがオーディオなんですけど、これは●●●ーの純正オーディオなんです」



答えは『カングー』。
お乗りの方ならば、もしかして「あっ」と思われたのではないでしょうか?
こういう遊び心が取り入れられているのがイイですね!



ふと思ったのですが、小さいお子さまがいらっしゃるご家庭だと、よく車内で動画を再生していますよね。
S124はテレビはおろか、カーナビすら純正アクセサリーがない世代のクルマ。
無論、後付けはどうにでもできますが、あえて現状維持なのがノスタルジック!
ゆったり心地よい後部座席で、姉弟なかよくいい子にドライブしておりました。



松本さんにとってS124は、みんなを安全に運んでくれる家族でもあり、仕事の相棒でもあり、ファッションでもあり、落ち着ける場所でもあり…まるでもう1つの家のような存在。



つまりそれって、理想のクルマ像として“完璧”ってことですね!



■目指すは欧州全制覇?!愛車遍歴の好奇心旺盛っぷりが激しい!

さて、いよいよ気になる松本さんの過去の愛車遍歴に突っ込んでまいりましょう!



まず免許取得後の最初の愛車は、トヨタ ハイエース。



「仕事の撮影機材などを積むために使っていて、親が就職祝いのような形で買ってくれたクルマです。初めて自分で購入したのはアルファロメオ 156(2005年式・リネアロッサ2.0JTS・MT)です」



この156がマズかった…!!
いやマズかったというと言い方が悪いですね…人生の転機としておきましょう(笑)。
それまでの松本さんは、まったくクルマに興味がない生活を送っていました。
しかし、ネットでアルファロメオの情報を見たとたん、いっきに火がついてしまったそう!



「ネットで見て『めちゃくちゃカッコイイじゃん!』と見に行って、一目惚れで買いました。そして『欧州車ってすごいんだな!』ということに気が付いたんです。でもそれまでは全然クルマの知識がなくて、購入時もお店で『タイミングベルト変えるんで…』と言われた際も『タイミングベルトってなんだ?』って思っていました。タイミングベルトも知らないヤツが156買いに来たぞって思われたかもしれませんね(笑)」



突如ドはまりまっしぐら!
2010年には、イタリア・ミラノで開催されたアルファロメオ100周年イベントにも参加してしまうほどの熱狂ぶり!!
156を封切りに、松本さんの素晴らしき欧州車ライフが幕を開けたのです。



そしてこの後、冒頭でもちょこっと登場したポルシェ 911(930)のステアリングを握ることに。



「仕事仲間のカメラマンさんから古いポルシェを見に行こうと誘われて、ちょうどそのショップにあった911が自分と同い年だったんです!それで『ちょっと見せてください』…『じゃあ買います』って(笑)」



これまた唐突!
その場にいた同い年のポルシェ 911(930・しかもレアなカレラ3.0)に“たまたま”出逢ってしまい、ほぼ即決状態となってしまった松本さん(笑)。



930所有時には、ご結婚、長女ご誕生など、松本さんの人生はおめでたいこと続き!
でもでも…エアコンもなく、お世辞にも子育てがしやすいとはいえないクルマ。



乗り換えなければ。でも、趣味はあきらめたくはない!



その当時、松本さんの愛読書だった雑誌“ティーポ”にルノー カングーの連載があったそうです。
そこで試しに乗ってみたところ、乗り心地がよく気に入ったため、930からカングー(2012年式・AT)に乗り換えました。



これでファミリーカー問題は見事解決…?



「カングーはオートマで妻も乗れるので、通勤用にもう1台増車することになりました。もともとシティハンター世代でミニクーパーへの憧れがあり、かつ今まで乗ったことがないイギリス車にも乗ってみたいとなり、ローバー ミニ(1997年式・クーパーBSCCリミテッド・MT)を購入しました」



と、しばしミニで“走りのココロ”の隙間を埋めつつも、お仕事では高速道路の利用も多く、いくらクーパーといえどミニでの長距離移動が辛くなってしまったそう。
ちょうど松本さんのお父さまがクルマを乗り換えるとの話があがったため、おさがりでトヨタ ノアをもらい、ミニと入れ替えることに。



・・・・で、しばらくは落ち着くであろうと思ったのもつかの間?!
やっぱり小さくてキビキビしたクルマが忘れられなかったのか、今度はルノー トゥインゴ(1996年式・パック・MT)をお迎えしてしまったのです(笑)。



「ドピンクのトゥインゴでした(笑)。なにやら、当時の正規ディーラーであるフランスモーターズが桜新町店(東京都世田谷区)でトゥインゴを売り出すとき、桜色に塗ったらしいんですよ。情報が確かならば、日本に1台のディーラー限定仕様車ということになるそうです」



