ホンダの東京モーターショー2019出展モデルは、市販されれば大ヒット間違いナシの予感! 新型アフリカツインは、1100にスケールアップされた新エンジンをはじめ、タッチパネル式メーターや最新の電子制御デバイスを採用、クラスをリードする内容でアップデートされた!
アフリカツインらしさを大切にして、正常進化!
2016年に登場するや、たちまち世界中で大ヒット、熱狂をもって迎えられたのがCRF1000Lアフリカツイン。
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このクラスで他メーカーのマシンが大型ツアラー化の道を突き進む中、オフロードでの走破性も重視した、ビッグオフローダーとしての魅力もしっかり備え、いまやアドベンチャークラスの中でも独自の存在となっている。
そんなアフリカツインは2018年モデルでスロットルバイワイヤの導入などで熟成を図り、ビッグタンクを採用したアドベンチャースポーツも追加されてきたが、新型はその「正常進化版」と言うべきモデルだ。
1084ccに排気量をアップ、ゆとりを増したエンジンに新作のシャシーとスイングアームを組み合わせ、車重も5kg軽量化。
さらなるパフォーマンスの向上を図る一方で、電子制御デバイスも大幅アップデート。電子制御サスペンションを採用する「ES」グレードの追加にも注目したいところ。
さらにタッチパネル式の液晶モニターを採用するなど、各部に最新機構が搭載されている。
欧州や北米ではすでに発表されたが、国内市販も大いに期待できそうだ。
RIDING POSITION 身長:176cm 体重:62kg
足着きは大型アドベンチャーとしては抜群に良好で、同クラスのロードスポーツと同等。
膝の曲がりが緩いため下半身に窮屈さがなく、衝撃吸収性のいいシート材質と併せて長時間ライディングでの快適性を確保している。
ホンダ CRF1100L AFRICA TWINの主なスペック(欧州仕様)
全長×全幅×全高 2330×960×1560mm
ホイールベース 1575mm
シート高 850/870mm
最低地上高 250mm
車両重量 238/248(DCT)240(ES)/250(ES DCT)kg
エンジン形式 水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
総排気量 1084cc
ボア×ストローク 92×81.5mm
圧縮比 10.1
最高出力 102PS/7500rpm
最大トルク 10.7kg-m/6250rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 24.8L
レイク角/トレール 27.5度/113mm
変速機形式 6速リターン/DCT
ブレーキ形式 前・後 φ310mmダブルディスク・φ256mmディスク
タイヤサイズ 前・後 90/90-21・150/70R18
スタンダードはよりスパルタンな仕様に!!
アドベンチャースポーツと同時に、欧州と北米ではスタンダードのアフリカツインにも新型が登場。
こちらはオフロードでとことん楽しめるスパルタンな仕様となっていて、前後にライダーが動いた際に邪魔にならないよう、スクリーンはショートタイプを採用し、リアキャリアもオプション扱いとされている。
プロモーションビデオでは砂漠を激走するシーンが展開されているが、その映像の通り、オフロードライディングに重きを置いた仕様とされている。
ボディカラーはレッドとブラックの2色だ。
太田安治のファーストCHECK!
大排気量アドベンチャーモデルは、平均的体格の日本人にとって大きく重い車体と足着きの悪さがネックだが、新型アフリカツインは足着き性が格段に向上し、ウインドプロテクション性能の改善、多機能メーターの採用と併せて実用性が大きく高められている。
ハードライディング指向のヨーロッパ製アドベンチャーに対して、この新型はどんな状況下でもライダーフレンドリーなオールラウンドなキャラクターに進化した印象を受けた。
Detailed Description 詳細説明
欧州仕様のシートは2段階調整式で、工具不要で850/870mmの2種類を選択可能。
国内仕様はもう少し低くなる可能性がある。
アドベンチャースポーツはロングスクリーンが標準装備。
工具不要で、高さを5段階に調節することが可能となっている。
シリンダーヘッドを新作し、バルブタイミングとリフト量も変更、スロットルボディと排気系も新しくなった1084ccエンジンは102PSを発揮。
3段階のウイリーコントロールも追加された。
[ アルバム : 各部ディテールを詳しく見る! はオリジナルサイトでご覧ください ]
文:太田安治、月刊オートバイ編集部
公式サイト
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