現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > フルカウルスポーツに憧れるママライダーが、SUZUKIの250ccc油冷シングルスポーツ「ジクサーSF250」に乗ってみました!

ここから本文です

フルカウルスポーツに憧れるママライダーが、SUZUKIの250ccc油冷シングルスポーツ「ジクサーSF250」に乗ってみました!

掲載 更新 16
フルカウルスポーツに憧れるママライダーが、SUZUKIの250ccc油冷シングルスポーツ「ジクサーSF250」に乗ってみました!

■油冷エンジンを搭載したスズキのフルカウルロードスポーツ!

 レーサーレプリカブーム全盛期の1980年代半ばから、スズキのGSX-R750やGSX-R1100に採用されたのが油冷エンジン。水冷エンジンより大幅に軽量化できるメリットがありましたが、更なる高出力化で水冷の冷却効果に及ばず、排ガス規制の強化に伴い姿を消してしまいました。レプリカブームを体験した世代には「スズキの油冷」ってフレーズには心トキメクものがあるのではないでしょうか?

ヤマハ「XSR125」登場 シリーズ最少排気量の原付二種ヘリテイジスポーツ

 今回紹介するスズキのジクサーSF250は、2019年からスズキ・モーターサイクル・インディアで製造販売されているグローバルモデル。大きな注目ポイントは新開発された油冷249cc4バルブSOHC単気筒エンジンです。スズキに油冷エンジンが復活したと話題を集めています。

 新しく独自に開発した油冷システム「SOCS(Suzuki Oil Cooling System)」を採用。燃焼効率を向上し、軽量化やフリクション低減を図ることで、高回転・高出力かつ優れた燃費性能を実現しています。

 2020年から日本仕様が発売。2021年モデルはスペックや装備の変更はなく、価格も据え置き。新色にマットブラックメタリックNo.2が加わりました。人気のトリトンブルーメタリックは継続。油冷ならではの軽快さ、そして48万1800円というリーズナブルな価格設定が魅力です。しかも、ABS付きという太っ腹さ!! コスパがよくて楽しいといえばスズキのバイクという印象なので、乗り味も気になるところです。

■軽快、コンパクトなボディとスポーティーなライポジの相性バツグン

 今回試乗したのは2020年モデルから継続のトリトンブルーメタリック。スズキらしいブルーカラーに「SUZUKI」と大きく書かれているのがレーシーで心躍ります。質感のある色合いで、ホイールに施されたリムラインも華やかさをプラスしてくれています。

 車格はコンパクトで158kgと軽量です。同じスズキのフルカウルスポーツで、248cc水冷4サイクルSOHC2気筒エンジンを搭載したGSX250Rは178kg。ABS付きだと181kgです。取り回しやすくて扱いやすいのはもちろんのこと、1馬力が負担する車重が軽いため、よりエンジンの性能を発揮できるし燃費にも優しいのです。

 個人的に心配なのが意外と高いシート高。実際にまたがってみると、身長158cmの私で両足のつま先がようやく接地する程度です。シート高は800mmもあって、決してよい方ではありません。あと1cmくらい私の足が長いとうれしい…。だけど、軽くてバランスがよくて片足でも平気で支えられます。

 ハンドルはスポーティーなセパレートタイプを装着。シート高があるのでグッと前傾となるライディングポジションです。このスタイルにこのポジション最高ですね。構えるだけでワクワクしちゃいます。足つきがよくないので停車した状態での乗車姿勢はキツいですが、走ってしまえば関係ないのでこっちのモノです(笑)。

■ストリートをスポーティに走る爽快さにワクワク感が止まりません

 さっそくクラッチを握ってセルボタンでエンジン始動。とても始動性はよく、小気味いい単気筒サウンドを奏でます。2本出しのショートマフラーはスポーティーで迫力あるデザインですが、見た目よりも静かでジェントル。エンジン音も排気音も嫌なノイズがなくて好印象です。

