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振り返るといろいろ見えてくる…!? 日本の自動車業界2021-2022 回想と展望

掲載 更新 1
振り返るといろいろ見えてくる…!? 日本の自動車業界2021-2022 回想と展望

 ベストカー編集部選出のランキングで2021年を振り返り。あなたの印象に残っているのはどんなニュース? 何位に入ってる!??

※本稿は2021年12月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年1月26日号

ガソリンが高いのは税金のせい!? 二重課税疑惑もあり!! ガソリン税ってなんで高い?

■第1位 水素燃焼エンジン開発で今後に期待膨らむ!

気体をシリンダー内に噴射する、水素燃焼エンジンを搭載し走る実験モデルのカロスポ

 この先のカーボンニュートラルが叫ばれるなか、トヨタがやってくれました!

 MIRAIなどの水素で発電させて走るFCVではなく、「水素を燃焼させる内燃機関エンジン」という発想。

 カローラスポーツをベースにしたモデルでレース活動をしつつ、実験、データ解析を含めた研究開発を現在行っている。「内燃機関生き残りもある!?」と期待が膨らむ。1位で間違いなし!

■第2位 半導体不足問題で新車が届かない!

工場では『滞り』が発生。半導体というモノの重要性を改めて認識(※写真はイメージ)

 ハンコを押したのに新車がなかなか来ない……。過去にはなかった「世界的な半導体不足問題」とコロナ禍における「パーツ供給滞り」で工場では減産を強いられ、新車納入が大幅に遅れる事態が発生し、今も続いている。

 2021年に刻まれる大きな出来事だ。2021年春先までは1~2カ月で納車されたが、現在は半年待ちというモデルも。

 待てずに中古車市場へお客が流れるという現象も起きている。

■第3位 世界初の自動運転レベル3をレジェンドに

只今レベル3、体験中!

 高速道路などの自動車専用道路であることなど一定条件下で、運転の主体がドライバーからシステム側へ渡されるのが「自動運転レベル3」。

 これが世界で唯一市販車(レジェンド)で実現した! ベストカー編集部も体験したぞ。ホンダ、凄いぜ!

■第4位 東京モーターショー2021が中止!!

次回は存分に楽しみたい!

 クルマ好きのみならず、開催を楽しみにしていた人に衝撃が走ったのが2021年4月22日。新型コロナの影響をモロに受け、「東京モーターショーが中止」と発表された。67年の歴史で初めてのことだった。

■第5位 ガソリン価格高騰! 7年ぶりの高値を記録

 コロナ禍で停滞していた経済活動が2021年は世界的に再開し、原油の需要が高まったことなどで、原油価格とともにガソリン価格が高騰。

 11月には資源エネルギー庁が発表したレギュラーガソリンの全国平均小売り価格で、1Lあたり168円台を記録。2014年8月以来、約7年ぶりという高値となった。

■第6位 日産が北米で新型フェアレディZを世界初公開

新型Zは400馬力オーバーを発揮。「Proto Spec」の価格が694万円、通常モデルは500万円後半になるとする見方が強い

 2020年9月にプロトタイプが公開され、話題になっていた新型フェアレディZ。その市販モデルが2021年8月、北米でついに世界初公開された。実に13年ぶりに刷新。日本の発売は6月下旬から。でも価格…価格が…。

■第7位 スズキの鈴木修会長が退任

鈴木修会長がついに引退

 40年以上にわたって社長、会長と経営のかじ取りを担ってきたスズキの鈴木修会長が2021年2月に会長を退くことを発表。6月の定時株主総会後に取締役も退任し、カリスマ経営者がついに第一線から退くことになった。

■第8位 ホンダが続々と生産終了を発表

S660は2022年3月生産終了

 2021年6月、2040年にはエンジン車を全廃する目標を掲げたホンダ。その後、オデッセイ、レジェンド、クラリティを2021年中に、S660、NSXは2022年に生産終了することを発表。名門車が続々と消えた。淋しいなぁ……。

■第9位 衝撃! トヨタ不正車検問題

 4月、トヨタのおひざ元で不正車検が発覚。ネッツトヨタ愛知の販売店が不正をやっており、法令違反の対象台数は実に5158台にものぼる。安全性重視のクルマであってはならないこと! 9位に入れて警鐘を鳴らしたい。

■第10位 三菱ラリーアート復活。日本にも!?

 10位は2021年12月、タイで発表された「三菱ラリーアート復活」の話。パジェロスポーツなどの特別仕様車に「ラリーアート」を設定。2022年、日本での復活も近い予感!?

■11位以下にもこんな出来事が!!

トヨタLQ

 「ランキング10」には漏れたが、2021年は次のような出来事もあった。

 スズキとダイハツが軽商用車で協業/世界第4位の自動車グループ「ステランティス」誕生/カローラがグローバルで累計販売5000万台を達成/首都高が五輪中に1000円値上げ/五輪で近未来カー、トヨタLQが走る/ホンダがオンライン販売を開始/メガウェブ、12月31日に閉館。などなど。

【番外コラム01】2021年クルマ界「喝!!」 知事公用車のセンチュリーやめても無駄遣い!

トヨタ センチュリー

 兵庫県で知事公用車など2台をセンチュリーにした際、県議会などから「費用が多額」と批判を浴び、2021年にアルファードに変更。リース料は3分の1以下になったが、2台の解約金は700万円。公費の無駄遣いに喝!

【番外コラム02】2021年クルマ界「あっぱれ!!」 ホンダF1最後の2021年に優勝だぁ!

優勝したフェルスタッペン

 2021年12月12日、F1最終第22戦でレッドブル・ホンダのフェルスタッペンが今季10勝目を挙げ、初のドライバーズ部門総合優勝を獲得。2021年限りでF1を撤退するホンダは有終の美を飾った。あっぱれだ~!

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みんなのコメント

1件
  • 振り返るといろいろ見えてくる…!? ベストカーのスクープ 回想と展望
    ってのをやってくださいよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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