かつては高性能エンジンの代名詞DOHCがなんと軽トラに採用
DOHCはエンジンの進化において画期的なことだが、1990年代にはトヨタが乗用車向け全エンジンに採用するなど、今や当たり前の技術だ。SOHCにもこだわるホンダ以外、ほぼすべてのメーカーがDOHCといっていいだろう。世界に目をむけても同様である。DOHCとは「ダブルオーバーヘッドカム」の略で、その名のとおり、バルブを開閉させるカムシャフトがヘッド上に2本あるエンジンを指す。SOHCはシングル、つまり1本になるのだが、1960年代まではOHVと呼ばれる形式も結構あった。OHVとは「オーバーヘッドバルブ」で、バルブはヘッドにあるけど、カムシャフトはヘッド上にないというものだった。
というわけで、1960年代ではSOHCでも十分高性能だったが、エンジン屋たるホンダはDOHCを日本初で採用した。しかも初搭載された車種はT360というトラックで、当時に開発されていたS360が認可の問題などで発売しなかったため、商用車が先行した形になってしまったのだ。
ちなみにS360に積めなかったからT360に使ったという説もあるが、実際は軽自動車用として開発されたエンジンなので、急きょ、搭載車種を変更したということにはならないようだ。また意外なことにバイクのほうが採用が遅く、T360が登場したのは1963年のこと。バイクは同じくホンダのCB450で、1965年だった。
ただ、当時のDOHCというのは、海外も含めて、1気筒あたりのバルブはふたつ。つまり2本のカムはそれぞれバルブをひとつずつ開閉するだけだった。マルチバルブと呼ばれる、今のように1気筒あたり4つのバルブにするのは技術に難しく、レース用エンジン向けにしか採用されなかった。(写真はCR-X Siのシリンダーヘッド)
しかし、ホンダと同じく、エンジン屋として名を馳せていたプリンス自動車の系譜を汲む、S20型(1969年登場)は1気筒あたり4バルブ。6気筒なので、24バルブとなっていた。もちろん当時としては驚愕の精密エンジンだったが、広く普及するのは1980年代に入ってからで、いかにプリンス自動車の技術レベルが高かったがわかるだろう。
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