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【2024年版】スズキ スペーシアVSホンダ N-BOXを徹底比較

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【2024年版】スズキ スペーシアVSホンダ N-BOXを徹底比較

中古車購入チェックポイント [2024.06.29 UP]


【2024年版】スズキ スペーシアVSホンダ N-BOXを徹底比較
スズキから販売されるスペーシアとホンダから販売されるN-BOXは、いずれも室内空間が広い人気の軽自動車です。単身者からファミリー層まで幅広く愛されており、販売台数も非常に多い2台です。

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しかし、人気の2車種だからこそ「自分にはどちらが適しているのだろう」と悩むこともあるでしょう。そこで今回は人気の2車種について、価格やグレード、走行性能など様々な観点から比較します。


スズキ スペーシアのプロフィール
スズキのスペーシアは広々とした室内空間と多彩なボディカラーが魅力的な車です。

モーターで低燃費をアシストできるマイルドハイブリッドを標準装備しており、燃費性能の高さも多くのユーザーから選ばれるポイントです。実際に現行モデルでは軽ハイトワゴンにおいてナンバーワンの低燃費を誇ります。

比較的お求めやすい価格とグレードの選択肢が年齢や世代を問わず選ばれる理由です。


先代モデルとの比較
2013年から販売されるスペーシアはパレットの流れをくんだ軽自動車です。初代は競合が多い軽ハイトワゴン市場の中で、より広さと低燃費を重視し開発されました。当時、注目が集まっていた環境への配慮を意識した「スズキグリーンテクノロジー」を採用した新たなパワートレインは低燃費を実現しています。

2017年からは2代目スペーシアが販売開始されます。2代目ではフロントグリルのデザインが変化し、ヘッドランプもLED化されています。また、この代よりマイルドハイブリッド車が登場したのも見逃せません。

2023年には現行モデルの3代目が登場します。先代を継承しながらも、安全性能が高まっており、単眼カメラとミリ波レーダー、超音波センサーを併用し、歩行者や周辺物の検知認識精度が高まっています。


ホンダ N-BOXのプロフィール
ホンダから販売されるN-BOXは、室内空間の広さが特徴的な車種です。

2023年までは9年連続で軽自動車の国内販売台数首位を獲得していた高い人気を誇ります。幅広いユーザーになじむボディデザインや豊富なグレード、カラーラインナップが多くのドライバーを魅了します。

軽自動車としては価格が高めに設定されているものの、コンパクトカーに匹敵する居住空間の充実は見逃せないポイントです。


先代モデルとの比較
初代N-BOXは2011年から販売されたモデルです。初代は現在と比較してエクステリア、インテリアともシンプルな印象が目立ちます。当時、ホンダは軽自動車のラインナップが他と比較して少ないという悩みを抱えていました。そこで誕生したのが、今では人気軽自動車ナンバーワンを誇るN-BOXでした。

2017年からは2代目が販売開始されます。2代目では初めて「Honda SENSING」が搭載され、安全性能が高まっています。

2023年には3代目のN-BOXが販売開始されます。室内空間がより広々とし、安全性能も先代と比較して高まっています。ホンダの軽自動車初の近距離衝突軽減ブレーキや急アクセル抑制機能、パーキングセンサーシステムなどにより、ドライバーが安全運転しやすい車になっています。

また、ファミリーで使いやすい車の工夫はインテリアのいたるところに見られ、ミニカーの車輪がぴったりはまり、子どもが遊ぶことができる溝をスピーカー部に作ってある点も特徴的です。


