中古車購入ガイド [2022.09.20 UP]
ガソリン代高騰で再注目! プリウスを中古車で買うならコレ
文●大音安弘 写真●トヨタ
トヨタ新型プリウス2022年末フルモデルチェンジ!!WLTCモード燃費40km/Lへ!
ガソリン代の高騰となれば、やはり低燃費のクルマが気になるもの。その大定番といえば、ハイブリッドカーのパイオニア「プリウス」だろう。絶え間ない進化を続け、エコカーの最前線を突き進んできた。しかし、そのプリウスも、ハイブリッドカーの普及を受けて、独自の価値を追求し、新車も高価となってきた。そこで歴代プリウスの中で、コスパを中心に現実的な選択として狙いたいモデルたちを選んでみた。
想定予算 総額100万円:30系プリウス後期型(2012年~2015年)
30系プリウス(2012年モデル)
今でも街中で大活躍中の先代プリウスは、プリウス入門に最適な一台だ。ハイブリッドシステムが、次世代型「THSII」に進化した上、エンジン本体も1.8L化されたことで、高速巡行時の燃費と静粛性の向上、力強い走りも実現している。
ねらい目は後期型の「S」か「G」
2009年5月に発売されているが、狙うべきは、2011年12月より販売が開始された後期型モデルだ。ボディ剛性の強化が図られるなど、着実な進化が図られているからだ。グレードは標準仕様の「S」か上級仕様の「G」、それをベースとした特別仕様車の中から選びたい。エントリーの「L」は、燃費性能こそラインナップの中で最も優れるが、その分、軽量化及び装備の簡素化もしっかりと行われており、オーナーカーとしてはイマイチだ。
また後期型では、ヘッドランプが「S」以上は、ディスチャージ式かLED式となる点も見過ごせない。改良型直後となる2012年~2013年の「S」グレードならば、修復歴無しの走行距離5万km以内のものをコミコミ100万円ほどの予算で見つけることも可能だ。「S」と「G」のツーリングセレクションは、エアロと専用サスペンション、大径タイヤを装備したスポーティ仕様なので、燃費は少し落ちるが、所有欲は高まりそう。ヘッドライトもLED式が標準となる。また拘りのスポーツモデル「SツーリングセレクションG's」というコンプリートカーも見つけることが出来る。ただ最も新しいものでも6年落ちであり、価格が高いものは現行型初期型も狙えるため、旨味は少ない。性能面では、やはり現行型の方が上であることを頭の片隅に置き、価格と程度のバランスを重視して選びたい。
想定予算 総額200万円:50系プリウス前期型(2015年~2018年)
50系プリウス前期型(2015年モデル)
トヨタのもっといいクルマづくりを目指した構造改革「TNGA」の第一弾として発表された現行型プリウスは、ハイブリッド車の先駆者として、燃費だけでなく、上質さや快適性、そして走りの良さまで全面刷新による究極のプリウスが目指された。また新世代トヨタの方向性を示すモデルでもあったため、乗用車としての完成度が高く、誰にも薦めやすい一台だ。またシリーズ初の4WD「E-Four」と先進安全運転支援機能のパッケージ「トヨタセーフティセンスP」の設定も大きなトピックである。
狙い目グレードは価格と内容のバランスを考えて「S」
グレード構成は、燃費重視のエントリー「E」、標準車の「S」、上級グレード「A」、レザーシート仕様の「Aプレミアム」の4つを基本とし、「S」グレード以上では、スポーティなホイールと17インチタイヤ、専用リヤバンパーなどを追加したスポーティ仕様「ツーリングセレクション」と4WDの選択が可能となる。装備面では、全車ヘッドライトがLED化されている。ただ「L」は燃費のスペックはトップだが、装備が簡素化され、静粛性も少し落ちるので、やはり狙いは、標準車の「S」以上となる。
初期の「S」グレードならば、修復歴無しの走行距離5万km以内のものが、車両本体価格150万円前後から見つけることが出来るので、総予算200万円未満で現行型プリウスが手に入れられる。但し、最新車で標準化されている先進の安全運転支援機能は、前期型では「A」以上で標準。「E」と「S」系のグレードは、オプションであったため、装備内容の確認は必須。その点だけは、くれぐれもご注意を。
例外となるのは、特別仕様車「Sセーフティプラス」だ。これは「トヨタセーフティセンスP」を初め、先進機能を強化したもので、「A」グレード以上と同等の安全装備が加わったもの。先進安全機能を重視したい人は、この特別仕様車か、「A」グレード以上に狙いを定めても良いだろう。ただし、200万円付近だと、デザインを大きく変更した後期型が仕様や内容によっては選べるものも……。高価な前期型と手頃な後期型のどちらのメリットが大きいか、冷静に判断することも大切だ。
想定予算 総額250万円:50系プリウスPHV(2017年~現在)
50系プリウスPHV(2017年モデル)
番外編としてプリウスシリーズの中で、おススメしたいのが、現行型である50系プリウスPHVだ。EVシフトへと突き進む現代に置いて、EVライフをリスクなし楽しめる1台だからだ。
PHV(プラグインハイブリッド)は、簡単に言えば、大容量バッテリーと外部からの充電機能を備えたハイブリッドカーだ。基本を共有するプリウスよりも電動車としての性能も強化されているので、バッテリーの電力を積極的に使い走ることが出来る。そのため、日常走行のほとんどのシーンはEV走行となるのだ。もしバッテリー残量が少なくなっても、プリウス同様にハイブリッドカーとして使えるので、充電に拘る必要もない。50系プリウスPHVの航続距離は、68.2km。充電は200Vの普通充電だけでなく、急速充電器が使えるのも大きな強み。そしてプリウスよりも上級感かつスポーティなデザインに仕上げられているのも、好感度が高まるところだ。
予算が許すならPHVの満足度は非常に高い
そんな最新電動車が、修復歴無し走行距離5万km以内のものでも、車両価格200万円前後から見つけられ、コミコミ250万円で入手も可能なのだから、お買い得だ。プリウスよりも上位に位置するモデルだけに、グレードは標準仕様の「S」と上級仕様の「A」の2タイプをベースに展開する。装備も、初期型より先進安全運転支援機能「セーフティセンスP」が全車標準となるなど充実化。「A」グレードでは、トヨタ初の縦型11.6インチSDナビゲーションシステムと車載通信機「DSM」を標準装備なのだ。唯一、考慮すべき点は、2019年5月の改良までは、後席がセンターコンソール付きの2座なので、4名乗車仕様となること。5名乗車仕様は、それ以降の生産車のみとなる。ただプリウスPHVのようなハッチバック車の場合、5名で乗車するシーンは限られ、多くとも4人のことが大半。あまり気にする必要はないはずだ。
先代モデルとなると、デビューは2009年式と古いため、程度重視で低価格のものを選ぶのもお手軽だろう。ただ1台に長く乗る人ならば、TNGAで大進化を果たした現行型の初期モデルは、おススメだ。歴代モデルで最も燃費に優れるだけでなく、走りや快適性のレベルも段違いだ。ただ癖の強いデザインなので、好みは分かれるだろう。そういう点でも、予算が許せば、現行型プリウスPHVがおススメなのだ。注意したいのは、プリウスが高価なバッテリーと高性能な電気システムを搭載するクルマであることだ。そのため、価格だけでなく、信頼できる店選びや付帯する保証内容にも、しっかりと気を配りたい。
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みんなのコメント
納期が長くても計画的に新車を買う方が結局は得だと思うけど?
例の上級国民が犯した池袋での暴走のおかげで、その名声が汚れたのが残念でならない。