9月9日(土)、WRC世界ラリー選手権第10戦『アクロポリス・ラリー・ギリシャ』は競技3日目のデイ3が行われ、首位に立っていたティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)とセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がそろってデイリタイアを喫するなか、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、前日の総合3番手から首位に浮上した。そんな荒れ模様のデイ3を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合4番手
「このステージの序盤でスピンしてしまった。リヤアクスルが緩んでいて、リヤがすごく動きやすくなっている。このステージでは挙動がかなりおかしかったので、そのせいでいくつかミスをしてしまった。それほどタイムを失わなかったことを願っているよ」
ヌービルに続きオジエも餌食に。“悪路”が牙を剥いたデイ3でロバンペラが首位に浮上/WRCギリシャ
●ジョルダン・セルデリディス(#9 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合19番手
「いくつか轍があって、1回目の走行よりも多少難しくなっていた。午前中よりも少しドライになっているが、もちろんマシンにとっても厳しい。マシンを無事に保つように努めて、一日を終えたよ」
※いずれもSS12直後の公式インタビューより
■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイリタイア
「僕たちはラリーをリードしていたが、残念なことにSS10でデイリタイアする羽目になった。ラインにそってステージを11km進んだところで穴の上を通過したら、サスペンションが壊れたんだ。正確に何が壊れたのかはわからないが、週末を通して振動と衝撃が蓄積されていたところへまた衝撃を受けたことが、サスペンションの故障を引き起こしたのだと思う」
「結局のところ、これはシーズンでも最も荒れたラリーのひとつで、今年はとくにマシンにとって厳しいものになっている。可能な限り最高の結果を出すために、全員が懸命な作業と努力を注いだことを考えると、今週末にまたも不運に見舞われたことはとても悔しい」
「パフォーマンスは良かったが、最大限のポイントを獲得するにはすべてが完璧である必要がある。今はもうシーズン残りの3つのラリーを最高の成績で終えることを期待している」
●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合5番手
「今日はトラブルが多すぎた! 僕たちの問題は昨日から始まっていて、今日も続いていた。午前中はハンドブレーキのトラブルで、その後はトランスミッションに問題が発生した。もちろん結果はとても悪かった。他にやりようがあったかどうかわからないよ。ただ運が悪かったのだと思う」
「今日のコンディションは(昨日と比べて)はるかに良かった。レッキではもっと厳しくなるだろうと考えていたんだ。でもかなりドライになっていたし、ステージはとても良かったと思う。明日何ができるか見てみよう。パワーステージでのポイントに狙いを定めていくが、まずはそこにたどり着く必要がある」
●ダニ・ソルド(#6 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合2番手
「今日はとても満足している。他のドライバーたちにもっと近づきたかったが、かなりうまくコンディションに対処できたので、今は総合2番手だ。正直なところステージは少々厳しいものだったけれど、それでも予想していたよりははるかにマシだった。ループの2回目の走行は滑りやすく、タイヤに負担がかかった。まさにアクロポリスのステージだ」
「“エレフテロホリ(SS9/12)”はそこらじゅう石だらけだったから、マシンを慎重に進めなければならなかった。結局マシンには何の問題もなかったけれど、それはとても重要なことだ。今夜はやるべき作業がたくさんある。明日は長い一日になるし、レッキではステージはひどいコンディションだった。でもチームによい結果を持ち帰ることができるよう願っている」
■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合首位
「今日は良い一日だったと思う。速く走ることができたし、このようなラリーではとても重要な安定性もあった。今日、実際に目にしたように、いろいろなことが起こり得る一日だったが、それがチームメイトに起こってしまったのは残念だ」
「自分はチャンピオンシップのことも考えなければならなかったので、つねにリスクを冒し過ぎないようにしていたのだけど、それが奏功して良かったよ。自分のペースにも満足していて、ハードにプッシュしながらも、ラフなところでは少しペースを緩めてクレバーに走ったんだ」
「もちろん、明日もまたトリッキーな一日になると思うので、クレバーであり続ける必要があるが、最後までうまくいくことを願っている」
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合3番手
「大変な一日だった。一日を通して、コンディションがつねに変化していたんだ。ミッドデイサービス前の、午前中最後のステージではクルマにトラブルが起こってしまったので、ラリーを続けられたのはラッキーだったと言える。クルマをサービスに戻すにあたってマージンはあまりなかったのですが、それでも何とかやり遂げることができましたよ」
「タイムを失ってしまったのはもちろん残念だけど、まだ戦いに残ることができているのは良いことだ。午後は路面がところどころ荒れていたので、できるだけクルマを労って走った。今晩、この場所にいることができてうれしいよ」
●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイリタイア
「今日は朝からチャレンジングなスタートとなり、最初のステージではぬかるんだセクションがあったし、午前最後のステージはかなり荒れていた。午前のループはもっとうまく走れたとは思うが、とくに大きな問題なく走り終えることができたので満足している」
「しかし、午後のループではいろいろな出来事があった。ティエリー(・ヌービル)がトラブルに見舞われた場所では、僕もクルマに衝撃を受けてダメージを負ってしまった。だが、なんとかいいペースで走り続けることができた」
「そして、最終ステージ前のリグループを出たところでは、ハイブリッドが効かなくなってしまった。さらに、ステージを数キロ走ったところでまずリヤタイヤの空気が抜け始め、その後さらにもう1本のタイヤもパンクしてしまったんだ」
「ゆっくり走り続けようとしたのだけど、不運にもヘアピンの出口で小さな異音がして、左リヤのアップライトが壊れてしまった。何とか自分たちで修理をしてクルマをサービスに戻そうと全力を尽くしたのだけど、残念ながらそれは叶わなかった」
●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合6番手
「デイ3が終わって総合7番手。(編注:SS12直後は7番手。その後オジエのでリタイアによって6番手に繰り上がる)」
「5番手に上がって、3番手争いに食い込んでいこうとプッシュしていた矢先に冷却系の不具合とふたつのパンクでハードな1日となりました。明日は最終日!」
※X(旧Twitter)より
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