グレードと価格の比較
ここではスペーシアとN-BOXのグレード展開と価格を紹介します。

スペーシアのグレードメーカー希望小売価格HYBRID G(2WD)1,530,100円(税込)HYBRID G(4WD)1,656,600円(税込)HYBRID X(2WD)1,705,000円(税込)HYBRID X(4WD)1,824,900円(税込)スペーシアカスタムのグレードメーカー希望小売価格HYBRID GS(2WD)1,801,800円(税込)HYBRID GS(4WD)1,925,000円(税込)HYBRID XS(2WD)1,995,400円(税込)HYBRID XS(4WD)2,115,300円(税込)HYBRID XS TURBO(2WD)2,073,500円(税込)HYBRID XS TURBO(4WD)2,193,400円(税込)N-BOXのグレード
(ガソリン車)メーカー希望小売価格N-BOX(FF)1,648,900円(税込)N-BOX(4WD)1,782,000円(税込)N-BOXファッションスタイル(FF)1,747,900円(税込)N-BOXファッションスタイル(4WD)1,881,000円(税込)N-BOXスロープ(FF)1,844,000円(税込)N-BOXスロープ(4WD)1,965,000円(税込)N-BOX CUSTOM(FF)1,849,100円(税込)N-BOX CUSTOM(4WD)1,982,200円(税込)N-BOX CUSTOMターボ(FF)2,049,300円(税込)N-BOX CUSTOMターボ(4WD)2,182,400円(税込)N-BOX CUSTOMコーディネートスタイル(モノトーン)(FF)2,059,200円(税込)N-BOX CUSTOMコーディネートスタイル(モノトーン)(4WD)2,192,300円(税込)N-BOX CUSTOMスロープ(FF)2,067,000円(税込)N-BOX CUSTOMスロープ(4WD)2,188,000円(税込)N-BOX CUSTOMコーディネートスタイル(2トーン)(FF)2,119,700円(税込)N-BOX CUSTOMコーディネートスタイル(2トーン)(4WD)2,252,800円(税込)N-BOX CUSTOMターボコーディネートスタイル(モノトーン)(FF)2,169,200円(税込)N-BOX CUSTOMターボコーディネートスタイル(モノトーン)(4WD)2,302,300円(税込)N-BOX CUSTOMターボコーディネートスタイル(2トーン)(FF)2,229,700円(税込)N-BOX CUSTOMターボコーディネートスタイル(2トーン)(4WD)2,362,800円(税込)価格で比較すると、2車種に大きな差は見られないでしょう。

より購入費用を抑えたい場合は中古車の購入も検討しましょう。中古車であれば状態の良い車を新車よりも安く購入可能です。


外観とボディサイズの比較
ここではスペーシアとN-BOXのボディサイズを比較します。具体的なサイズは下記の通りです。

スペーシア全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mmN-BOX全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,790~1,815mm両車種においては高さのみ若干違いが見られます。N-BOXの方がやや高さがあるでしょう。

なお、車を購入する際は車高に注意が必要です。軽自動車であればあまり心配いりませんが、商業施設の駐車場によっては高さ制限に引っかかる可能性があります。機械式駐車場の場合、1.55mや1.75mなど低く制限が設けられているところもあるため注意が必要です。


室内の広さを比較
ここではスペーシアとN-BOXの居住空間を比較します。具体的な数値は下記の通りです。

スペーシア室内長2,170mm×室内幅1,345mm×室内高1,415mmN-BOX室内長1,830~2,125mm×室内幅1,350mm×室内高1,400m室内においてはスペーシアの方が広く確保されています。ボディサイズではN-BOXの方が高さがあったにも関わらず、スペーシアは室内における高さが広く確保されています。

車の居住空間を重視する場合は、ディーラーや中古車販売店で実際に確認することがおすすめです。購入前のミスマッチを減らしましょう。


燃費性能の比較
ここではスペーシアとN-BOXの各グレードごとの燃費(国土交通量審査値)を比較していきます。

スペーシアのグレード
(ハイブリッド車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードX(2WD)23.9km/L22.4km/L25.2km/L23.7km/LX(4WD)22.4km/L21.4km/L23.1km/L22.4km/LG(2WD)25.1km/L23.1km/L26.5km/L25.2km/LG(4WD)22.4km/L21.4km/L23.1km/L22.4km/Lスペーシアカスタム
(ハイブリッド車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードXSターボ(2WD)21.9km/L19.3km/L23.8km/L22.0km/LXSターボ(4WD)19.8km/L17.5km/L21.0km/L20.2km/LXS(2WD)23.9km/L22.4km/L25.2km/L23.7km/LXS(4WD)22.4km/L21.4km/L23.1km/L22.4km/LGS(2WD)23.9km/L22.4km/L25.2km/L23.7km/LGS(4WD)22.4km/L21.4km/L23.1km/L22.4km/LN-BOXのグレードWLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードN-BOX(FF)21.6km/L18.8km/L23.4km/L21.8km/LN-BOX(4WD)19.4km/L17.2km/L20.6km/L19.7km/LN-BOXスロープ(FF)21.1km/L18.5km/L22.7km/L21.3km/LN-BOXスロープ(4WD)19.1km/L16.9km/L20.2km/L19.4km/LN-BOX CUSTOM(FF)21.5km/L18.8km/L23.3km/L21.7km/LN-BOX CUSTOM(4WD)19.4km/L17.2km/L20.6km/L19.7km/LN-BOX CUSTOMターボ(FF)20.3km/L17.1km/L22.2km/L20.9km/LN-BOX CUSTOMターボ(4WD)18.4km/L15.6km/L19.8km/L19.0km/LN-BOX CUSTOMスロープ(FF)21.1km/L18.5km/L22.8km/L21.3km/LN-BOX CUSTOMスロープ(4WD)19.0km/L16.8km/L20.1km/L19.4km/L燃費性能で比較するとスペーシアの方がやや高い傾向があります。スペーシアはハイブリッド車であることから、ランニングコストを意識する方におすすめです。