家族も乗れるフルゴネットに、自分だけでも楽しめる小さなMT車。
この2台の組み合わせなら、まさに松本さんの理想形!
ようやく完成形の兆しが見えてきたのでは…?と、今度こそ奥さまをはじめ、誰もが思ったことでありましょう…。



それでも再び、安定志向に揺らいでしまったのか、今度は奥さまのお父さまが手放したトヨタ プリウスを譲り受けることになり、トゥインゴとはお別れ。



「やっぱり2台とも壊れるかもしれないクルマというのは…。でもトゥインゴは一切故障しないでめちゃくちゃよく走ったんですよ!」



ここで奥さまから「ウソだよなんか壊れたよね?!」とするどいツッコミ(笑)。
唯一なにかあったといえば、ハザードのボタンがつかなくなったくらいだそうです。



そして昨年4月、ひょんなことからS124を購入するチャンスが舞い降りて、現在はS124とプリウスの2台体制。



あわよくばまた、松本さん好みの小さなMT車があったらいいなぁ…と夢見ているようですが、3台を維持するのはやや厳しい面もあり、かつS124は長くて運転するのが怖いとおっしゃる奥さまにはプリウスが必要なため、ひとまず現状で落ち着いている様子。



いやぁ…松本さんの好奇心にはおみそれいたしました!!
930時代にご結婚されてから約10年、その間、7台ものクルマが松本家に出入りしているわけですから(笑)。



■クルマ趣味に対するご家族の反応は...?

既婚者男性がこれほどまでにクルマを乗り換えたいと思ったら、どの奥さまもほぼブチギレ寸前になってもおかしくはないでしょう(笑)。



しかし、この点に関しては松本家はとっても平和!
これもひとえに、奥さまの懐の広さの賜物です!!



奥さま「クルマ意外の趣味がないから、それを奪ってしまうのはかわいそうだし…。なんのために生きてるのかってなっちゃうから、むしろ乗ったほうがいいよって言ってます。そのかわり、そっちが自由ならこっちも自由に…と夫婦がフェアになるように(笑)」



女神すぎる!!!
世の中には、夫の趣味をことごとく奪う鬼嫁もいるというのに…(怖)。



でもでも、それなりの年式のクルマとも付き合いますし、修理代とかコスト面で反対したいときはないのでしょうか?



奥さま「そもそも相場もわからないし…」



松本さん「修理代などのクルマの出費に関しては、むしろ僕のほうがウルサイかもしれません(笑)」



奥さま「そのぶんお仕事がんばれって。なにか張り合いがあったほうがいいじゃないですか。ただクルマのお金は自分で稼いでねって、丸投げなだけです(笑)」



この適切な距離感…達観していらっしゃる!
もちろん、それなりの余裕がなければこんな寛大な発言はできないものですが、お二人とも根は堅実で信頼しあっているからこそ。



ここまで理解がある奥さまだと、いっそのこと、2人で楽しみを分かち合いたいと思うことはないのでしょうか?



松本さん「カングーとメルセデス、どちらも乗り心地がいいですが、段差のいなし方というか、どっしり感がちがうじゃないですか。フランスはビュッと走ってもそんなにガタンと来ないし、メルセデスはトンッと超えていくんですよ。やっぱりすごいな、技術がと。こういう比較などがちょっとくらい共感できたら嬉しいです(笑)」



奥さま「いっつも言ってるよね、『わかる?違うでしょ?』って。わかんない(笑)。気にもしてないです。言われて、あぁそういうこと気にするんだ…みたいな(笑)。私がいきなり化粧水の話してもわからないでしょ?『昨日とメイクどこが違う?』って聞いてもわからないでしょ?っていうのと同じですよね」



クルマと化粧水の例えはいい得て妙!!
松本さん、一本取られましたね!



それでも、奥さまもまるっきり興味がないわけでなく、クルマのデザインや質感に対しては関心があるようで、やはりメルセデスで出かけられるときは、ちょっと特別な気持ちになれるんですって。



素晴らしき松本家!
世の中に、もっと奥さまみたいな女性が増えたら、クルマ好きの方々の肩身の狭さが解消されるに違いありません…!



