2021年シーズン、世界選手権デビューイヤーにして現在Moto3クラスのリーダーであるペドロ・アコスタにケビン・シュワンツとジャック・ミラーが絶賛のコメントをし、アドバイスを送った。
2020年にMotoGPへの登竜門とされるレッドブル・ルーキーズカップでチャンピオンに輝き、2021年からは世界選手権Moto3クラスへデビューを果たしたペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)は現在最も注目される若手の選手だ。ルーキーながら活躍をするアコスタにメディアからの注目は高まるばかりである。
Moto3デビュー2ヵ月で3連勝。“未来の王者”と注目集めるペドロ・アコスタは何者なのか?
今年3月にデビュー戦となった開幕のカタールGPでいきなり2位表彰台に立つと、続くレース(第2戦ドーハGP・第3戦ポルトガルGP・第4戦スペインGP)では3連勝を達成。表彰台の一番上を弱冠16歳のライダーが奪い去っていった。アコスタは今シーズン9戦を終えた時点で158ポイントを獲得し、ポイントランキングでは2番手以下に48ポイントの差をつけ首位に立っている。
1993年の500cc世界チャンピオンであるケビン・シュワンツはmotorsport.comのインタビューに対し、以下のように語った。
「デビュー戦で2位になったことは見事だったよ!」
「それにその後彼がしたことは、3連勝をしただけでも信じられないことさ。過去にルーキーで3連勝を達成したライダーはいないとデータで見たよ」
また、アコスタに何か今後のアドバイスはあるかと尋ねるとこう続けた。
「彼が楽しみ続けられるようにしてあげてほしい。勝てば最高に嬉しく、それはこれまでで一番素晴らしいことになる。でも朝起きる度に覚えていてほしいことは、クラッシュをすれば痛みを伴うということだ。そしてまた、100%の力を発揮しなければならない」
「なぜなら、このスポーツの頂点に立つということは、持っている全てのものを出し尽くさなければならないからだ。それは毎週末のトラック上だけでなく、トレーニングや準備をしている時も同じさ」
「だからトップに立つということがどれだけ素晴らしいことかを心に留めておいてほしい。それが身体を整え、トレーニングを続け、毎週末向上するためのモチベーションになるから。勝ちを手にしているが、頂点は難しいものだ。そこに居続けるためには、常に進歩し続けなければならない。なぜなら、それは誰しもがやっていることだから」
Ajoチームではアキ・アヨはチームの代表だけでなく、アコスタのマネージャーも務めている。アヨは若手選手の才能を見つけることに長けていることで知られているが、中でもジャック・ミラー(ドゥカティ)のマネージャーを現在も続けている。
そのため、ミラーとアコスタはよくトレーニングを共にしている。またミラーはアコスタの面倒をみることもあるようだ。
「自分もこのような状況を経験したことがある」
ミラーはこのように述べるも、自身のアドバイスがアコスタを強くしていると思われたくないと言う。
「アコスタのバイクの上での才能は信じられないほど、素晴らしい」
ミラーはこのように称賛する。
「僕は自分の経験からサポートできることをできる限りしているだけだよ。僕がMoto3に乗っていた時は、チャンピオンシップでの戦いでどのように振る舞って良いのか全く分からなかった。そういった意味では、僕は彼にいくつかのヒントを与えている。でも彼は賢いから自分で何をするべきなのかを知っている。僕が言えることは、アキと僕は彼がいてくれてラッキーだってことさ」
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