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スバルの「最大・最上級SUV」が色々凄い? 「タフ」と「オシャレ」を備えた「アウトバック」とは

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スバルの「最大・最上級SUV」が色々凄い? 「タフ」と「オシャレ」を備えた「アウトバック」とは

■30年近い歴史を誇る「アウトバック」

 スバルは、AWD(四輪駆動)と水平対向エンジンを組み合わせたシンメトリカルAWDや先進運転支援機能「アイサイト」といった独自技術を強みとするメーカーで、悪路走行からロングツーリングまで快適かつ安全に走行できると根強いファンからの支持を集めています。
 
 こうしたスバル車の特徴をバランス良く持っているのが「アウトバック」です。どういったクルマなのでしょうか。

【画像】めちゃカッコいい! スバル「アウトバック」を画像で見る(50枚以上)

 アウトバックの正式な車名は「レガシィ アウトバック」です。

 まず「レガシィ」シリーズの始まりは1989年からで、従来のミドルセダン/ワゴン「レオーネ」シリーズの後継車として誕生しました。

 それまで培ってきたAWDや水平対向エンジンの技術や、他社に先駆け人気を博していたステーションワゴンのノウハウなどを継承しながらも、クルマの基本となるプラットフォームやエンジンなどをいちから新設計し、大幅な性能向上を図っています。

 そして高性能なターボエンジンとステーションワゴンボディを組み合わせた「ツーリングワゴンGT」がデビューから約半年遅れで登場。

 他社のワゴン車にはない高性能ぶりが支持され、当時のアウトドアやスキーなどの一大ブームとも相まって、瞬く間に大ヒット作となりました。

 4ドアセダンも、スバルテクニカインターナショナル(STi)などの手により誕生したラリーマシンがWRC(世界ラリー選手権)に参戦し優勝を果たすなど、スバルのAWD性能を世界にアピール。

 こうしてレガシィは初代から、スバルを代表する人気ブランドとなりました。

 そして1993年に登場した2代目レガシィ セダン/ツーリングワゴンに、SUVとのクロスオーバーモデル「レガシィ アウトバック」が第3のボディタイプとして加わり、米国で1994年に発売されたのです。

 スタイリッシュかつ使い勝手の良いツーリングワゴンのボディをベースに、最低地上高をアップして悪路走破性を向上。

 外観にSUVテイストを感じさせる「クラッディング」を組み合わせるなど、内外装にタフなスタイルを加えたことで、新たな魅力を備えたのが大きな特徴です。

 日本では当初「レガシィ グランドワゴン」を名乗り1995年にデビュー。のちに車名を「レガシィ ランカスター」に変更しています。

 そのイメージを受け継ぎながら世代を重ね、2003年登場の4代目からは日本でも世界共通の“アウトバック”名に統一しています。

 2014年には、これまで長年シリーズの人気をけん引してきたツーリングワゴンが新設された「レヴォーグ」に移行し、6代目レガシィではセダン(レガシィB4)とアウトバックの2シリーズとなりました。

 さらに7代目となる現行型ではセダンが米国生産のみとなり、レガシィを名乗る国内向けモデルはアウトバックだけとなりました。

 それと同時に、アウトバックは国内のスバル車におけるフラッグシップモデルという位置付けに登り詰めたのです。

■フラッグシップモデルに相応しい佇まいを手に入れた現行型アウトバック

 現行型の国内導入が始まったのは2021年10月からです。

 スバルグローバルプラットフォーム(SGP)とフルインナーフレーム構造の組み合わせや、3D高精度地図データと準天頂衛星「みちびき」を利用した高精度GPS情報を利用する高度運転支援機能「アイサイトX」といった同社の最新技術を搭載し、文字通りの新世代モデルへと生まれ変わりました。

 パワートレインは、低回転域から力強いトルクを発生させる1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。8速マニュアルモード付の新型リニアトロニック(CVT)と組み合わせています。

 プラットフォームの刷新などによる車体剛性の最適化で、動的質感と衝突安全性も大幅に向上させました。

 外観デザインは、スピード感あるシルエットと厚みを強調したボディパネル、そしてクラッディングの組み合わせで歴代アウトバックシリーズの伝統を継承するアクティブさとタフさを表現。

 一方でフラッグシップモデルにふさわしく、内装にはより柔らかな感触を持つナッパレザーを用いた本革シートや、高音質なハーマンカードンサウンドシステムなどを備え、オシャレで上質な雰囲気も高めています。

 またメーターパネルに12.3インチフル液晶メーターを採用したほか、センターインフォメーションディスプレイには11.6インチの大型ディスプレイを組み合わせ先進性を高めるとともに、直感的な操作性を実現させました。

 その後もアウトバックは、2022年9月、2023年9月と年次改良を重ね、今も進化を続けています。

 最新モデルでは、新世代アイサイトの搭載に加え、ステレオカメラに加えて広角単眼カメラを搭載した“3眼アイサイト”で、史上最高の安全性を身に着けながら、シャークフィンアンテナにカメラを内蔵したスマートリアビューミラーを全車に標準装備したほか、ナッパレザー装着車にシートベンチレーションや運転席クッション長の調整機構を追加するなど、様々な機能改良を図りました。

 このように、アクティブでタフなSUVの魅力と、フラッグシップモデルらしいオシャレさや上質さを併せ持つアウトバックは、複数の顔を持った欲張りなモデルといえるでしょう。

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みんなのコメント

4件
  • ***********
    旧型に比べてかなりデカくなったのに室内の広さは変わらず、価格が上がったのに2.5LのNAから1.8Lターボに変わり、大らかな走りの質感がなくなった結果、日本では月販500台前後。トップ50にも入れない状況です。ただデカいだけなので、フラッグシップの看板はレヴォーグに譲るべきかと。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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