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「90年代のJGTCマシンを彷彿とさせるS15シルビア改」レースカー並みのスペックでサーキットを駆ける!

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「90年代のJGTCマシンを彷彿とさせるS15シルビア改」レースカー並みのスペックでサーキットを駆ける!

往年のJGTC300マシンをモチーフにしたサーキット攻略機

本物のレーシングパーツを投入してポテンシャルアップ!

「これぞ至高のチューンドBNR32」戦闘力も美しさも圧倒的すぎる!

岡山国際とオートポリスを中心に活躍している、知る人ぞ知るS15シルビアの登場だ。往年のJGTCマシンをモチーフにしたマシンメイクを展開し、実際に前後フェンダーやサイドステップ、インタークーラーなどは、本物のレーシングパーツを使用しているのだから恐れ入る。

心臓部のSR20DETエンジンは、HKSのキャパシティアップキットを使って2.2Lまで排気量を拡大。そこに組み合わされるタービンはIHIのRX6で、最大ブースト圧1.6キロ時に420psを発生。中低速トルクを重視した仕様だ。エンジンマネージメントは、純正ECUの書き換えで対応している。

カルソニックロゴの入ったインタークーラーは、本物のGT300マシンで使用されていた逸品。レスポンスを追求し、ワンオフパイピングを介してVマウントで配置している。その他、エンジンオイルクーラーやパワステクーラーなども水平マウントとしている。

負荷が集中するストラットタワー周りを中心に、徹底的なボディ補強を敢行。ちなみにストラットから前方のフレームはゴッソリとカットされているが、これは極低フォルムのまま問題なく全開走行できるようにするための干渉対策だったりする。足回りを含め、極限の低車高とサーキットでの速さを両立させるためのメイキングが全方位に展開されているのだ。

ブレーキキャリパーは前後ともにレーシングブレンボ。タイヤハウス内には、ブレーキシステムを冷却するためのダクトが引かれている。

メインメーターこそ純正だが、ダッシュボード以外の不要なパネル類や快適装備の類いが全て撤去されたコクピットは超スパルタン。チルトンレーシングのペダルやキルスイッチなど、レーシングカー直系の装備が多数導入されていることからも、このチューンドの本気っぷりが伝わってくる。

燃料タンクは重量配分の適正化を図るとともに、後方からの追突リスクに備え、45Lの安全タンクに変更して後部座席のセンターに移設。その左右に確認できる棒状の物体はエアジャッキだ。

カーボンリヤウインドウなどの軽量パーツも積極的に投入し、重量は1190kgまでシェイプアップ。オーナードライブでの岡山国際におけるベストタイムは1分38秒台。今後もさらなるタイムアップを狙っていくというから期待したい。

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