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スバルの売れ筋SUV「XV」が「クロストレック」へ名称変更しフルモデルチェンジ!! 「全面刷新」の中身 価格はどうなる?

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スバルの売れ筋SUV「XV」が「クロストレック」へ名称変更しフルモデルチェンジ!! 「全面刷新」の中身 価格はどうなる?

 2022年9月15日に世界初公開されたスバルの新型クロスオーバーSUV「クロストレック」(プロトタイプ)。日本では初耳の方もいるかもしれないが実質上は「XV」のフルモデルチェンジに当たり、今回を機に国外で使われてきた「クロストレック」の車名に統一されることとなった。先代(つまりXV)とほとんど変わらないボディサイズながら、中身は大幅に全面進化。日本では11月11日に正式発表とみられるクロストレックを詳しく見ていこう。

●スバル クロストレックの進化のPOINT
・ボディサイズはXVとほぼ同じだから扱いやすい!
・エクステリアデザインは逞しさと躍動感が融合
・すべての使い勝手が向上!
・e-BOXERのみの設定
・性能が進化した新世代のアイサイトを搭載!

スバルの売れ筋SUV「XV」が「クロストレック」へ名称変更しフルモデルチェンジ!! 「全面刷新」の中身 価格はどうなる?

※本稿は2022年9月のものです
文/ベストカー編集部、写真/平野 学、SUBARU
初出:『ベストカー』2022年10月26日号

■「スバルで一番楽しいクルマ」

スバル クロストレック。ボディサイズは全長4480×全幅1800×全高1580mmで、XVに比べて全長が5mm短いだけ

 スバルのクロスオーバーSUV、XVの新型モデル(プロトタイプ)が9月15日に世界初公開され、車名が従来のXVから、世界統一の車名、クロストレックに変更となった。

 クロストレックは、クロスオーバーとトレッキングを合わせた造語で、「スバル車のなかで楽しいクルマ」(毛塚紹一郎PGM)というキャラクターは変わらない。

エクステリアデザインではヘッドランプ、リアコンビが最新のデザインのものになっている。大型化されたヘキサゴングリルにより力強さが強調されている

 新型クロストレックのボディサイズは、全長4480×全幅1800×全高1580mmで、現行のXVに比べて5mm短くなっただけ。

 ホイールベースは2600mmで同じだ。XV時代から変わらない日本での扱いやすさは健在だ。

 プラットフォームはレヴォーグ、WRX S4で定評のあるフルインナーフレーム構造のSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用し、構造用接着剤の適用拡大、サスペンション取り付け部の剛性アップなどにより熟成されている。

■使い勝手の良さを重視したインテリア

大型化されたヘキサゴングリルが逞しさを与える

 エクステリアデザインはXVを踏襲したキープコンセプトだが、『逞しさと躍動感』が開発テーマだという。

 実際に大型化されたヘキサゴングリルが逞しさを与え、そのグリルからヘッドランプ上部へとつながるデザインがシャープさを強調している。

 前傾姿勢のサイドビュー、リアを絞り込んだキャビン形状など、クロストレックのデザインは誰が見てもXVの新型とわかると同時に、大幅に質感がアップしている。

 XV時代からのアイデンティティであるブラックアウトされたフェンダーモールは、WRX S4同様にフロント後端にエアアウトレットが設けられている。

11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイを採用。インテリアはXVよりも進化し、質感と使いやすさを追求している

 インテリアは、使い勝手のよさと居心地のよさを重視。スバル車のアイデンティティにもなっている11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイ(縦型)を採用。

 スマホとの連携機能なども大幅に強化している。

 インテリアではシートに注目。

 仙骨を押さえて骨盤を支えるシート構造を初採用し、これにより通常のドライブだけでなく、上下動の大きい悪路走行時などでの快適な乗り心地に貢献しているという。

■パワーユニットはe-BOXERのみに。アイサイトはさらに進化!

 パワーユニットは、1.6L、水平対向4気筒ガソリンエンジンが消滅し、2L、水平対向4+モーターのe-BOXERのみとなった。

 スペックは未公表ながら、145ps/19.2kgmのエンジン、13.6ps/6.6kgmのモーターから大きく変わらないと思われる。

 トランスミッションも同様で、CVTのリニアトロニックを踏襲する。

2L、水平対向4+モーターのe-BOXERのみ。スペックについては未公表

 プロトタイプの時点では、グレードについての詳細は明らかにされていないが、標準グレードと上級グレードが存在。

 グレード間のスペックの違いはなく、タイヤ&ホイールが標準が225/60R17に対し、上級は225/55R18となるほか、ドアミラーの色、シートのステッチ、安全装備などの装備面で差別化されている。

 その安全装備だが、スバルと言えばアイサイト。

 クロストレックに採用されるアイサイトは、従来型の約2倍の画角の新型ステレオカメラと二輪車や歩行者を認識する広角単眼カメラを組み合わせた新世代タイプとなる。

 アイサイトXのようにハンズオフ機能を有していないが、性能面では大きく進化している。

 この注目のクロストレックは、11月11日に日本で正式発表され、デリバリーは来年からとなるもよう。

 価格は未発表だが、290万円台後半~300万円台前半と予想。

 最後に。これまでインプレッサ→XVという順に発表されていたが、今回はクロストレック→インプレッサスポーツと発表順が逆になる。

●スバル クロストレック 主要諸元
・全長×全幅×全高:4480×1800×1580mm
・ホイールベース:2670mm
・室内長×室内幅×室内高:1930×1505×1200mm
・車両重量:1540~1620kg
・最低地上高:200mm
・最小回転半径:5.4m
・パワーユニット:2L、水平対向4気筒+モーター
・トランスミッション:リニアトロニック
・ステアリング:ラック&ピニオン式
・サスペンション形式(前/後):ストラット/ダブルウィッシュボーン
・ブレーキ:ベンチレーテッドディスク
・タイヤ&ホイール:225/60R17(標準モデル)225/55R18(上級モデル)
・乗車定員:5名

●インフォテイメント
・センターディスプレイ:11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ
・メーター:4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ

●安全装備
・アイサイト:新世代アイサイト+広角単眼カメラ
・コネクティッドサービス:SUBARU STARLINK
・駐車支援(360°視界拡張):デジタルマルチビューモニター

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みんなのコメント

19件
  • インプレッサも300万円近くになるのかな?
    もう新車では手が出せなくなりつつある。
  • グリルのいかつさが増していい感じ。
    ただスバルとマツダは電動化に取り残されてる感が凄いが、大丈夫だろうか
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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