カタログ燃費のため大型バイク並みの容量しかないモデルも存在!
クルマの航続距離(燃料ワンタンクで走れる距離、おおよそ燃費×燃料タンクの容量)はクルマのジャンルによる違いもあるが、最低で400km、たいてい500kmが想定される。最近のクルマは燃費が良くなっているのもありワンタンクで400kmから500kmは走れるものだが、車格も加味すると「こんなに燃料タンクが小さいの?」というクルマもある。そこで当記事では該当するクルマに乗った際に注意する意味も含めて、「思ったより燃料タンクが小さいクルマ」を紹介する。
衝撃のリッター1km未満車も! エコ全盛の今では考えられない極悪燃費車5選
1)三菱ランサーエボリューション7:48リッター
WRX STIと双璧をなすスポーツ4WDだったランサーエボリューション。最終モデルとなったエボ10でも燃料タンクは55リッターと小さかったのだが、2001年登場のエボ7の燃料タンクは48リッターしかなかった。ランエボの燃費は良くてリッター10kmくらいなので、普通に乗って400kmで「そろそろ給油」というのは車格を考えると、航続距離が短いと言わざるを得ない。
そのため次のエボ8から55リッターに燃料タンクが拡大された。なおWRX STIはインプレッサ時代から競技ベースのスペックC以外は60リッターが確保されており、航続距離で不安を感じることは少ない。
2)スズキ・アルトエコ:20リッター
エコノミー(価格の安さ)とエコロジー(主に燃費の良さ)に秀でた先代ミライースに「返す刀」とばかりに続き、2011年に先代アルトに設定されたアルトエコ。なんと燃料タンクが20リッターと、タンクの大きい部類の大型バイク並みの容量しかなかった。これはカタログに載るJC08モード燃費を向上するべく、燃費を計測する際の負荷のランクを下げたことによるもの。
実用燃費がいいクルマとはいえ、通勤などにも使われるのを考えると350kmも走ったところで「そろそろ給油かな」と感じてしまうのは実用性よりもスペック重視だったと思わざるを得ない。
バッテリーを積むことで燃料タンクの容量が犠牲になるケースも
3)三菱アウトランダーPHEV:45リッター
アウトランダーPHEVは、登場から6年が経った今でもすべてのバランスに優れたプラグインハイブリッドである。しかしアウトランダーPHEVの燃料タンクは床下にバッテリーを大量に積むこともあり、45リッターと車格を考えると小さい。
まあ電気自動車として50km程度、ハイブリッドカーとして燃費がリッター13km程度なので合計550km程度の航続距離は確保されているので不便はないにせよ、長距離を走るケースも多いであろうクルマの性格を考えると、もう少し燃料タンクが大きいと嬉しい。
4)ホンダ・クラリティPHEV:26リッター
クラリティPHEVはアウトランダーPHEV以上に大きな容量のバッテリーを搭載しているせいもあり、燃料タンクは並の軽自動車より小さい26リッターしかない。EV走行で80km、ハイブリッドカーでの燃費がリッター20kmとして500km走ると「そろそろ給油」といったところ。全長が5メートル近くで600万円近い価格を考えると、不便はないにせよもう少し航続距離が欲しいところだ。
※最近のホンダ車はクラリティPHEV以外にも、N-BOX FF車:27リッター、4WD:25リッター、フリード FF車:36リッター、シビックタイプR:46リッター、レジェンド:57リッター、NSX:59リッターと車格やイメージよりも燃料タンクが小さいクルマが多い傾向だ。
5)マツダ・デミオ ディーゼル/MT:35リッター
現行デミオのディーゼル+MT以外の燃料タンクは44リッターと、コンパクトカーとしては大きい。だが、現行デミオでもっとも燃費のいいディーゼル+MTの燃料タンクは35リッターと小さい。これはアルトエコと同様にカタログに載るJC08モード燃費を上げるためで、志としてはちょっと残念である。
しかし筆者は現行デミオディーゼルのMTに1年間、1万5000kmほどマイカーとして乗っていたが、実用燃費がリッター20kmを切ることは滅多にないため、航続距離は最低で500km、高速巡航であれば700km程度確保され、不便はまったくなかった。またデミオディーゼルのMTに乗っていた3、4年前は軽油はリッター100円前後ということも多かったので、3000円くらいで満タンにできるのもありがたかった。ただ、オーナーとしては燃費がいいだけに通常の「44リッタータンクだったらワンタンクで1000kmも夢じゃないのに」と思うこともよくあった。
燃料タンクが小さいことは航続距離が短い、給油の回数や手間が増えるというデメリットはあるにせよ、半面で燃料が軽ければ燃費には僅かにせよプラスになる、1回あたりの給油で支払う代金が安くなるというメリットもある(後者に関しては長期的な出費はほぼ同じで、ならば「給油の回数が少ない方がいい」と感じる人が多いと思うが)。いずれにしても最近は高速道路上のガソリンスタンドが減っていることもあり、出発時にガソリン残量をチェックするなどし、ガス欠にはくれぐれも注意したい。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
三重県の「北勢バイパス」、2024年度内に四日市の中心部まで開通! 通勤ラッシュの緩和にも期待。 【道路のニュース】
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
態度を改めないと「免許返納です」傍若無人な“若者運転”が危険すぎる「5つの理由」って!? 事故を起こすのも当然! 未成熟な「ヤバすぎる運転」とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?