■いすゞ初となる量産EVトラック登場!
2023年3月7日、いすゞは小型トラック「エルフ」と中型トラック「フォワード」をフルモデルチェンジしました。
なかでもいすゞとして初の量産バッテリーEVとなる新型「エルフ EV」を市場投入することを合わせて発表しました。
近年、地球温暖化への対応やドライバーの労働環境改善、交通事故死者ゼロの実現に加えて、事業としてのDX(デジタルトランスフォーメーション)化など、社会やビジネスが直面する課題は複雑化しています。
そのなかでいすゞは、世界中のユーザーの利便性を損なうことなく、物流業界において重要な前述の課題に対応するために「選べる自由、それが『運ぶ』の未来」というテーマを掲げて車両開発を進めてきたといいます。
今回、新型エルフのフルモデルチェンジでは、トラックを使う楽しさが感じられるデザイン/ドライバー目線で開発したホスピタリティ/CO2削減を目指したエコノミー/交通事故死者ゼロやドライバーサポートを図るセーフティ/運行情報などユーザーが抱える課題を解決するコネクテッドというのポイントを中心に進化。
さらにいすゞとして初の量産バッテリーEVとなる新型「エルフ EV」を市場投入することで、商用BEVを社会実装することでカーボンニュートラル社会の実現に取り組むようです。
なおエルフ EVでは、標準キャブ(バッテリー2パック/40kWh)、ハイキャブ(バッテリー3パック/60kWh)、ワイドキャブ(バッテリー4パック/100kWh)をラインナップ。
さらに操作系やレイアウトを従来のディーゼル車と限りなく共通化することで、ユーザーの利便性を損なうことなくBEVを導入することが可能だといいます。
一方の新型フォワードは、高度化・複雑化する物流業界の課題に対応するために、内外装の全面刷新に加えて、各種快適装備・安全運転支援機能の拡充を行い、2023年夏頃の発売を予定しています。
今回の発表に関して、いすゞは次のように述べています。
「世界各国ではエネルギーインフラや道路事情、規制などが異なり、お客さまによって商用車の使用用途、積荷も異なり、お客さまの数だけ商用車のニーズがあります。
いすゞは、お客さまひとりひとりのニーズに合わせて利便性を損なうことなく、また選択肢を狭めることなくフルラインナップで『選べる自由』を提供していきます」
※ ※ ※
またいすゞは新型エルフ EVの市場投入に合わせて、商用BEVの導入サポートや課題解決、CO2排出量削減効果の定量化、さらに脱炭素化の提案などカーボンニュートラル実現に向けたトータルソリューションプログラム「EVision」を3月7日より開始することも発表しました。
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