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【注目モデル詳報】ワクワク満載!スズキ・スペーシアの自由空間と便利アイデアを大紹介

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【注目モデル詳報】ワクワク満載!スズキ・スペーシアの自由空間と便利アイデアを大紹介

全車マイルドHV仕様。広さと便利さ、そしてデザインが魅力

 JMS2023に「スペーシア・コンセプト」として出品されたモデルが、早くも正式デビューした。新型は6年ぶりに全面刷新を図った3代目になる。
 「わくわく満載! 自由に使える安心・快適スペーシア」をコンセプトに開発され、新鮮デザイン/居心地のいい室内空間/進化した安全機能が注目ポイント。開発に当たって、徹底したユーザーサーベイを行うとともに、デザイナーを含めた設計スタッフによる、実際にドライブしての「ワイガヤ会議」を実施。従来型からの改良ポイントを浮き彫りにしていったという。

スズキ・スペーシアが全面改良して第3世代に移行。スズキならではの軽スーパーハイトワゴンとしての魅力が大きく進化

 ラインアップは標準モデルと、スポーティ志向のカスタムの2シリーズ。SUVイメージの「ギア」と車中泊も可能なマルチモデルの「ベース」は遅れてモデルチェンジする予定だ。

 パワートレーンは全車マイルドハイブリッド仕様。標準モデルはR06D型自然吸気(49ps)+モーター(2.6ps)の組み合わせ。カスタムは自然吸気に加え、R06A型ターボ(64ps)+モーター(3.1ps)が設定された。トランスミッションは全車CVT(ターボはマニュアルモード付き)、駆動方式はFFと4WDから選べる。

 エクステリアは、大容量コンテナをモチーフにしたボクシーフォルム。ボディサイドにくっきりと刻んだビード形状がタフなイメージを表現し、ラウンディッシュな面処理が優しい印象をアピールする。従来はグラッシー仕上げだったDピラーはボディ同色。ルーフ幅を一段と広げた効果で、ボディを大きく感じさせるのも新型の特徴だ。サイズは3395×1475×1785mmとKカー規格だが、新型は逞しく、安心感が増した。

 標準モデルとカスタムの相違点はフロントマスク。標準モデルは、従来車に似たヘッドランプ(新型はLEDタイプ)とシンプルなメッキグリルの組み合わせ。カスタムはワイド感を強調した薄型ライトと大型グリルで、「悪顔」を演出。ターンランプはシーケンシャルタイプと手が込んでいる。

 ボディカラーは、標準モデルが新色のミモザイエロー、トーニーブラウンをはじめ単色8色、2トーン4色の計12タイプ、カスタムは単色7色、2トーン4色の計11タイプ。2トーンカラーのルーフ色は、標準がソフトベージュ、カスタムはブラック。どちらもDピラーにシルバーのアクセントが入り、さりげなくお洒落な印象を演出する。

 リアドアは全車スライド式。ベースグレードを除き電動開閉機能が組み込まれ、開口部は600×1250mm(幅×高)と大きい。345mmの低いステップ高、そして持ち手部分を拡大したグリップによって良好な乗降性を実現した。

新発想の後席フラップで快適性と使い勝手向上。安全装備も大幅に進化している

 インテリアは、広さと便利さを一段と追求。カップホルダーやインパネボックス、前席ドアトリムにビード形状を配し、エクステリアと同様に大容量コンテナのイメージを投影した。

 注目はリアシートのクッション前端に新装備したマルチユースフラップである。手動の簡単操作でレッグサポート/オットマン/荷物ストッパーの3モードに展開し、広い後席空間がリビングのような「くつろぎスペース」に変身する。後席パッセンジャーにとっては快適性を、そして後席に荷物を置いた場合は落下しない安心感を与えるアイデアアイテムである。

 メーターはスピード表示をデジタル化したカラーTFT液晶タイプ。新デザインの3スポークステアリングにはステアリングヒーターが設定され、パーキングブレーキは電動タイプに進化した。視界に優れた水平基調のインパネは、助手席側を使い勝手に優れるビッグオープントレイ形状とし、大容量のインパネボックスをプラス。USBソケット(タイプA&C)は、フロント2個所に加え、後席右側にも装備する。メーカーop9インチメモリーナビゲーション(19万5800円)には、スズキコネクト連携/ドライブレコーダー連動/HDMI入力の新機能がプラスされた。

 新型は静粛性を徹底したのもポイント。ルーフパネルとメンバー接合に高減衰マスチックシーラーを採用すると同時に、フェンダー内に遮音壁を設定。さらにスズキ初となるアンダーボディ接合面への減衰接着剤の使用と、後席回り4カ所に遮音バッフルを追加した。静かさはクラストップ級。室内の空気を効率的に循環させるサーキュレーターは、作動音を低く抑えた改良版である。

 安全性も大幅に前進した。メインセンサーを従来のステレオカメラ式から、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた新方式に変更。前方の認識角度を約2.6倍に拡大した成果で、自転車や自動2輪車も検知、交差点でも対応可能としている。

 アクティブクルーズコントロールには、カーブや車線変更時の速度抑制と接近警報、停止時保持機能をプラス。車線維持支援デバイスも追加することで車線中央を維持するようステアリングを制御する。スペーシアの安全・安心は最新スペック。街中はもちろん、ロングクルーズでもドライバーをしっかりとサポートする。

スズキ・スペーシア 主要諸元

グレード=ハイブリッドX(FF)
価格=CVT 170万5000円
全長×全幅×全高=3395×1475×1785mm
ホイールベース=2460mm
トレッド=フロント:1295/リア:1300mm
車重=880kg
エンジン=657cc直3DOHC12Vターボ
エンジン最高出力=36kW(49ps)/6500rpm
最大トルク=58Nm(5.9kgm)/5000rpm
モーター最高出力=1.9kW(2.6ps)/1500rpm
モーター最大トルク=40Nm(4.1kgm)/100rpm
WLTCモード燃費=23.9km/リッター(燃料タンク容量27リッター)
(市街地/郊外/高速道路=22.4/25.2/23.7 km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=155/65R14+スチール
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.4m

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みんなのコメント

4件
  • sye********
    アルトやワゴンRなどスズキは新ジャンルを開拓するのがスゴイ。ダイハツ、ホンダは二番煎じ。
  • saw********
    サイドのプレスラインがダサすぎ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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