この記事をまとめると
◾️一般道でのACCの使用について、自動車メーカーは禁止としている
目線で車線変更! 意識を失うと自動停車! いまのクルマの運転支援&安全装備はココまで進んでいた
◾️一部のACCの制御は地図データにも基づいており、そのデータがない一般道では使用禁止だ
◾️使える場所に限りはあるが、ACCは安全運転と快適なドライブの強い味方となる
ACCを一般道で使うのってアリ?
前走車との車間を一定に保ってくれながら、クルマ側が加減速を行ってくれるACC。いまや高速道路での長距離移動には欠かせないという人も多いのではないだろうか? このACC、一般道で使用するのはアリなのだろうか? 実際に自動車メーカーに聞いてみた。
一般道での使用はNG!
結論からいえば、ACCやレーダークルーズコントロールを一般道で使用するのはNGだ。アイサイトを始め、国内メーカーのなかでも、運転支援システムのパイオニアといえる存在であるスバルによると、自動車専用道路での使用に限るとのことだ。市街地はもちろんであるが、郊外のバイパスのような定速走行が多い場所でも、自動車専用道路ではないからNGといえる。
また、スバルの場合、より進んだ運転支援システムとしてアイサイトXがあるが、コレも万能というわけではない。アイサイトXはカーブ前の減速制御や料金所での減速制御があるが、これは3D高精度地図データに収録されている道路のみで有効となっている。アイサイトXが装備されているからといって、必ずしもあらゆる場面で適切な減速をしてくれるわけではないことを覚えておくべきだ。
上手く使うことが出来れば疲労度を少なくしてくれるアイテム
いつでもどこでも使えるわけではないACCだが、上手く使うことができれば自動車専用道路や高速道路での長距離移動のときは、かなり役立つ便利アイテムだ。アクセルとブレーキの操作をアシストしてくれるだけでこんなにも疲労度が少なくなるものなのかと、最初は驚かされたのを覚えている。
どんな場所でも絶対サポートしてくれる保証はないが、疲労時の運転ではACCを使うことによって救われたといったこともあるだろう。人間と機械のダブルチェックだからこそより安全に走行できるといえる。事故が減ってきているとはいえ、事故がすべてなくなったわけではない。人間も機械も完璧ではないからこそ、お互いに上手く協力することでより安全性が高まるというわけだ。
運転支援システムの進化は、現在加速的に進んでいる。改良で機能が追加されることだって珍しくないし、フルモデルチェンジで新しい機能が話題となることだって多い。いろいろな機能やシステムがどんどん登場しているが、一番その恩恵を感じられるシステムがACCだと筆者は思う。初めて使用したときは「未来が来た!」と思わせたほどだ。
使用上の注意を守って、上手くこの機能を活用すれば、新たなドライブ体験が得られることだろう。いままでACCを使ったことがない人は、ぜひ自動車専用道路や高速道路で使ってみて欲しい。
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