 アクセルと開けると単気筒らしいトルクフルさで加速。スタートダッシュが気持ちいいです。フルカウルスポーツはストップ&ゴーが疲れちゃうイメージでしたが、信号の多い市街地でも楽しく走れそう。スタイルの印象と違ってピーキーさはなくて、中高速の加速も軽やかに回って伸びやかです。

 実際の走行でのライディングポジションは、ハンドルが低すぎず、遠すぎずのいい感じです。街中をゆるっと走行していると手首や肩に体重をかけがちで疲れちゃうんですが、前傾でもポジションがコンパクトで無理しすぎない程度。私の体格だとニーグリップしやすいし、ほどよい緊張感で走れます。

 ブレーキはカチッとダイレクトに効くよりは、粘り強く制動性を発揮する感じがします。自然な効き心地で、街中やツーリングでスポーティーに走りたい私にピッタリかも! ABSも付いちゃってるので信頼感があります。

 軽量な車体でハンドルの切角も大きめなので、ヒラヒラと軽快に走れるのも楽しい。街中やツーリングでの中低速コーナーも、スポーティーに走れちゃいます。立ち上がりのトルクフルな加速は、鼓動感のあるエンジンのフィーリングと相まって爽快です。めちゃめちゃ楽しいです。街中から峠道まで楽しく走れそう。機会があったら高速道路も走ってみたい!

 私にとって最強の魅力はコスパが最高にいいところ。車検の必要もない250ccクラスだし、燃費やメンテナンス性に優れた単気筒なので維持費もお得。なんなら2台持ちなんて夢も実現できちゃうかも! 実際に乗るなら、落ち着いた雰囲気のマットブラックメタリックNo.2かなぁ…なんて、またまた妄想がふくらんじゃいます。安くていいモノを知ってテンション上がってしまうのはオバサンだからでしょうか(笑)。空想する時間まで楽しくなっちゃうバイクでした。

■ジクサーSF250全長×全幅×全高:2010×740×1035mm軸距:1345mm最低地上高:165mmシート高:800mm車両重量:158kgエンジンタイプ:油冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒総排気量:249cc内径×行程:76.0×54.9mm圧縮比:10.7:1最高出力:19kW(26PS)/9000rpm最大トルク:22N・m(2.2kgf・m)/7300rpm燃料タンク容量:12Lタイヤ:前110/70R17M/C 54H、後150/60R17M/C 66Hブレーキ形式:前後 油圧式シングルディスク(ABS)懸架方式:前 テレスコピック式(正立)、後 スイングアーム式フレーム形式:ダイヤモンド■メーカー希望小売価格:48万1800円(消費税込)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

