■発売前から注目集まる新型「軽SUVワゴン」とは
最近はコロナ禍の影響もあり、密を避けられるアウトドアや、車内で寝泊まりできる車中泊がブームとなっています。
こうしたブームは新型車にも影響しており、最近ではアウトドア映えを意識したようなアクティブな軽自動車が登場しています。
今回は、三菱新型「デリカミニ」とダイハツ新型「タント ファンクロス」の2車種を見ていきます。
【画像】ホントに軽!? 存在感スゴい「ゴツ顔・タフ顔」2車種を画像で比べて見る!(61枚)
新型デリカミニは、「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトにした、デリカシリーズの新モデルです。
「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」をデザインテーマとし、エクステリアには特徴のある半円型のLEDポジションランプを内蔵したヘッドライトを採用。凛としながらも親しみやすい表情となっています。
新型デリカミニのイメージカラーには、アウトドアから都会のシーンまで馴染むようなアッシュグリーンメタリックが採用され、アクティブさもありつつ親しみやすいデザインに仕上がっています。
このほか、各所でアウトドア利用も意識されており、インテリアには通気性の良い撥水シート生地を採用。
これにより座面や背もたれ中央部に立体的なエンボス加工を施すことで、蒸れにくく座り心地の良い機能的なシートとなっています。
ラゲッジルームも簡単に拭き取ることができる素材を採用しており、濡れた物や泥のついたアウトドア用品などを積むことも可能です。
また後席スライドドアは、650mmの開口幅を確保するとともに、足元をフラットにし、乗降性能を確保。
加えてハンズフリーオートスライドドアを採用し、たくさんの荷物で両手がふさがっていても、キックセンサーでドアを開閉できます。
さらに新型デリカミニの特徴のひとつには悪路走破性も挙げられるでしょう。
デリカといえば、根強い人気を誇るのが四輪駆動専用のクロスオーバーミニバン「デリカD:5」です。
ミニバンとしての利便性と本格的な4WDシステムを採用した悪路走破性を備える唯一無二の存在として、「デリカ」のイメージを確固たるものにしたといえます。
そんななか今回登場した新型デリカミニは、4WD車に165/60R15サイズの大径タイヤと専用チューニングサスペンションを採用しています。
これらを採用したことで砂利道など悪路であっても安定性と快適性を高めた走りを実現しているといい、「デリカ」の名を引き継いだ悪路走破性が期待できます。
※ ※ ※
三菱が2023年2月2日に発表した「2022年度第3四半期決算」では、予約開始から半月が経過した1月31日時点で約4000台の受注があったことを明らかにしています。
受注台数を見ても、正式発売を前にすでに注目を集めていることが分かります。
なお、正式発売は2023年5月の予定とのことで、今後の登場に期待が集まる一台といえるでしょう。
■ダイハツの「アウトドア軽」はどんなモデル?
一方で、ダイハツからは2022年10月3日に軽スーパーハイトワゴン「タント」のアウトドアモデルとして「タント ファンクロス」が登場しました。
一体どんなモデルなのでしょうか。
タントは2003年に初代が登場。いまでは軽自動車の主流となった「軽スーパーハイトワゴン」という新しいジャンルを初めて確立したモデルです。
そんななか今回登場したタント ファンクロスは、昨今のアウトドアレジャー需要に対応したモデルとなっており、エクステリアは、力強いヘッドライトのほか、フロントグリルやバンパー、シルバー加飾やサイドガーニッシュでSUVチックなタフさを表現。
さらにレジャーシーンで活躍するルーフレールを装備しています。
インテリアは手入れのしやすい撥水加工のフルファブリックシート表皮、防水加工シートバック(後席)が採用され、キャンプや釣りなどで汚れた荷物や道具を積みやすい仕様に。
また、夜間の積み下ろしで役立つラゲージルームランプ(デッキサイド右側・天井)と、利便性の高いUSBソケット(後席右側1口)を標準装備しています。
このほか、タントといえば軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」が大きな特徴のひとつでしょう。
ミラクルオープンドアは、前後のドアにピラーを内蔵することにより、大開口ドアが生まれ、助手席側開口幅は1490mmとなっており、子どもの乗り降りはもちろん、大きな荷物の出し入れもしやすいといえます。
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最近では、軽自動車のジャンルでもアウトドアレジャーに特化し、かつ力強さのあるSUVチックなモデルが数々登場しています。
とはいえ、メーカーの特色を活かした悪路走破性や利便性など特徴はさまざまです。
家族でコンパクトにレジャーを楽しめる軽ワゴンは、今後ますます人気となっていくかもしれません。
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