車種別・最新情報 [2023.12.21 UP]
【三菱・新型トライトン】ピックアップの常識を覆す走りと快適性
文と写真●ユニット・コンパス
新型「三菱トライトン」日本発売直前! プロトタイプを先取りチェック
話を聞けば聞くほど乗りたくなる。三菱から2024年2月に発売されるトライトン。その開発を担当したコアメンバーから語られたのは、驚くべき言葉だった。
トライトンは三菱にとって世界戦略車として世界150カ国で販売されている1トンピックアップトラック。その歴史は長く、ルーツとなる「フォルテ」から数えると45年、5世代にわたり約560万台を販売してきた。
150カ国で販売される人気ピックアップトラック
トライトン GSR
日本ではマイナーなピックアップトラックではあるが、国によっては仕事の道具としてだけでなく、マイカーとしても活躍している。そのなかでトライトンは、トラックならではのタフネスさに加えて、運転のしやすさや快適性といった部分にいち早く着目し、ファンを増やしてきた。
トライトン GSR
プロ仕様のタフさを持つヘビーデューティモデルに乗用車的な安全性、快適性、操縦性を持たせるのは、じつは三菱のお家芸。かつてのパジェロがそうだし、デリカD5もそう。トラックであっても、乗り心地が悪かったり、高速域の操縦安定性が悪いことを諦めないのが三菱流なのだ。
実際ユーザーからの声でも、他メーカーのピックアップトラックに比べて、より乗用車のように扱えることが高く評価されてきた。
日本市場は、世界的に見てもクルマに求める要求が厳しいと言われているが、12年ぶりにトライトンを導入しようとなったのは、三菱がそれだけ新型の仕上がりに自信を持っているからだろう。
トライトン GSR
開発者が語るトラックの常識を超える新型トライトンの実力
チーフプロダクトスペシャリストの増田義樹さん(中央)、プログラムデザインダイレクターの吉峰典彦さん(右)、チーム三菱ラリーアート総監督の増岡 浩さん(左)
そんな予感を元にメディア向けの取材会に参加し、説明を受け、開発陣とも直に話すことができたのだが。三菱側の説明はこちらの想像を超えていた。
歴代のトライトンを担当し、新型でも開発を取りまとめたチーフプロダクトスペシャリストの増田義樹さんは新型についてこう断言した。
「新型トライトンは、何もかもが進化しています。乗り心地なんて、20年前のスタンダードなトラックと比べたら、もう違う乗り物と言えるくらい。ピックアップトラックのフレームという部品は、通常10年単位で使われるんですね。実際、先代モデルのフレームは20年使いました。新型を開発するにあたって、次の20年を見据えて、どういう機能や性能が求められるのか、そこから開発をスタートさせています。乗り心地や操縦性、安定性については、8年ぶりの全面刷新ということもあり、お客様に変わったことを実感していただく意味でも、新型では2段階くらいレベルアップさせました。ですから、もう普通の乗用車と同じ感覚で運転していただけますよ」
一般的にフレーム構造を採用するトラックは、ハンドルを切ってもクルマが反応するまでに遅れがあったり、後席の乗り心地が乗用車に比べて非常に悪かったりする。しかし新型トライトンは、そういったネガティブ要素を感じることなく、普通の乗用車感覚で扱える増田さんは言うのだ。
トライトン ラリーカー
世界的なラリーイベントの覇者で、チーム三菱ラリーアート総監督を務める増岡 浩さんも、新型トライトンの実力に太鼓判を押す。
「アジアクロスカントリーラリー2023に参戦している新型トライトンは、市販車に非常に近い状態です。電子制御デバイスも、レースに関係のない機能以外はそのまま。パジェロで培った三菱独自のスーパーセレクト4WD-IIとランエボで鍛えたAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)のおかげで、新型トライトンはまるでチーターのように、トップスピードからでも俊敏に曲がることができるんです。新しいパワートレインはレスポンスも素晴らしいし、どのような路面状況にも対応する素晴らしいクルマに仕上がりました」
トライトン GSR
まとめ
トライトン GSR
従来のピックアップトラックのイメージを覆すという新型トライトン。価格は498万800円~540万1000円で、先進安全装備とコネクティッドサービスも標準装備。耐久性に優れるピックアップトラックは中古車相場も高値安定傾向にあるため、長く愛用してもモトが取れる可能性はかなり高い。ありきたりなSUVでは満足できないユーザーは、ぜひ一度試乗をオススメする。
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みんなのコメント
注文から納車までは4か月ぐらいとのこと。
意外と普通です。