カワサキがEICMA2019のカンファレンスでお披露目したEVスポーツモデル「EVプロジェクト」。その構造や狙いを現地で撮影した写真とともに解析・予想する!
250クラスの車体を使ったスポーツEV!
EICMAのショー会場、カワサキブースの奥に1台のストリップモデルが展示されていた。
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展示台の下には「EV PROJECT」の文字。
そう、これはカワサキが研究開発を進めている、次世代EVスポーツバイクの最初のプロトタイプなのである!
官能的な性能が魅力のスポーツバイクを中心に展開するカワサキではあるが、時代がEVへと流れていくのを見過ごすはずもなく、2000年ごろには研究をスタートさせていたという。
カンファレンス会場では、2代目ニンジャ250のボディをまとった試作車がサーキットを走行するシーンも流され、開発が進んでいることを広くアピールした。
現時点ではスペックはもちろん、車名すら決まっていないが、マシンの出来栄えを見るに、完成車の登場にはそう時間もかからなそう。
次なる展開を期待して待ちたい。
テスト車両はニンジャ250!
2000年ごろの開発スタートということもあって、テスト車の車体には当時の250スポーツ、2代目のニンジャ250が選ばれた。
この頃、欧州の一部メディアで特許申請の図版とともにこの情報がスクープされ、当時は「ニンジャE2」という名前になるのでは、と噂されていた。
会場ではこのバイクの走行シーン動画も流されていた。
HV車でお馴染みの回生ブレーキ機構を搭載
ショー会場に展示されていたプロトタイプは、ボディパーツのないストリップモデル。
大きなバッテリーとモーターを車体中央にレイアウト、それを設計の自由度が高い、鋼管トレリスフレームで支える構造だ。
特徴的なのは、電動コミューターに多い、モーター直結タイプのEVではなく、後輪駆動用にマニュアルミッションを備えている点。
モーターサイクルを操る楽しさを重視してこの方式が採用されたと思われるが、電動ならではの大トルクを考慮してか、ミッションは4速となっている。
展示車両を見る限り、足回り関係はニンジャ250あたりに由来するパーツをそのまま使っているようだ。
注目したいのは、EVらしく回生ブレーキ機構も搭載している点。
詳細な説明はなかったが、会場では左手の親指を使うブレーキレバーが映されていた。
回生ブレーキシステムは左親指!
いまやハイブリッド車ですっかりおなじみになった回生ブレーキ機構も、このEVプロジェクトのマシンに搭載されている。
左手の親指を使うブレーキレバーを増設しているところを見ると、ライダーがマニュアルで作動させるシステムのようだ。
ストリップモデルにはワイヤーでレバーと連動したスロットルカムのようなものも設置されており、減速時の補助ブレーキとして使いつつ、回生を行う仕組みとなっているようだ。
DETAILS
[ アルバム : カワサキ「EV PROJECT」の写真をまとめて見る! はオリジナルサイトでご覧ください ]
まとめ:月刊オートバイ編集部
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