■探求心はエンドレス!まだある気になるクルマたち

先にもお話したとおり、S124は松本さんが長年恋焦がれていたクルマ。
なにか大きな出費となるほどのトラブルがない限り、末永く乗っていたい存在です。



だからといって、好奇心の炎が和らいだわけではありません。
やっぱりMTに乗りたい気持ちも諦められないそうで、S124ですらMTに換えられるくらいなら換えたいくらいなのだとか。



松本さん「やっぱりマニュアルを運転したくなっちゃうんですよね。過去のクルマを振り返ると、やっぱり乗ってて楽しかったのはミニだと思うので、もし自分と同い年でオリジナルに近い個体に出逢えればまた乗りたいですね。昔ミニ乗っていたときは、山へ行って日帰り温泉に入ってくるのが好きだったんですよ。そういうのをまたやりたいなっていうのはあります」



ほかにも、シトロエン DS(猫目)は見た目もタイプで、かつハイドロマチックを味わいたい願望があったり、角ばっていて男の子の“好き”が詰まったようなランドローバー ディフェンダーにも憧れるそう。



愛車遍歴からもわかるように、欧州の枠にはまりつつも、幅広いジャンルのクルマに興味津々な松本さん。



松本さん「今ちょっと狙っているのは、ルノー エクスプレスのキャブ仕様です。(仕事の)撮影機材が沢山積めますし。でもプリウスと入れ替えるとなると、古いクルマが2台…。ちょっとどうなのかなぁって(笑)。今のメルセデス、通勤用にエクスプレス、遊びに行くとき用にミニがあればサイコーなんですけど…」



あ、もう目星をつけているクルマがあるのですね…(汗)。



奥さま「気持ちがすごい高ぶってて、もう勝手にしろ状態。でも私が運転するクルマがなくなっちゃうから拒否ってます」



だそうですよ!!
どうしても2台しか持てないとなると、さすがに1台は奥さま用にならないとダメですもんね。



ちなみに、奥さまはなにかご自身で乗ってみたいクルマはないのでしょうか?



奥さま「しいてあげるなら、初代のメルセデス・ベンツ Aクラスはカッコイイしちっちゃくていいなぁと思います。子供の送り迎えに使うから、狭い道でもスイスイ行けるような。フィアット パンダ(初代)も好きなデザインです」



さすが、クルマのイベントにはご家族で何度も遊びに行かれているとのことで、好みの系統は夫婦合致していらっしゃいますね!
もし今後3台体制への目星がついたら、そのときこそ夫婦で議論が勃発しそうな予感…?(笑)



イタリア、ドイツ、フランス、イギリスと乗り継いで、日本で買いやすい欧州車は残すところスウェーデン。



松本さん「ボルボも結構スキなんで乗ってみたいなぁ、240…」



――とつぶやいた直後、奥さまが「長すぎるよ…」とつぶやいたのは、いうまでもありません(笑)。



■取材後記 ~松本家はクルマ好きのモデルケース!~

冒頭からポルシェ 911(930)の名前があがり、しかもS124が代車…。



取材を依頼する前から、なんとなく「この方は間違いなくおもしろそう」と察してはいましたが、やはり筆者のカンは当たっていたと確信。
そして紐解いてみれば、出るわ出るわ、名車の数々!



コレが独身時代ならいざ知らず、ご結婚されてお子さまたちが生まれてからのことだというのだから、羨望のまなざしを送らざるをえません…。



この女神のような奥さまがいる松本家を取材すれば、クルマ好きゆえに家庭内で肩身の狭い思いをされている人へ、なにか参考になる要素をお届けできるかもしれない…!



・・・と、そんな考えもあったのですが、ごめんなさい。そこは無理でした!(笑)



これはもう“参考”とかそういう問題でなく、単に松本夫人のお人柄がすばらしいというだけ。そこに尽きる!!!
そして、そんな奥さまに出逢えた松本さんは、もはや選ばれし者に違いありません(笑)。



けれど真面目な話、日々お仕事に励んでいる一家の大黒柱なら、やはりなにかしら活力になるモノが欲しいですよね。
あまり堂々と申すと世の女性たちの目が怖いのですが、願わくば全国の恐妻家のみなさまに救いの手が差し伸べられんことを……!!



あ、でももちろん松本さんみたく、クルマと家族の楽しみを繋げる努力をしないとダメですよっ!



■オーナープロフィール


お名前:松本 真樹さん
年齢:44才
職業:ビデオグラファー
愛車:1994年式 メルセデス・ベンツ E280(S124)  




[ライター・カメラ/細谷 明日葉]

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みんなのコメント

18件
  • 去年中古で買って乗り始めたところって。
    年季入った中古外車のトラブル自慢やメンテナンス自慢にすらならんじゃないか。
  • 普通にありふれた乗用車の、普通に30年落ちの中古車を、去年中古で買って、普通に家族で乗り始めたところです。

    って、これのどこに記事となる要素があるのか、全く分からない、、、

    伊藤かずえさんのシーマじゃないけど、百歩譲って、「新車のときからずっと大事にしてる」とか、「「祖父、父、自分と3大受け継いだ車両です」とかならまだフーンって思うかもだけど。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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