日産が新型「スカイライン」発売! 最強モデル「GT-R」手掛ける匠の“爆速エンジン”搭載に反響あり! めちゃレトロな「旧車デザイン」取り入れた“NISMO Limited”とは!
日産が新型「スカイライン」発売! 最強モデル「GT-R」手掛ける匠の“爆速エンジン”搭載に反響あり! めちゃレトロな「旧車デザイン」取り入れた“NISMO Limited”とは!
くるまのニュース
ブレーキから“キーキー”音がするけれど、大丈夫!?
ブレーキから“キーキー”音がするけれど、大丈夫!?
バイクのニュース
2戦続けてライバルの争いから恩恵を受けたフェラーリ。代表はフェルスタッペンとノリスのバトルを喜ぶ
2戦続けてライバルの争いから恩恵を受けたフェラーリ。代表はフェルスタッペンとノリスのバトルを喜ぶ
AUTOSPORT web
【2024年ベスト・インベンション選出】ボルボEX90 ドライバーの状況を理解するシステム
【2024年ベスト・インベンション選出】ボルボEX90 ドライバーの状況を理解するシステム
AUTOCAR JAPAN
「タイガーフェイス」際立つ、キア初のピックアップトラック『タスマン』発表
「タイガーフェイス」際立つ、キア初のピックアップトラック『タスマン』発表
レスポンス
[安くてカッコいい]が一番でしょ!! デザインを極めたクルマを[200万円]台でチェック!!
[安くてカッコいい]が一番でしょ!! デザインを極めたクルマを[200万円]台でチェック!!
ベストカーWeb
世界60カ国で同時開催のラリー!? 日本で2度目のチャリティーイベント「ディスティングイッシュド・ジェントルマン・ドライブ」は都心が舞台に
世界60カ国で同時開催のラリー!? 日本で2度目のチャリティーイベント「ディスティングイッシュド・ジェントルマン・ドライブ」は都心が舞台に
Auto Messe Web
重いと渋滞中に足がプルプル! クルマによってクラッチペダルの「重い」「軽い」があるのはなぜ?
重いと渋滞中に足がプルプル! クルマによってクラッチペダルの「重い」「軽い」があるのはなぜ?
WEB CARTOP
オペルの主力『アストラ』、電動3モデルのラインアップが完成
オペルの主力『アストラ』、電動3モデルのラインアップが完成
レスポンス
レクサス UX300hに2種類の特別仕様車を設定 
レクサス UX300hに2種類の特別仕様車を設定 
Auto Prove
国内外の新型車勢揃い!? 今年の「ノミネート車」31台が決まる! どんなクルマが今年出た? 今後は10台に絞られる! 【日本カー・オブ・ザ・イヤー】
国内外の新型車勢揃い!? 今年の「ノミネート車」31台が決まる! どんなクルマが今年出た? 今後は10台に絞られる! 【日本カー・オブ・ザ・イヤー】
くるまのニュース
【MotoGP】マルティン、マレーシア初日の転倒も心配なし「今日転倒したのは良い事。限界も理解できる」
【MotoGP】マルティン、マレーシア初日の転倒も心配なし「今日転倒したのは良い事。限界も理解できる」
motorsport.com 日本版
三菱 アウトランダーPHEVのマイナーチェンジでEV航続距離の伸延とプレミアムモデルレベルの質感に
三菱 アウトランダーPHEVのマイナーチェンジでEV航続距離の伸延とプレミアムモデルレベルの質感に
Auto Prove
過激スタイルの "新型クロスオーバー" 欧州発表 アバルト最強「600e」約835万円から 280馬力、最高速度200km/h 
過激スタイルの "新型クロスオーバー" 欧州発表 アバルト最強「600e」約835万円から 280馬力、最高速度200km/h 
AUTOCAR JAPAN
トヨタが「新ハイラックスサーフ」世界初公開へ 現代に蘇った!? カクカクデザイン×ブルーボディ採用の斬新仕様! まもなく米国で「4Runner TRD Surf 」披露
トヨタが「新ハイラックスサーフ」世界初公開へ 現代に蘇った!? カクカクデザイン×ブルーボディ採用の斬新仕様! まもなく米国で「4Runner TRD Surf 」披露
くるまのニュース
こんなバイクもある!? 白バイにはどんな車種が使用されているの?
こんなバイクもある!? 白バイにはどんな車種が使用されているの?
バイクのニュース
ポルシェ911 GT3、ターボ化も電動化もしたくないが「あと2年」で限界に… 開発者の苦悩
ポルシェ911 GT3、ターボ化も電動化もしたくないが「あと2年」で限界に… 開発者の苦悩
AUTOCAR JAPAN
新車当時価格1870万円!! オーテック・ザガート「ステルビオ」を前オーナーに手紙を送って懇願すること3年…情熱が伝わって晴れてオーナーに
新車当時価格1870万円!! オーテック・ザガート「ステルビオ」を前オーナーに手紙を送って懇願すること3年…情熱が伝わって晴れてオーナーに
Auto Messe Web

みんなのコメント

16件
  • みなさん分かっているとは思うけど、車検が必要なくても整備は必要だからね。
  • 週末にバイク乗ると、スズキの青いバイクいっぱい見る。なんだかんだで10年前に比べたら250増えたし、若い人も増えてきた気がする。手が出しやすい金額って大事だよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村