■コンセプトは「もしも制約なくGT-Rをつくったら…」!?
ドレスアップやチューニングを施したカスタムカーから自動車メーカーのコンセプトカーまで様々なモデルが出展され、世界最大級とも称されるカスタムカーのイベント「東京オートサロン2024」が幕張メッセ(千葉市美浜区)で2024年1月12日から14日まで開催されます。
例年多くのモデルが出展されますが、2020年の東京オートサロンで来場者から大きな注目を集めたのが、日産が出展した特別な「GT-R」、世界限定50台が販売された斬新なスタイルの「Nissan GT-R50 by Italdesign(イタルデザイン)」でした。
【画像】めちゃカッコいい! 日産「斬新GT-R」を画像で見る(30枚以上)
2018年に発表されたNissan GT-R50 by Italdesign(以下、GT-R50)は、GT-Rとイタルデザインそれぞれが50周年を迎えることで生まれたコラボレーションモデル。
ただのコンセプトカーなどではなく、50周年にちなんで世界限定50台で実際に販売されたものです。
近未来的なフォルムとなっていますが、ベースとなったのはR35型のGT-Rニスモとなっており、内外装のデザインは日産のデザイナーが担当し、開発、設計、製造をイタルデザインが手掛けるもの。
見た目だけでなく、中身はニスモが手掛けるGT3マシンのノウハウが投入されており、エンジンにも手が加えられて最高出力720PS、最大トルク780N・mというハイパワーを叩き出します。
それに合わせて駆動系などの強化はもちろん、ダンパーにはビルシュタイン製、ブレーキにはブレンボ製の専用品がおごられ、タイヤサイズはフロントが255、リアが285というサイズの21インチのものが採用されているのです。
外装は一切の制約なしにGT-Rを作ったら、というコンセプトで作られており、前後のデザインが大幅に変更されているだけでなく、なんとルーフを一旦カットし、全高を低めて作り直すという大作業によって理想的なスタイルを実現。
インテリアは形状こそベースのR35GT-Rの面影を残していますが、素材はアルカンターラやカーボンなどの素材をふんだんに使用したものとなっており、エクステリアに負けない存在感を放っています。
■日本での販売割り当てはわずか「10台」!
このGT-R50は、一旦日本国内で組み上げられたGT-Rニスモをイタリアにあるイタルデザインの工房へ運び込み、そこでバラバラに分解されたのちに、イタルデザイン仕様として再度組み上げるという非常に手のかかる行程を経ているといいます。
1台あたり、半年から1年弱の時間をかけて手作業で作られるとのことでした。
それだけにGT-R50の価格は、およそ1億5千万円ととんでもなく高額となっています。
さらにGT-R50では、購入者がカラーや材質など、細かな部分まで日産を通じてイタルデザインとやり取りをして、オンリーワンのオーダーメイド仕様を仕立てることができました。
全く同じ仕様の車両は絶対に作らないといわれているため、プライスレスの価値があるといえそうです。
※ ※ ※
ちなみに日本市場には10台ほどの割り当てがあったようで、2021年1月に銀座のショールーム「日産クロッシング」にテストカーが展示された段階ではまだ注文ができるとのことでしたが、果たして実際に何台のGT-R50が日本にやってきたのでしょうか。
金額が金額だけに、なかなか街中で見かける機会もないとは思いますが、過去に中古車販売の在庫として登場したこともあるため、運が良ければ生でお目にかかるチャンスがあるかもしれませんね。
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どうしても持ち上げる記事にしないとダメなわけ?