クルマが、オンライン空間に
text&photo:AUTOCAR編集部&近藤浩之
【画像】パイオニア・カロッツェリア2019年冬モデル【実機】 全20枚
市場が成熟したといわれるカーナビだが、大画面化、HD化、ドライブレコーダー連携など、各社が新しい商品性を提案している。
冬休みに愛車のインフォテインメント用品の交換を考えている方に、この冬の注目商品として、昨年話題になった「カロッツェリア」の新商品シリーズを紹介しておこう。
今シーズンの目玉はやはり、車内をオンライン空間にする新型「サイバーナビ」。
これは、容量・速度制限なしのNTTドコモ「LTE」を定額で使い放題にできるdocomo in Car Connect(ドコモ・イン・カー・コネクト)に対応した新モデルだ。エンターテインメント性を強化し、新たなドライブ体験を提供するものになっている。
具体的には、WEBブラウザ機能により、YouTubeを直接サイバーナビで視聴できる「ストリーミングビデオ」。
自宅などのブルーレイ・レコーダーをリモート操作し、録画番組やライブ放送などをサイバーナビで視聴できる「レコーダーアクセス」という機能を有する。
いわば、サイバーナビがWi-Fiルーターとして機能するという発想だ。これにより同乗者がスマートフォンやタブレットなどを使ってインターネットを楽しむことも可能になる。
LS(ラージサイズ)メインユニット、200mmワイド・メインユニット、2Dメインユニットの3タイプが設定され、実勢価格は15万円~21万円前後(税抜)となっている。
LS(ラージサイズ)メインユニット
AVIC-CQ910-DC(9V型):21万円前後
AVIC-CQ910(9V型):19万円前後
AVIC-CL910-DC(8V型):19万円前後
AVIC-CL910(8V型):17万円前後
200mmワイド・メインユニット
AVIC-CW910-DC(7V型):17万円前後
AVIC-CW910(7V型):15万円前後
2Dメインユニット
AVIC-CZ910-DC(7V型):17万円前後
AVIC-CZ910(7V型):15万円前後
ノアヴォク/アルヴェル/ステップワゴン専用も
愛車にマッチする10V型大画面ディスプレイを採用したサイバーナビも登場している。いわゆる車種専用モデルだ。
下記の車種について、高音質エキスパートチューニング・データを搭載するなど、6車種のマッチングに特化したモデルとなっている。
設定車種はトヨタ・ヴォクシー、ノア、エスクァイア、アルファード、ヴェルファイア、それにホンダ・ステップワゴン。
いずれも、キーイルミネーション部分にグラデーション処理を施したほか、サイバーナビ専用「スマートコマンダー」を同梱し、ドライブ中でもナビ/AV機能を操作できる。
実勢価格は、23~24万円前後(税抜)だ。
サイバーナビXシリーズ発売
あわせて、ハイエンドオーディオ・カーナビ、サイバーナビXシリーズについても触れておこう。
ハイエンド・オーディオの「TAD」から受け継いだ技術思想をもとに、銅メッキシャシーなどによる徹底的なノイズコントロールに加え、静音化と制振化を追求した最高品位シリーズだ。
具体的には、製品の背面に静音タイプのファンを採用し、固定用のビスを追加。騒音や振動が音にもたらす影響を徹底的に排除し、振動そのものも抑制している。製品背面の制振用T字スリットや要所に配置した銅メッキシャシーが、高音質技術の基礎となる堅牢で振動に強い構造を生み出した。
これを、音響技術者が徹底的に試聴とチューニングを繰り返して、純粋無垢な原音再生を実現している。
サイバーナビXシリーズは、8V型HDモニター「AVIC-CL902XSII」と7VワイドVGAモニター「AVIC-CZ902XSII」の2モデルが新発売された。実勢価格はそれぞれ、27万8000円と24万8000円前後(共に税抜き)となっている。
楽ナビは? 大画面モデルも
コストパフォーマンスの高いベストセラー・ブランド「楽ナビ」も新製品を発売している。
9V型では、HDモニターを装備する「AVIC-RQ903」が用意された。大画面モデルである。
また、ワンセグTVを視聴できる7V型200mmワイドVGAモニターの「AVIC-RW503(Bluetooth対応)」「AVIC-RW303」、同じく7V型の180mmワイドVGAモニターとなる「AVIC-RZ503(Bluetooth対応)」「AVIC-RZ303」「AVIC-RZ103」など、ユーザーのニーズに合わせて合計6機種をラインナップした今シーズン。
外観は、ピアノブラック基調で落ち着きのあるデザインに。「現在地」「メニュー」キーをダークシルバーとし、滑り止めパターンを採用することで操作性も高めている。ワイド・タイプには、コンソールにフィットするフラットデザインを採用した。
見やすい地図、正確な自車位置測位、独自のプローブデータを活用した「スマートループ渋滞情報」、「VICS WIDE」に対応しており、カーナビ機能も充実している。
また、高速道/有料道で自車の逆走を検知した場合に、音声・画面表示で通知する「逆走警告」機能を搭載。幅広いメディアに対応するAV機能など、使い勝手と機能のバランスが取れていて商品力が高い。
実勢価格は5~11万円前後(税抜)とされている。
ディスプレイオーディオ派に
カーナビ製品以外にも、この冬のカロッツェリア新製品を紹介しておこう。
まずは、2Dメインユニットタイプのディスプレイオーディオ「FH-6500DVD」だ。
6.8V型ワイドVGAモニターを採用し、手元のiPhone/AndroidのスマートフォンとBluetoothで接続し、楽曲のワイヤレス再生、ハンズフリー通話などが可能となっている。
また、USBデバイスやポータブルHDDに保存したフルHD動画(1980×1080)や、ハイレゾ音源のダウンサンプリング再生など幅広いフォーマットに対応している。
多彩なオプション品を利用できるのも特徴で、バックカメラ接続時にはガイド線の表示が可能だ。
実勢価格は3万円前後(税抜)となる。
また、デザインが一新されたメインユニット機も発売されている。
5機種がスマートフォンリンクに対応し、スマホの音楽再生や通話などができるようになったのがトピック。具体的には、iPhone、Androidにインストールされたカーナビ、音楽、メッセージといったアプリ、電話の受発信、音声認識などの機能をメインユニットの操作ボタンで利用できる。
2DINモデルでスマートフォンリンクに新対応した「FH-4600」もラインナップ。メインユニットは合計7モデルという顔ぶれで、実勢価格は8000~2万1000円前後(税抜)だ。
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