いよいよ三菱「ラリーアート」が復活！ 赤銀黒のパジェロスポーツとトライトンは日本導入されるか？

三菱自動車は11月30日、モータースポーツ活動やスポーツモデルの開発を担当する伝統の「ラリーアート」ブランドを復活させ、第一弾として海外向けモデルの「トライトン」および「パジェロスポーツ」に特別仕様車として設定すると発表した。実車はタイ・バンコクで開催される第38回タイランド・インターナショナル・モーター・エキスポ2021に出展され、12月1日に販売開始になる。

かつて世界ラリー選手権やダカールラリーで大活躍したラリーアートは長く休眠状態にあったが、三菱は今年5月の中期経営計画アップデートによってその復活を宣言。狙いはユーザーに“三菱らしさ”を体感してもらうことで、まずは純正アクセサリーを展開し、将来的にはモータースポーツへの参画も視野に入れているとのことだ。

その予告どおり、このたび1トンピックアップトラックのトライトンと、ミッドサイズSUVのパジェロスポーツに設定された特別仕様車（タイ仕様）には、専用の内外装アクセサリーが満載。両モデルとも往年のワークスカーを彷彿とさせるレッド、シルバー、ブラックのストライプ調ボディサイドデカールやレッドのマッドフラップを装備し、標準モデルとの差別化のためフロントグリル、アルミホイールをブラックで統一している。また、インテリアにもラリーアートのロゴや、オーバーロックにレッドアクセントをあしらったフロアマットを採用し、レース気分を手軽に味わうことができる。

トライトンとパジェロスポーツは途上国市場向けに現地生産されるモデルのため、第一弾の日本導入が期待薄なのはなんとも残念だが、三菱自動車の加藤社長によれば「第一弾となる特別仕様車に続き、魅力的なラリーアート商品を順次投入し、さらにはこのブランドのスピリットを感じられるような活動を検討する」とのことだから、今後のモデル展開次第では国内でも赤銀黒の三色をしばしば見かけることになりそう。ひと足先に実車に触れられるタイのファンがうらやましい限りだが、日本導入に期待して展開を見守りたい。

Comments

RALLIART！泥臭い感じがたまらんな、頑張れ三菱！

黒いグリル、かっこいいじゃないですか？