年末年始はクルマの出番が増えトラブルも頻発する。前回の年末年始のJAFの出動回数は、なんと5万4000回にもなったという。思わぬトラブルで泣かないために、冬のドライブの注意点を確認しておこう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/JAF、Adobestock(トビラ写真=alexbush@Adobestock)
JAFが11秒に1回も出動してる! 冬のクルマトラブルは命に関わる! 帰省や旅行の前にクルマをチェックだ!
■最大の出動要因はバッテリー上がり!
バッテリー上がりは年間を通して多い高頻度トラブル(画像:JAF)
改めて解説すると、JAFが2022年12月29日~2023年1月4日の間に受けた救援要請は5万3993件に上ったという。およそ11.3秒に1件という割合だ。
これほどまでに冬のドライブはトラブルが多い。そこで楽しいドライブを邪魔されないためにも、冬場に起きがちな愛車の不具合をまとめておきたい。
まずまっさきに考えたいのがバッテリー上がり。JAFの出動理由で常に第1位を占める高頻発アクシデントだ。特に冬場はバッテリーの能力が低下するため、バッテリー上がりが起きやすい。
バッテリーを3~4年以上変えていない、あるいはライトが暗かったり、エンジンの始動性が悪いと感じる人は、一度ガソリンスタンドなどでバッテリー電圧を図ってもらうといいだろう。エンジン停止時に12.5Vを割るようなら要注意だ。
■タイヤの過信は禁物。とくにブラックアイスバーンは要注意
左が濡れた路面、右がブラックアイスバーン。両社は見分けがつきにくい(画像:JAF)
JAFの救援要請は降雪時に増える。これはちょっとした雪を夏タイヤで乗り切ろうとしたり、雪用タイヤの性能を過信した結果生じるものだ。
まず降雪が予想される場所に夏タイヤで出かけるのは自殺行為だ。雪用タイヤに履き替えるかチェーンを携帯すること忘れずに。
さらに雪上ではタイヤのグリップ力が低下することを頭に叩き込もう。JAFが時速40kmからの制動距離をテストしたところ、圧雪路での制動距離は夏タイヤが29.9m、スタッドレスタイヤは17.3m、オールシーズンタイヤが22.7mだった。
いっぽうこれがアイスバーンになると夏タイヤの制動距離は105.4m、スタッドレスタイヤが78.5m、オールシーズンタイヤは101.1mとなる。凍った路面ではオールシーズンタイヤが止まりにくくことは、肝に銘じておきたい。
とりわけ注意したいのが「ブラックアイスバーン」と呼ばれる路面。これはアスファルトの黒さが透けるように凍結した路面のことで、ただの濡れた路面と見分けがつきにくい。
比較的交通量の多い極寒の市街地やバイパスなどに多発するのだが、歩くことも困難なほどの低ミュー路なので慎重に走行したい。
最近カー用品店などで布製チェーンが売られているが、こちらも一定の効果があるとJAFが評価している。クルマがスタックしたときなどにために用意しておくのも効果がありそうだ。
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■立ち往生したらマフラー周辺の除雪を!
立ち往生したらドアとマフラー周辺を定期的に除雪すべし(FRANK@Adobestock)
JAFでは、大雪などによってクルマが立ち往生した際のシミュレーションも行っている。
極寒の中クルマが立ち往生したら防寒のためエンジンをかけておくが、気を付けたいのがCO(一酸化炭素)の増加だ。クルマのマフラー周辺が降雪でふさがれると、排気ガスが車内に還流してしまうことがあるのだ(電気自動車はこの心配がない)。
JAFのテストでは、マフラー付近を雪でふさがれてしまうと20分ほどで車内のCO濃度が1000ppm(検知器の上限)に達し、そのまま3時間ほど経つと死に至る危険性があることが分かった。
いっぽう定期的にマフラー周辺を除雪した場合は車内のCO濃度は低いまま。また窓を5cm程度開けただけでも、COの濃度が抑えられることが明らかになっている。
万一雪の中で立ち往生した際は、出入りするためのドア回り(これは電気自動車でも重要)とマフラー周辺の除雪を忘れずに行おう。 年末年始は家族や友人と朗らかに過ごしたい。リスクは事前に把握して安全なドライブを!
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みんなのコメント
後は牽引ロープ。これが無いと話にならない。
深みにハマって動けない時、助けようとしてくれる人が現れても手に負えない。