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アウディ 2024年1~9月期は減益、販売台数も減少 前向きな見通しは維持

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アウディ 2024年1~9月期は減益、販売台数も減少 前向きな見通しは維持

安価な中国製品との競争激化

アウディは2024年1~9月期決算を発表し、減益、減収、減産という厳しい結果となった。

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ドイツの自動車メーカーであるアウディは、この落ち込みについて「厳しい」市場環境(特にEV市場)、安価な中国製品との競争激化、限られた部品供給能力による生産台数の鈍化を理由に挙げている。

また、欧州以外で最大の市場である中国での販売台数が8.5%減の47万7247台と落ち込んだことも、大きな打撃となった。欧州での販売台数も9.8%減の50万3746台だった。

販売台数は10.9%減の123万5590台で、このうち、EVは5.8%減の11万5788台だった。

しかし、アウディのゲルノット・デルナー最高経営責任者(CEO)は、今年、新型A5を含む14のモデルを発売または改良したことで、好調を維持していると語った。「我々はアウディを、再び並外れた成果を達成できるように位置づけている」

とはいえ、アウディの販売上の課題は英国の販売店でも明らかで、アウディは幅広いモデルに大幅な値引きを行っている。AUTOCARの兄弟誌である英『What Car?』誌によると、最大の値引きはラインナップの最上位に見られ、A8 50 TDIクワトロ・スポーツ・ティプトロニックの価格を最大9063ポンド(11.2%、約180万円)を引いている。

アウディ単体のほか、ベントレー、ランボルギーニを含むアウディ・グループ全体でも大きな落ち込みを記録し、販売台数は125万1381台で前年比10.9%減となった。

このため、利益は55%減の2億8800万ユーロ(約477億円)、売上高は8.2%減の462億6200万ユーロ(約7兆6600万円)、営業利益率は9.1%から4.5%に低下した。

その他では、アウディのブリュッセル工場の再編に12億ユーロ(約2000億円)を費やしたが、これも大きな出費となった。

不振にもかかわらず、グループの2024年の通期見通しは変更されていない。

業績を受け、ユルゲン・リッテルスベルガー最高財務責任者(CFO)は次のように述べた。

「アウディは、複雑なマクロ経済情勢と競争の激化を背景に、一貫して業績向上に取り組んでいる。現在の我々の焦点は、効率性と競争力をさらに高めることだ」

「同時に、2025年以降、販売台数と収益に徐々に影響を与えるであろう数多くの新型車を市場に投入している」

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