2008年モデルを最新式にアップデート
オーナーの拘りが詰まった大人仕様のGT-R
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老舗“ピットロードM”が手がけたR35GT-Rの登場だ。エクステリアは現行のニスモ仕様とされているが、実は前期型に分類される2008年式。MY08プライムエディションベースのユーザーカーだったりする。
コンセプトは『街乗りでの快適性を損なわずに、サーキットまで楽しめる大人のGT-R』。心臓部はHKSのエアクリーナーやブリッツのブローオフバルブで吸気環境を煮詰め、ニスモECMをセットした耐久性重視のファインスペックを作り上げている。出力は600ps/75kgmだ。
合わせてGR6ミッションはピットロードMの強化メニューによってアップグレード。DCTクーラーも装備し、サーキットでの連続周回も楽にこなせるキャパシティを確保している。
マフラーはマインズ謹製のサイレンスVXプロチタンを装備。車検対応ながらも、チューンドGT-Rの高出力を許容するハイスペックモデルだ。
ブレーキはエンドレスのモノブロックシステム(F6ポット+400mmスリット R6ポット+387mm)で600psを受け止める。サスペンションは、電子制御のダンプトロニックにも対応したアラゴスタベースのピットロードMオリジナル(F20kg/mm R16kg/mm)だ。
R35GT-Rのボリュームに負けないホイールは、ボルクレーシングTE37ウルトラトラックエディション(F10J+30 R11J+15)。タイヤにはポテンザRE-71R(F255/40-20 R285/35-20)を組み合わせる。
エクステリアはオーナーが最も拘ったポイントだそうで、フロントバンパーとサイドステップはニスモのデザインに改良を加えたワンオフ仕様。フロントフェンダーはニスモのNアタックフェンダー、リヤバンパーはトップシークレット製と、ミックス仕様でありながらバランス良く仕上げられている。
極めてライトなメニューでありながら、鈴鹿サーキットで2分18秒という好タイムをマークするこのGT-R。市販パーツのみでここまでのスペックを実現しているのは、ピットロードMが有する膨大な量のチューニングノウハウがあるからに他ならない。
●取材協力:ピットロードM 兵庫県姫路市安富町安志912 TEL:0790-66-3359
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