スバル・ドミンゴ40周年ミーティング
ドミンゴはスバルが1983年から1998年まで販売していたワンボックスワゴン。Kカー・ベースのコンパクトなボディに3列シートの7名乗車という独自のコンセプトで支持を集めたモデルである。
スバル得意の4WDシステム搭載モデルも設定され、1986年6月にはワンボックスカーとしては日本初となるフルタイム4WDを採用。小回りのよさと走破性の高さで、とくに山間部などで使い勝手がよく人気を集めた。欧州や台湾など海外でも販売され、現在も熱心なファンがオーナーズクラブを結成して活動している。
今年はドミンゴのデビュー40周年というアニバーサリーイヤー。それを記念して2023年7月1日(土)に開催されたオーナーたちのミーティングを取材した。会場の吉見総合運動公園(埼玉県比企郡)に集まったのは1st(FA系)・2nd(KJ系)ドミンゴとベースとなったサンバー、そして共通のSOHC直列3気筒エンジンを搭載するジャスティを合わせた14台。他にも元オーナーや、メンテナンス中のためバイクで参加したメンバーの姿もあった。
「KJ系・FA系ドミンゴとサンバーのオーナーが交流できる場がほしくて、2015年にミーティングを主催したのが始まりです。年1回程度のペースで活動しています」と代表の藍澤勝男さんは語る。
この日のミーティングに参加したメンバーは、アウトドアを楽しむファミリーからドミンゴの魅力に惹かれた若い旧車好きまでさまざま。1台1台にオーナーたちのライフスタイルが反映されている。
コンパクトなパッケージングながら車中泊も可能な広い室内空間、トルクフルなエンジン、レジャーユースにも対応する装備など、どんな楽しみ方にも応えてくれるのがドミンゴの魅力だ。
「他に代わるクルマがないので、この先も大切に乗り続けていきたい。メンテナンスやトラブルの対応などの情報交換ができるのでありがたいですね」と、ある参加者は語ってくれた。
2024年は2ndドミンゴの発表30周年を記念してミーティングが開催されるそうなので、関心のある方はぜひ参加して、その魅力の一端に触れてみてほしい。
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