動力性能の比較
こちらではスペーシアとN-BOXの動力性能を見ていきましょう。両車種のスペックは下記の通りです。

スペーシアのグレードエンジン種類総排気量最大出力ハイブリッド車直列3気筒0.657L36kW(49PS)/6,500r.p.mハイブリッドターボ車直列3気筒0.658L47kW(64PS)/6,000r.p.m
N-BOXのグレードエンジン種類総排気量最大出力ターボを除くガソリン車全グレード3気筒0.658L43kW(58PS)/7,300r.p.mN-BOXCUSTOMターボ3気筒0.658L47kW(64PS)/6,000r.p.m両車種ともターボ車の展開があり、それぞれ出力に大きな違いが見られないでしょう。軽自動車ながら力強い走りを求める方には、ターボモデルがおすすめです。


タイヤサイズの比較
ここではスペーシアとN-BOXのタイヤサイズを紹介します。

スペーシア165/55R15(ターボ車/HYBRID XS)
155/65R14(他グレード)N-BOX155/65R14(ターボを除く全グレード)
165/55R15(N-BOXCUSTOMターボ)タイヤサイズにおいては両車種ともターボ車でインチ数がアップしています。しかし、いずれも14インチないしは15インチと小さめのタイヤのため、ランニングコストはあまり気にしなくても良いでしょう。


安全装備の比較
ここではスペーシアとN-BOXの安全性能を比較します。

スペーシアにはスズキの予防安全技術である「スズキセーフティサポート」が搭載されています。この装備ではミリ波レーダーや単眼カメラ、超音波センサーを使ってドライバーが不安を抱えるシーンでさりげないサポートを行います。

また、スズキの車そのものも安全を意識した作りになっており、視界が広い内装、操作しやすいインターフェースが特徴的です。

N-BOXにはホンダ独自の安全運転支援技術である「Honda SENSING」が搭載されています。衝突軽減ブレーキや先行車発進お知らせ機能、歩行者事故低減ステアリングなど、運転時のもしもを防ぐ機能が多く搭載されています。

いずれも安全性が高い車といえるでしょう。


ラゲッジスペースの比較
ここではスペーシアとN-BOXのラゲッジスペースを比較します。両車種のサイズは下記の通りです。

スペーシア奥行1,375mm×幅1,265mm×高さ1,115mm
荷室容量:約-LN-BOX奥行1,535mm×幅1,120mm×高さ1,205mm
荷室容量:-L両車種とも荷室容量の詳細は見られませんが、寸法ではN-BOXの方が広く確保されていることがわかります。子育て世代でベビーカーや大きめの荷物を積む際に重宝するでしょう。

なお、ラゲッジスペースにおいても現地でシートアレンジなどを試してみて、確認することがおすすめです。


おすすめグレードの選び方
ここからはスペーシアとN-BOXについて、価格や走り、装備など様々な観点からおすすめのグレードを紹介します。

車を購入する際は、車種選びだけでなく、自分が気になるポイントをチェックして、ぴったりのグレード選びも欠かせません。


価格重視
価格重視で車を選ぶなら、スペーシアはHYBRID G(2WD)の1,530,100円(税込)がおすすめです。一方、N-BOXはFF車で1,648,900円(税込)のスタンダードグレードが良いでしょう。

いずれも一番下のグレードではあるものの、普段利用する際に不自由は感じません。

なお、より価格を抑えたい場合は中古車市場のチェックも合わせて行いましょう。いずれも人気車種のため流通量が多く、選べる選択肢が多いでしょう。


走り重視
走り重視で選ぶ場合、スペーシアもN-BOXもターボグレードがおすすめです。

スペーシアは「HYBRID XS TURBO」、N-BOXは「N-BOX CUSTOMターボ」が良いでしょう。

軽自動車の場合、走りに物足りなさを感じる方も見られますが、両車種ともターボモデルは坂道での利便性、心地よい加速感や力強い走りが楽しめます。


装備重視
装備重視の場合、スペーシアはカスタムの「HYBRID XS」がおすすめです。こちらのモデルにはUSB電源ソケットや電動格納式リモコンミラー、メッキ加飾付きのフルオートエアコンなど、ワンランクアップできる装備が備わっています。

N-BOXにおいては、カスタムシリーズがおすすめです。インテリアイルミネーションやドアライングアームレストで、ラグジュアリーな印象を与えられます。


※本記事は、2024年4月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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みんなのコメント

25件
  • sab********
    とにかく乗り心地を最優先する⇒N box
    装備、燃費、コスパを重視する⇒スペーシア

    ↑現行モデルになってからの違いは、大きく分ければこうなります。
  • ********
    こうして改めてNボの内装見ると酷い改悪だな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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