■新型「センチュリー」への反響は?
トヨタは、長年にわたって展開しているショーファーカー「センチュリー」に、SUVのようなスタイルの新モデルを追加しました。
従来のセダンタイプとは一線を画すSUVのようなスタイルの新型モデルは、競合となる高級SUVのユーザーにどのような印象を与えたのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これが「新型センチュリー」の超豪華内装です(49枚)
センチュリーは初代が1967年にデビュー。その後、30年後の1997年に2代目、さらに21年後の2018年に現行モデルとなる3代目が登場しています。50年以上にわたって生産が続く、トヨタを代表する車種の一つです。
センチュリーは、後部座席にオーナーや客らが乗車し、運転自体は専属の人がすることを想定した「ショーファーカー」。このような特性も相まって車両の格式は大変高く、皇族の使う「御料車」として宮内庁に納入されたこともあります。
今回登場した新型センチュリーは「The Chauffeur(ザ・ショーファー)」というコンセプトを掲げています。
外観は“威風凛然”をテーマに日本の美意識を散りばめたデザインを採用。職人による彫刻を施した「鳳凰エンブレム」や、ボディに深みのある光沢をもたらす「鏡面磨き」等などにより、センチュリー独自の世界観を表現しています。
ボディサイズは全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm、ホイールベースは2950mm。従来のセダンタイプより全長は短くなった一方、全幅と全高は大きくなっています。
インテリアは「人中心」の思想で設計しており、大変豪華です。まずフルリクライニング可能なリアシートを採用。リアドアは75度まで開きます。フロアは段差のない掃き出しフロアとして、優れた乗降性を実現しています。
さらに楽器作りに長年携わってきた職人による卓越した技術をオーディオ開発に注入。生演奏を彷彿させる心地良いリスニング空間を実現しています。
パワートレインは、3.5リッターV型6気筒エンジンと前後モーターに51Ahのバッテリーを組み合わせるプラグインハイブリッドを採用。駆動方式は4WDです。
新型センチュリーの価格は、トヨタ最高クラスの2500万円です。
ちなみに発表会では、電動スライドドアを採用した「センチュリーGRMN」も登場しています。
※ ※ ※
トヨタはもちろん、国産車の中でも最高峰のラグジュアリーカーとなる新型センチュリー。新型センチュリーの開発に当たってはロールス・ロイス「カリナン」、ベントレー「ベンティガ」、メルセデス・ベンツ「GLSマイバッハ」など、世界の“高級SUV”をベンチマークしたといいます。
今回、新型センチュリーに対し、そのような“高級SUV“をすでに利用しているオーナーの反応を調べました。
すると「内装の質感もバッチリ」「このクオリティで2500万は安い」といった喜びの声が多数。ほかにも「売ってくれるなら買いたい」と、“衝動買い”したくなる人も登場。どうやら高級車に親しんでいる人のお眼鏡にも、十分かなっているようです。
しかし一方で、その価格を見て「2500万円はかなり強気だなぁ」と投稿する人もいました。そうそう乗れるようなクルマではないですが、いずれにせよ気になる高級車となりそうです。
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みんなのコメント
欧州車信者に成りきり
日本車を貶す。
滑稽ですね。
センチュリーも仮想敵(ロールスロイス)に対し半額程度の値付けで出してきたのは正しい戦略。
あと1-2世代後には世界的に良いポジションを取れるだろう。さほどに世界ブランドの構築は敷居が高い。