メルセデス・ベンツは9月5日(現地時間)、ミュンヘンモーターショー「IAA MOBILITY 2021」にて、Gクラスの電気自動車版「コンセプトEQG」を発表した。
その見た目だが、四角いボディに丸形ヘッドライトを採用するなど、どこからどう見てもGクラス。フロントグリルには、メルセデス・ベンツの電気自動車ブランド「EQ」でおなじみのLEDがあしらわれている。のみならず、エンブレムやボディサイドのモールなどにもLEDライトを採用。古典的なオフローダーのプロポーションに先進性も与えている。
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ボディは大胆に2トーン化。ボンネットから上はグロスブラックで、下部はグロスアルミニウムと塗り分けられている。その境目にあるサイドミラーには、丸いLEDのランプが。丸形のヘッドライトとリンクしておもしろい表現だ。
装着されているアルミホイールは22インチでディッシュタイプ。コンセプトカーでよく見られる手法だが、インパクト大だ。
リヤを見てみると、四角いボックスが。これはスペアタイヤではなく、充電ケーブルを収納するための箱のようだ。こちらも縁取るようにLEDライトが配されている。
ルーフに「G」と大きく描かれているのも特徴。電気自動車でありながら、あくまでも「G」クラスであることを強く主張している。
ボディ構造は、現行型Gクラス同様にラダーフレームを採用。またサスペンションも、フロントは独立懸架式、リヤはリジッドと現行型同様。つまり、本物のオフローダーなのだ。
タイヤを駆動させるモーターは4つ。車輪の近くに搭載され、個別に制御可能。また、オフロード用のリダクションギヤ(2速)も採用、EVながらオンロードのみならず、オフロードでの走破性も自慢のようだ。
駆動用バッテリーはラダーフレーム内に内蔵し、低重心化を実現。電気モーターはアクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発揮できるため、大きな牽引力も魅力だと説明している。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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