■2500万円超えのスーパーカーを、廃車同然のコンパクトカーをベースに再現
ユーチューバーの「King OF Crafts」は、クルマや銃などをダンボールで再現するユーチューバー。そんなKing OF Crafts氏が、2022年9月に「DIYウラカン」とも呼ぶべき自家製ランボルギーニを完成させ、動画を投稿しました。
【画像】廃車同然のコンパクトカーから作られた自家製「ランボルギーニ ウラカン」の製作工程を画像で見る(109枚)
2500万円超のランボルギーニ「ウラカン」を、廃車同然のコンパクトカーをベースに再現したといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。
King OF Craftsはこれまでに、メルセデス・ベンツ「Gクラス」やロールスロイス「ボートテール」などをダンボールで再現したり、ポルシェ「918スパイダー」をFRPや金属製のパイプを用いて再現してきました。
今回King OF Craftsが制作したのが、イタリアの高級自動車メーカー「ランボルギーニ」のV型10気筒エンジン搭載モデル「ウラカン」です。
ウラカンは現在のラインナップの中で、最も安価な「ウラカン EVO RWD」でも2500万円を超える超高級車。King OF Craftsはそんなウラカンを廃車同然のコンパクトカーから再現しました。
King OF Craftsは、まず廃車同然のダイハツ「シャレード」(3代目)と思われるコンパクトカーを、スクラップ場のような場所から引っ張り出します。
引っ張り出したクルマはさっそくガレージに持ち込み、ヘッドライトやバンパー、フェンダー、シート、テールゲートなどすべての内外装パーツを取り外してフレームと駆動系だけの状態にします。
さらにフレームをバーナーで切り裂いていき、駆動系とプラットフォームのみの状態にします。
この状態の車体をさらに中心部分からバーナーで一度分割し、金属製のパイプや板などを足すことで車体を延長します。
こうして出来上がったベースに金属製のパイプを組んでいき、ウラカン形状の「骨」を作ります。
その後、ウラカンのシルエットをかたどった骨組みの上にダンボールを貼り、さらにそのダンボールの上に粘土を盛って削っていくことで、ウラカンのボディ形状を作ります。
この粘土のボディを元にFRP(繊維強化プラスチック)を貼って固め、ボディカウルを形成します。
出来たボディカウルを解体し、バンパーやドア、ボンネットに切り分けます。
切り分けたパーツを加工したり、フレーム側にマウントを作りパーツを組み合わせていくと、いよいよスーパーカーのかたちに近付いてきました。
さらにディテールとなるグリルやルーバーのようなリアハッチ、ホイールキャップもFRP(繊維強化プラスチック)等で再現、作成し組み合わせます。
続いて内装の作成に入ります。内装も外装パーツ同様ダンボールの上にFRPを貼って形成、組み上げていきます。
組み上がった時点で、車室後部には赤いファブリックを、ドアや車室前部にはオレンジのレザーのような内装材を貼り、レザーシートを取り付け、内装が完成します。
内装が完成したらヘッドライトもDIYで制作、組み付ける前に外装を塗装し、ヘッドライトとウィンドウ、ミラーなど組み合わせ完成です。
完成した「DIYウラカン」は、コンパクトカーから再現されているためか、少し小ぶりですが、一見するとホンモノと見間違えるほどのクオリティです。
King OF Craftsはこのクルマを210日間かけて作成したといいます。
表面的な部分だけでなく、のぞいてみないとわからないようなブレーキローターなど細部に至るまでていねいに再現されており、その執念には尊敬の念を感じずにはいられません。
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みんなのコメント
最後まで読んじゃったじゃないか。
そういや日本にも似たことやってる会社があったな、
MITSU〇KAとは言わんけど。