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ローダウンが似合いすぎ!噂のCR-Vハイブリッドレーサーは、「SUVの皮をかぶったインディカー」だった

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ローダウンが似合いすぎ!噂のCR-Vハイブリッドレーサーは、「SUVの皮をかぶったインディカー」だった

2023年2月28日(現地時間)、アメリカのホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)はかねてよりアナウンスされていた「ホンダCR-Vハイブリッドレーサー」を公開した。このモデルは2月20日に「最高出力800馬力のモンスター」として登場が予告されていた謎のレース車両で、「いったいこのクルマはなんなのか」「どのレースに参戦するのか」など憶測が飛び交っていた。

2024年からインディカーで使用されるパワーユニットを搭載
「ホンダCR-Vハイブリッドレーサー」は、2022年7月に北米市場でデビューした6代目CR-Vをベースにした、コンセプトモデル。2024年から採用されるインディカー用のハイブリッドドライブトレーン、レーシングサスペンション、ファイアストンのハイパフォーマンスタイヤなどの機構を盛り込んで、実験的に開発された。

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発案・設計はHPDとアメリカ・ホンダ、ホンダ・オブ・アメリカ・レーシングチーム(HART)によって製造されている。

パワーユニットは、インディカー用の2.2L V6ツインターボエンジンにスケルトン社製スーパーキャパシタ、エンペル製MGUを組み合わせたハイブリッド。トランスミッションはXトラック製6速シーケンシャルで、規定にあわせてシェル製の100%再生可能燃料を使用する。このパワーユニットは2024年にNTTインディカーシリーズで正式にデビューするものだ。

CR-Vハイブリッドレーサーは、インディカー同様、このパワーユニットをミッドに搭載。フロントのブレーキ、サスペンションはアキュラNSX GT3エボ22から、リアサスペンションはインディカーから流用。ファイアストン・ファイアホーク・インディ500ウルトラハイパフォーマンスタイヤを履く。

電動化、ハイブリッド技術、再生可能燃料の実践的な実験室
ボディはCR-Vのアッパーボディをそのまま使用(フロントガラスやウインドウ、ルーフは市販車のスチールボディをま使用)しながら、骨格はカーボンコンポジットとクロモリスチールチューブで強化されている。

アメリカホンダとアキュラの北米レーシング部門であるホンダ・パフォーマンス・デベロップメントの社長兼テクニカルディレクターであるデビッド・ソルターズは「CR-V ハイブリッドレーサーは、電動化、ハイブリッド技術、100%再生可能燃料の実践的な実験室です。ホンダの電動パワートレーンから得られる楽しさとパワーを紹介し、HPD、ホンダの乗用車、NTT インディカーシリーズのつながりを強化するでしょう」とコメントしている。

CR-Vハイブリッド レーサーは、3月3日~5日にフロリダ州セントピーターズバーグで開催されるNTTインディカーシリーズの開幕戦「ファイアストーングランプリ」で初公開され、その後、ロングビーチの「アキュラグランプリ」(4月14日~16日)、ミッドオハイオの「ホンダインディ200 」(6月30日~7月2日)など、複数のインディカーイベントで公開される。

ホンダ CR-V ハイブリッド レーサー主要諸元
●エンジン:V型6気筒ツインターボ
●総排気量:2.2L
●ターボチャージャー:ボルグワーナー EFR7163
●エンジンコントロール ユニット:McLaren Applied Technologies Tag 400i
●燃料:Shell 100%再生可能燃料
●モータージェネレーターユニット(MGU):Empel(エンペル)製
●スーパーキャパシタ:Skeleton(スケルトン)製
●駆動方式:MR
●トランスミッション:XTRAC(Xトラック) 6速シーケンシャル
●フロントサスペンション:Acura NSX GT-3 Evo22用
●リアサスペンション:ダラーラ IR-18 インディカー用
●フロント ブレーキ:Brembo 380mm(Acura NSX GT-3 Evo22用)
●リア ブレーキ:Brembo 355mm(カスタム)
●タイヤサイズ:前285/35R20、後305/35R20
●ホイール:前20×10.5、後20×11



[ アルバム : ホンダ CR-V ハイブリッド レーサー はオリジナルサイトでご覧ください ]

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